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染色体異常の記載法について

t(1;12)(p10;q10)と記載された染色体異常の説明で、 「1番染色体短腕と12番染色体の長腕,1番染色体長腕と12番染色体の短腕がそれぞれの動原体で結合している全腕転座である.」 というのを読みました。この場合、後半の(p10;q10)の部分はどういう意味になるのでしょうか?10番染色体が関わっているのかと思いましたが、説明では10番は関係なさそうな。 初学者です。なにとぞよろしくお願い申し上げます。

みんなの回答

回答No.1

ヒトやマウスなどの細胞遺伝学的命名システムですね(生物によって命名システムが違います)。 染色体名(染色体番号) 染色体腕(短腕 p 、長腕 q) 染色体領域(動原体からテロメアに向かって、一桁番号) 領域内のバンド(ギムザ染色法によるGバンド。動原体側からテロメア側に向かって、一桁番号) で命名します。 たとえば10q23なら、10、q、2、3の要素からなり、第10染色体 長腕 第2領域の第3バンドです。普通バンド番号は1からつけますが、便宜上、動原体は領域1(動原体に一番近い)のバンド0として、10と表すのですね。 t(1;12)だけなら、第一染色体と第12染色体との転座を意味し、 それぞれのがどこで切断されてつなぎ替わっているかの情報を記載したのが、t(1;12)(p10;q10)ですね。

参考URL:
http://www.microbes.jp/rika/rika_no19/rika_no19.htm#sensyokutai
DYM
質問者

お礼

geneticist12さん 早速詳細なご説明をありがとうございました。 10は動原体の位置の情報だったこんですね。助かりました。

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