- ベストアンサー
音読しようと思ってるが、教材選択に悩んでます
受験を間近に控えている受験生です。 先日センター模試の結果が返ってきまして結果が160/200でした。 一見、中の上といった仕上がりに思えますが、それぞれの設問の点数を見ると最後の長文問題が12/42といった結果でして、結果が示すとおり、まさに「時間がなかった」という結果(感想)でした。 そこで速読力をつけようと教師にたずねたら、「音読が一番だと思うよ」と言われ、音読を考えているのですが、どのような教材がいいのでしょうか悩んでいます。 (それを教師に尋ねたら、「僕は1つの習慣として音読をやってきて力がいつのまにか付いたのであって、音読に対してそこまで方法論云々は考えたことないから判断できないよ」って言われました) ちなみに、じぶんが本格的にこなしてきたリーディング教材は 「英文読解教室」の長い例文(レベルは難、文章は120語程度、一度全例文をノートに訳して添削を終えている。いま2週目。) 「速読英単語上級編」の例文(レベルはやや難、文章は180語程度。今1週目で10/50章)、 「授業用教材」(眠くて訳してないとこ多数、教師が解答くれない、問題は京大、明治学院大、東京理科大、一橋などで構成されている) です。 で、いま現在何を悩んでいるかといいますと、 1、効果の面を考えて上の一度こなした教材から選んで音読した方がいいのか。また、選ぶとしたら3つのうちどれがいいか。 それとも今からこなそうと思っている大学(旧帝大の一)の過去問をこなし、音読した方がいいのか。 それともまずはセンターの過去問を音読した方がいいのか。 2、 音読といってもどの程度やった方がいいのか。 (5回か、30回か、100回か、といったレベル) つまりは、大きな方針としては、少ない教材をたくさん音読すべきか。 5回程度の音読でいいから教材の数をこなすべきか。 3、 音読をやるべきにおいて注意するべきことは何か。 (1度CDを聞く、等) の3つです。どうかご返答の方をよろしくお願いします。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
No.1です。 音読がなぜ長文読解にいいかについて、少し説明しておきます。音読は、もちろん発音の練習にもなりますが、実はそのためにやるものではありません。音読を重ねることで英文の基本的な構造を身体にたたき込み、意識せずに理解できるようになるところが重要なのです。 むかしから寺子屋で論語を音読させたり、小学校で国語の教科書を音読したりしてきましたが、声に出して読むと、脳が活性化され集中力を高めるというのが、最近の脳科学の研究でわかってきています。音読すると、黙読している場合よりも、その文章が頭に入りやすいんですね。書くことにも同じ効果があり、これもむかしから「単語は書いて覚えろ」などと言われてきました。英語学習では、それを両方あわせて、ゆっくりと声に出しながら素早く書き取る音読筆写というトレーニング方法もあります。 ともかく、何度も繰り返し音読したり、書き取ったりすることで、英文を身体の中にたたきこんで、自分のものにしてしまうのです。 これができてくると、長文を読んでいるときでも、文章の構造が無意識に判断でき、単語レベルではなく、節や文単位で意味が瞬間的にわかるようになってきます。 文法と単語の知識で英文を分析して理解しようとしていると、理解に時間がかかるうえ、本来の英語の意味がストレートに入ってきません。知らない単語が1つでもあると、ひっかかって止まってしまいます。しかし、音読で英文を体感できるようになっていれば、少しくらい知らない単語があっても、文章全体の意味は把握できるようになります。 私は公立中学で英語を習ったのですが、1、2年のときの英語の先生が、「英語はともかく声を出して読みなさい」という主張の人だったので、すべての英文を音読するくせがつき、それでやってきました。そうしたら、それだけの効用かどうかはわかりませんが、知らない間に長文は最初から読んでいけば、文法解釈などしなくても、何となく意味が把握できるようになっていました。文法は別に苦手ではなかったのですが、高校の先生が文法を説明するよりも「ともかく読め」という人だったので、あまり文法をつっこんではやらなかったのですが、大学入試の長文はけっこう読めました。 