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「選釈」という言葉について
「選釈」という言葉のついた表題の本があります。たとえば「詩篇選釈」。この場合、旧約聖書の詩篇150篇の中から「選」んで解「釈」したという意味と想像できますが、中味は読んでいないのでわかりません。その他、古い日本文学の本の題に「選釈」または「撰釈」という言葉のついたものが見られます。しかし国語辞典とか広辞苑には出ていないのです。造語なのでしょうが、けっこう古くから本の題に使われているようなのに辞典に出ていないというのはどうしてでしょうか?どうしてこの言葉は辞典に無いのでしょうか?そして、この言葉が本の題になっている場合、その意味は上記のように編集された多くの言葉の中から著者が選んで解釈したものということでよいのでしょうか?できれば文学専門のかたに答えて頂きたいのです。
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「選釈」と言うのは見たことがありません。 最近の本で氾濫している「大百科」と言うのも辞書には無いようです。 「大・百科」なんでしょね。形容詞。 選釈も「選・釈」と分けて読めばいいのでしょう。 書名や新聞の見出しは極端に縮めることが多いようですから。
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- Samantabha
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確かに「選釈」という語は辞書類には載っていないようですね。 でもすべての言葉が辞書に載っているとは限りませんから、特段不思議はないと思います。おっしゃるように字面から「選び解釈した」という意味で通じますし。 ちなみに、「詩篇選釈」で検索しましたら、以下のサイトがヒットしました。この「内容情報」によれば、やはり、「選んで(よりわけて)解釈した」の意味で使われているようです。 ↓ http://www.honya-town.co.jp/hst/HTdispatch?nips_cd=9980621796 あと、日本の古典文学のタイトル中に「選釈」「撰釈」という言葉が見られるということですが、それは、「選択」「撰択」じゃないでしょうか。 検索では、日本の古典文学を「選釈」したものはたくさんヒットしましたが、古典文学そのもののタイトルに「選釈」が付いているものは、さらっと見たところでは見つかりませんでした(しっかり見れば出てくるのかもしれませんが)。