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いわゆる“日銀砲”は何故有効に働いたか?

2004年の日本政府が行った為替介入、いわゆる“日銀砲”により、アメリカのハゲタカファンドが2000社倒産したという話を聞いたことがあります。しかし、ポンド危機やアジア通貨危機と違い、日本の為替介入は何故有効に働いたのか不思議に思っています。 ポンド危機は、自国の通貨(ポンド)の価値を高めたい、即ち、ポンド高にしたいイギリスに対して、ハゲタカファンドがポンドをたたき売った為、公定歩合の引き上げが起因して、通貨の信頼が失われたと言うことと思います。 ↓ ・質問(1) 実は、この時点でポンド危機の発生原因を理解出来てないのですが、ポンドをたたき売った後、公定歩合の引き上げが起因して、どの様にしてハゲタカファンドが利益を得たのでしょうか。 ポンド危機やアジア通貨危機との違いは、日本が自国の通貨を高めたい国ではなく低くしたい国であったということがあると思います。 日本は、輸出の為、自国の通貨(円)の価値を低くしたい、即ち、円安にしたい日本に対して、ハゲタカファンドが日本円を購入しまくった為、急速な円高が進んだと思います。 ↓ ・質問(2) 仮に日本の為替介入が弱かった、またはなかったと仮定したとき、ハゲタカファンドは、日本円を買いまくることでどの様に利益を得るつもりだったのでしょうか。 今回、個人的に調査していたのですが、理解しているつもりで経済や為替のことをちっとも理解してないことが分かりました。 ポンド危機や日銀砲に詳しい方、よろしければご回答お願い致します。

質問者が選んだベストアンサー

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  • jinma13
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回答No.3

(1)ポンド通貨危機 英国がERMの参加によって実経済よりもポンドが高止まりしている点に ヘッジファンドが目を付けた。 ヘッジファンドがポンドの空売りを開始。 英政府が外貨準備金でポンド買い応戦。 ヘッジファンドの空売りが激しさを増す。 英政府が一日に二度の公定歩合引き上げで、ポンド買いを促す。 ヘッジファンドの空売りの激しさが続く。 ERMの変動幅を越えERM脱退。 ポンド大暴落。 ポンドを売り浴びせたヘッジファンドは、安くなったところで買い戻し 10億ドルー20億ドルの利益を上げた。

Zawaja
質問者

お礼

遅くなりましたが、回答ありがとうございました。 公定歩合を引き上げたことが起因してというより、ERMの変動幅を超えてしまったことが大暴落の原因だったのですね。

その他の回答 (2)

  • jinma13
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回答No.2

(2)ドル円 イラク情勢などの影響により投機筋は大幅な円高になると見込んでいた。このため投資ファンドは世界中から巨額の資金を集めて円買いを進め、1ドル117円前後で安定していた円相場は105円台に迫るまで跳ね上がっており、すぐに100円を切るとの観測もされていた。これに対抗するため、日銀は1日1兆円規模の円売り介入を継続的に実施し、結果投資ファンドは利益を上げることができず、目的を果たさないまま手仕舞いされ事態は収束した。 (wikiより) 日銀はこの時、30日間に渡って、計30兆円分の外貨準備金で円売りの応戦した。 ドル円相場を1円動かすのに、役1兆円必要といわれている。 為替介入が弱かった・またはなかった時は、あらゆるストップロスを巻き込んで 80-90円台になっていたかもしれない。

回答No.1

手元に1ドルあったとして 1ドル140円の時に円に交換し 1ドル70円の時にドルに交換しなおせば 手元のお金が2ドルになります (実際には振り替え手数料などがかかりますが・・・・)。 これが利益です。 株や為替には損失を限定させるためロスカットという仕組みがあって、 例えば1ドル100円を割ると下落が底なしになりそうだから、そうなったらたとえ損でも手持ちのドルを円に買い戻そうと考え、予め注文を出しておくのですが、 仮に100円を割ったらロスカットだと考える投資家、銀行、企業などがたくさんいた場合、100円を割った瞬間に大量にドルが売られ、同時に大量に円が買われるため、更に円高が進んでしまいます。 04年の時は100円のすぐ下にものすごい数のストップオーダーが並んでおり仮に100円を割りこんでしまったら5円や6円の下落では済まないと言われていました。 ですから円買いで儲けたかったファンド勢はなんとしてもドル円レートを100割れさせて円売りしているプレイヤーのストップオーダーを成立(ストップハンティング)させたくて円を買いまくっていたのです。

Zawaja
質問者

お礼

ロスカットによる売却を防ぐために日銀が介入する必要があったのですね。 回答ありがとうございました。

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