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民族について
民族が想像される過程を詳しく教えてください。 どの民族かは問いませんが、なるべくメジャーなので お願いします。
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中国の民族は想像されたものであるという論文を制作中です。以下はそのかいつまんだものです。 『中国の民族理論からすれば中国における「民族」という概念は流動的なもので、民族間を分ける境界は文化的、政治的、或いは論理的にも説明がつかないという場合さえある。中国の場合民族とは民族識別工作を通じて上から創られてきたものである。統治が及ばなかった辺境の原住民を中華人民共和国の「人民」として統合していく為に、彼らに帰属意識を植え付けるために、1950年代初めから精力的に進められた民族調査・識別工作、言語創造工作は上からの国民形成であり、中国という国家体制を構築させて行く過程において欠くことのできないものであった』。 バスク人については「外国語」のところでバスク人の言語に関して、質問が載っていましたよ。また司馬遼太郎さんの『街道をゆく』に興味深い記述を読んだ気がします。
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- usagi21
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なるべくメジャーな民族ということですが…… まず、民族という定義ですが (1)ナショナリズム(国民国家への志向)の主体としての国民 (2)国民国家内のエスニシティ (3)国民国家以前の部族 という3種類があります。 このうちの一体どれのことを聞かれているのか判りませんが…… ですが国民国家を中心にして考えてみてはいかがでしょうか?? 厳密には日本民族はいません。 ですが、日本民族として定義されるということがどういった人々の思惑が絡んでいるのか考えてみると・・・ 近代にはいり、出てきたものであり、日本=すばらしい という考えが元になってできたものと考えられる。 また外国人には日本のよさがわからない(四季のある日本人の気持ちは日本人にしか分からない)という気持ちが交差しているように思います。 また、その日本国内でも北海道に行けばアイヌの人々がいる…… このアイヌの人々は、日本に迫害を受けるにあたって、自分たちがアイヌであることを自覚した。→つまり迫害が民族を作る。 アイヌだけでなく、在日2世・3世の韓国人や中国人などが日本人と同じ容姿をしているにもかかわらず、迫害され、民族としての自覚を持つ。またそういって迫害することにより日本人もまた民族としての自覚を持つ。 こういった迫害をするもの、されるものの意識が民族という垣根を作っているのではないかと思います。
せっかく補足していただきましたが私には専門外で一般概論以上のことは申し上げられません。バスクやクルドはよく知られた民族で参考資料も多い(図書館やウエブサイト上で)と思いますので調べ易いと思います。そもそも日本民族も想像の範疇に入るのではないかと思いますよ(隼人、熊襲、蝦夷、アイヌなどが歴史的にどのように日本民族に組み込まれていったか調べるのも面白いと思います。
お礼
何度もお答えありがとうございます。ぜひ自分でも詳しく調べたいと思います。
現在国連に殆んどの国が参加し残るのはバチカン市国ぐらいになっていますが、総数でも190カ国位です。一方世界には少数民族と呼ばれる集団が3,000をくだらないといわれます(学者によって異なる) 民族の定義は複雑ですが簡単に言えば同じ文化をもつ人間集団といえるでしょう。 よく言われるように(真偽は別として)ひとつの民族、ひとつの文化、一つの言葉 の日本人にはこの民族を理解するのが簡単ではありません。ひとつの民族であるためには、言葉、居住地域又は国、国民等が違っても問題ありません。日本に長く住み、日本国籍を持ち、日本語を話して日本式の生活をしていても、民族集団としては日本人とは限りません。本人がxxx民族だと自覚していればxxx民族となるわけです。このように民族を確認するための基準はその民族だけが感じる基準があり、外部の者が居住地、言語、外見などから決めるのは間違う可能性があります。 よく例に出されるのがユダヤ人とはユダヤ教を信じる人びとだということです。ここでは人種も無視されています。 質問の意味がよく分からないまま想像で回答しましたが、違っていたら補足下さい。
補足
回答ありがとうございます。 補足なんですが、民族が想像される理論や過程は分かるんですが、 その具体例を示してほしいです。例えば、バスク人が歴史上どのように 周囲の人間に認識(想像)されてきたかとかそういうことです。 分かりにくくてすいません。ちなみにもう民族のネームバリューには こだわりません。
お礼
返信遅れて申し訳ありません。詳しい回答ほんとに感謝します。