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否定疑問と肯定疑問でニュアンスの違いは?
否定疑問と肯定疑問でニュアンスの違いはありますか? 例としまして、 1. Wouldn't you like some coffee? 2. Would you like some coffee? これらは、日本語では 1. コーヒーをお飲みになりませんか? 2. コーヒーをお飲みになりますか? になると思いますが、両者にはニュアンスの違いは無いと思います。 英語では、何かニュアンスの違いがあるのでしょうか? かねてより疑問に思っていました。ご教示よろしくお願いします。
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こんにちは。 1.Wouldn't you like some coffee? 2.Would you like some coffee? 1. そもそもこれ、どんな状況で Wouldn't you like some coffee? と聞くかなとずっと考えていました。よく考えてみると、ご質問の状況、すなわち誰かゲストにコーヒーを勧める時には、こうは言いませんよね? もちろん、Would you like some coffee? とは聞きます。しかし特殊な状況、例えば数人のグループでコーヒーをすすっている時、何故か一人だけ飲んでいない人に対して同じメンバーの人が、Wouldn't you like some coffee? と聞くとかいうシチュエーションでない限り、こうは言わないような気がします。或いは、一度 Would you like some coffee? と聞かれて、No, thank you. と一旦拝辞したのに、また確認の意味で Wouldn't you like some coffee? と聞かれるようなことは考えられますよね。これもかなり特殊なケースですが。 同じように、ものを頼む時: ・Could you take this to the post office? 、、、とは言いますが: ・Couldn't you take this to the post office? 、、、とは言いません。 2. では、否定疑問文というのは使わないかというと、そんなことはなくて: ・"Wouldn't you like to win a dream vacation in Hawaii?!" 、、、というアナウンスや宣伝があってもちっともおかしくないですよね。 つまり、否定疑問形にて Wouldn't you ~?、Couldn't you ~? という聞き方ができるか否かというのは、「状況によりけり」なんだと思えます。例えばこんな会話の場合には、Wouldn't you ~?でしょうね: A: I think I will apply to Oxford and Yale. B: Oh, wouldn't you like to go to Harvard? 疑問詞を付帯した否定疑問文: ・Why don't you come with me? (一緒に行かない?) 、、、は一般的に使われますが、肯定の: ・Why do you come with me? (一緒に来てどうするの?) 、、、だと、ちょっとまた別の意味になってしまいます。 3. 他にも多様なケースをもって説明できると思いますが、要するに否定疑問と肯定疑問のニュアンスの違いは何か?というか、これらは何時でも互換的に使えるものではなく、「状況そのものによって使い分けるべきであって、状況によってそのニュアンスも変わってくる」ということではないかと考えますが、いかがでしょうか? ご参考までに。
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- duosonic
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duosonic です。 ご丁寧なお礼、ありがとうございました。補足も拝読させて頂きました。 >> ・Could you take this to the post office? 1.これを郵便局に持って行ってくれますか?(肯定疑問) 2.これを郵便局に持って行ってくれませんか?(否定疑問) 、、、なるほど、確かに両方言いますよね。ご指摘の通り、むしろ2.否定疑問の方が言い易いかも知れないですね。日本語では無意識のうちに「お手数だけど、~してくれない?」と言っているような気さえします。 >>こういうことっていいのかな? やはり和訳も《肯定疑問》にすべきかな? という疑問を持っています。この点について、アドバイスいただければ幸いです。 >なるほど、お悩みの箇所、よく分かります。ごもっともです。僕はものすごく意訳をする方です。もちろん「原文の意図を違いえない範囲で」ということですけどね。ここでのご質問にも「邦訳はお任せすることにして、意訳しておきます」というようなことが多いです。何故なら意訳して初めて「発言者が本当に言いたかったのはこういうことなのだ」というのが赤裸々に分かることがあるからですね。発言者の意図さえ分かれば、あとは日本語はどうにでもなりますから。 post office の英文だったら、僕は「これ、郵便局に持って行ってくれると有難いんだけど」と訳したかも知れません。「~してくれると有難い(嬉しい)んだけど」と日本語でよく言いますが、厳密に言うと英語では if を使った文章ですよね。でもこれを英語で言った人は、「今僕はちょっと手が離せないから、もし君が代わりに持って行ってくれると嬉しい」という意味で Could you ~?と言ったのは疑いの余地ありませんよね。それを訳す過程の中で僕も「~持って行ってくれますか?(肯定疑問) ⇒ 持って行ってくれませんか?(否定疑問)」とすることは多々あると思います。おっしゃる通り、その方が「自然な訳」ならそうした方が理に適っているからですね。 >>日本語では、勧誘や依頼で、否定疑問をごく普通に使っています。ひょっとすると否定疑問の方が頻度が多いとも思います。(これは私の理解であり、間違っていたらすみません) >これはまったくご指摘の通りだと思いますよ。間違っていません。「相手を思いやる」という日本固有の文化だって関連しているんだと思いますよ。それが言葉の節々にも出ているということですよね。 >>こういった否定疑問の使用の概念は、英語も共通のものと思っていまいたが、そこが間違っていたようです。 > ・Why don't you come with me. 、、、これを直訳すると、「どうして一緒に来ないの?」ですよね。でもご承知の通り、英語では完璧に「一緒に行こうよ」という意味で発言されています。すなわち、明らかに発言者が聞き手を勧誘しているということですね。なので直訳しただけでは、意味を取り違えてしまうことだってありますよね。本当に「どうして一緒に来ないの?」と聞くには、Why don't you want to come with me?とか What's the problem?とか言うんだと思います。 日本語 vs 英語というのはもう、ルーツも何も違う二つの全く別個の言語ですから、それぞれの文法・慣習に相手をはめ込もうとしても限界があります。当然です。どこかで「妥協」して、片方で受け入れられる解釈をしてやらないと仕方ないものだと僕は信じています。ここでも英文小説、記事や新聞を何とか「日本流ハードコア英文法」の範疇にハメ込んでやるんだと躍起になっているご質問を見掛けますが、所詮「違う言語」なんですから無理なんですよね。 以上、ご質問に答えているのか分からなくなってしまいました。何なりとご指摘下さい。今回は実に面白いご質問、ありがとうございました。僕も考えたことなかったです。
お礼
ご丁寧なご回答ありがとうございます。 実は私が、《日本語の勧誘・依頼に否定疑問が多い》と気づいたのもつい数年前です。それまでは無意識で使っていましたが、おそらく多くの日本人がそうだと思います。 今回はいろいろご教示いただき、ありがとうございました。
- Agee
- ベストアンサー率42% (414/964)
ANo.3です。 >肯定疑問は、答えとして《肯定も否定も期待しない、予見を持たないニュートラルな気持ちの時》 >という感じがしますが、そうでしょうか? >引用された Oxford University Pressに記載はありませんか? 前回答を寄せる際に探しましたが見当たりませんでした。しかし、私は《肯定も否定も期待しない、予見を持たないニュートラルな気持ちの時》という整理に同感です。これはあまりにも当然なので、わざわざ記述されなかったのかも知れません。 "Have you read the book?"(あの本読んだことあります?)は、相手が「読んだ」と云えば感想を聞くなり、自分の感想を述べるなど、その準備段階と云えます【ニュートラル】。"Haven't you read the book?"(あの本読んでないんですか?)には「あんな必読書を読んでないなんてあり得ないことだが」というニュアンス【予断】があります。
- Agee
- ベストアンサー率42% (414/964)
「否定疑問と肯定疑問でニュアンスの違いはありますか?」という質問ですので、そのテーマで考えてみたいと思います。その際、お挙げになった例文"Would you like...?"および"Wouldn't you like..."は何かを勧めるのが趣旨なので(どっちにしてもコーヒーを御馳走したがっている)本題にそぐわない気がします。 私が提起したい例文は次のようなものです。 a) "Don't you feel hot in here?"(この部屋暑くないですか?) この場合、話者が暑いと感じていて同意を求めているか、相手が暑そうな顔をしていないので呆れながら確認している感じがあります。 b) "Do you feel hot in here?"(この部屋暑いですか?) この場合は、話者は暑いと思っていないのに相手が暑そうにしているので驚きながら聞いているか、話者は別に暑いとも寒いとも感じていず、虚心に相手の感覚を確認していると取れます。 もう一つ。 c) "Didn't you kill him?" これは、「あなたが彼を殺したと皆が思っているし、私もそう思っているが、違うの?」という感じで、「違うのなら証明してみせなさい」という含みがあります。 d) "Did you kill him?" これは、全く先入観抜きで「あなたが彼を殺したの?」と聞いているか、「私はあなたが殺ったとは思っていないけど、殺ったの?」という感じに取れます。 で、以上をまとめようと思ったのですが、Oxford University Pressの 'A Practical English Grammar' の日本語版『実例英文法』を見たら、簡明に《相手に肯定の答えを期待または希望する時は、否定の疑問形を使う》とまとめられていました。残念。 例文: "Don't you like my new dress?"(「いいじゃない。似合うよ」というような返事を期待) "Couldn't you wait a little longer?"(「じゃあ五分待ってやる」というような返事を期待) ただ、私の例文のa)とc)は、必ずしも肯定の答えを期待しているとは云い切れません。100%整理するのは難しそうです。
お礼
ご回答ありがとうございました。 参考になりました。
補足
ご丁寧にありがとうございます。 そうですか、否定疑問は《肯定の答えを期待または希望する時》ですか 。そうですネ、日本語に置き換えて考えても、理解できます。 (質問では、日本語では1と2で差がないと書きましたが、よく考えると日本語でも同じ感じですネ) 一方、肯定疑問は、答えとして《肯定も否定も期待しない、予見を持たないニュートラルな気持ちの時》という感じがしますが、そうでしょうか? 引用された Oxford University Pressに記載はありませんか? よろしくお願いします。
- d-y
- ベストアンサー率46% (1528/3312)
>否定疑問と肯定疑問でニュアンスの違いはありますか? 英語でも日本語でも、ほぼ同じようなニュアンスの違いがあると思います。 理屈で言うと (1) 否定疑問は、否定に対して疑いを表明している。つまり、質問者は肯定が正しいと思っている。 (2) 肯定疑問は、肯定に対して疑いを表明している。つまり、質問者は否定が正しいと思っている。 ということになります。 ニュアンスの差がどのくらいはっきり感じられるかは、個々の具体的な例によって違います。 例えば、ご質問で挙げられている「お飲みになりますか・なりませんか」の例では、ニュアンスの違いがそれほど感じられないかもしれません。 でも (1) そうなの? (=「そうではない」と思って質問している) (2) そうじゃないの? (=「そうだ」と思って質問している) のような例では、かなり明確なニュアンスの差がありますよね。 このようなニュアンスの差は、英語でも同じです。 (1)Is that so?(=「そうではない」と思って質問している) (2)Isn't that so?(=「そうだ」と思って質問している)
お礼
ご回答ありがとうございました。 参考になりました。
- kick2max
- ベストアンサー率31% (71/222)
ニュアンスとは微妙なところですけど、 2の場合は、普通に初対面の方に「~いかが?」と聞く、礼儀的なものですね。 1の場合は、その前に もろもろな会話があってから、ふと する質問だと思います。例えば、立ち話をしていたらいい加減長くなったので、「どこかに入ってお茶でもしながら離しましょうよ」みたいな、思いついたので誘い・促しの質問の場合、最適です。 また、確認のための質問にも使えます。 ですので、1の質問を初対面の人にいきなり尋ねるのは妙に不自然な感じです。
お礼
ご回答ありがとうございました。 参考になりました。
お礼
明快なご回答ありがとうございました。 英語では、 ・否定疑問と肯定疑問を互換的に使えないということ、 ・否定疑問の使用は状況によるということ ですネ。 この点理解できました。 日本語では、勧誘や依頼で、否定疑問をごく普通に使っています。ひょっとすると否定疑問の方が頻度が多いとも思います。(これは私の理解であり、間違っていたらすみません) 例えば、 ・勧誘では ~しませんか ・・・行きませんか、飲みませんか・・・ ・依頼では ~してもらえませんか ・・・窓を開けてもらえませんか、コピーをとってもらえませんか こういった否定疑問の使用の概念は、英語も共通のものと思っていまいたが、そこが間違っていたようです。 かねてよりの疑問が解けました。どうもありがとうございました。
補足
すみません。日本語の否定疑問に関して質問させて下さい。 例えば、ご提示の例英文で ・Could you take this to the post office? これは《肯定疑問》ですが~ これの日本語訳としては 1.これを郵便局に持って行ってくれますか?(肯定疑問) 2.これを郵便局に持って行ってくれませんか?(否定疑問) の両方可能と考えますが、むしろ2.否定疑問の方が自然で頻度も多いと思います。 この場合、英文が《肯定疑問》なので、忠実に和訳するとすると1の《肯定疑問》になると思うのですが、自然な日本語としては2の《否定疑問》がベターと考えます。 つまり、英語の《肯定疑問》に対して、和訳は《否定疑問》という組み合わせになります。 こういうことっていいのかな? やはり和訳も《肯定疑問》にすべきかな? という疑問を持っています。 この点について、アドバイスいただければ幸いです。