おそらく、音読を勧めてくださった先生は、私と同じような感覚でやってこられたんだろうと思います。それはそれで、長い目で英語を習得するためには、とてもよい方法です。 ただ、同じような方法であなたがこれからやったとしても、受験には間に合わないのではないかと思います。これから数ヶ月で音読の効果をねらうのであれば、最初に紹介したサイトにあるような、中学教科書レベルのテキストの徹底的な音読のほうが、いいような気がします。それでも、それが長文読解に間に合うかどうかは、わかりませんが。ただ、この手の音読は、リスニングと、語順並べ替え、空所補充などの問題にも効果を発揮します。センター入試にはリスニングもあるそうなので、うまくいけば全体的な点数アップにつながるのではないかとも思います。 長文読解で音読がいいもう1つの理由に、音読していれば最初から順番に読むしかないという点もあります。これは、実際に試験にでるような長文を読むときのことですが、音読することで、文法を解析して日本語に訳して読むといったことができないので、自然にスラッシュリーディングのような訓練になるわけです。また、音読すると先に書いたように脳が活性化されるということがあるので、難しい英文でも集中して意味を取りやすくなります。試験中でも、口の中で小さくつぶやくように読むと、単に黙読するよりも集中して読むことができますよ。 ただ、こういう形で、文法解析して日本語訳したりせずに、英文を英語のまま頭から理解していく読み方というのは、一朝一夕で身に付くものではありません。もし、いまのあなたがこういう方法をまったくしていないのであれば、これから読み方を変えるのは、一種の賭になるかもしれません。
その他の回答 (3)
- lis385t
- ベストアンサー率51% (219/429)
音読についてディスカッションが進んでいるところで恐縮ですが、「長文読解力を向上させたいのであれば、必ずしも音読は必要ない」というのが私の経験・意見です。 ひとつ加えると私自身は音読が非常に大切だと思っています。 ただそれは長文理解のためというよりも、発音、舌の運動のためが第一です。 日本語でもそうですが、言語はコミュニケーションの道具ですから、相手に気持ちを伝えるためには相手の理解できる発音、リズムが必要になります。 しかしここでの質問者さんのお悩みを読む限りにおいては必ずしも音読が長文理解につながるとは言い難いように思います。 音読から英文全体を理解するにはそれぞれの単語の発音もしっかり理解しないと、変な癖がついて将来的に「受験英語」は得意ですけど「実用英語」はできません、といったことになり、時間の無駄ではないでしょうか? 受験まで時間も残りわずかであれば、問題を解くためのテクニック向上に時間を割いて、 (1)英文の構成はどうなっているのか。 (2)キーワードは何か。 を常に考えながら、時間を区切りながら問題をこなす方が効果的だと思います。 また、速読力を向上させるにあたって必ずしも長文は必要ありません。 たとえば国内・海外の英文新聞記事をウェブサイトで探して、短いコラムを毎日読んでいくことで上記(1)(2)を理解する時間は格段に短くなっていくはずです。 繰り返しになりますが、「とりあえず」読めばいい、発音なんて後でなんとかなるさ、ということになる可能性があるのであれば貴重な人生の一頁ですし、音読に時間を費やすべきではないと思います。 要は優先順位と達成可能性率の問題です。 以上、ご参考まで。
その先生は教材を選んで使っていたわけではないので、教材としてどれがいいというオススメが分からないんじゃないでしょうか。 要するに何でもいいから使ってきたということなのだろうと思いますが。 「習慣的に」ですから、いつもやっていたのでしょう。 特に問題意識を持たず、何となく自然にやって来た人って、あまり具体的には説明できないことがあります。 音読と長文読解の結びつき方は私にはわかりませんが、 音読が良いことは良いですよ。 いろいろな効果があると思います・・・・。 ご質問の答えにはなりませんが、速読方法の考え方にスラッシュリーディングというのがあります。 この方法や名前が有名なのでなくて、肝心なのは、英語を後ろから引っくり返して日本語訳せず、英語の語順のまま前から読むということなのですが。。 ご参考のひとつに。 以下のサイトは、要するに言っていることは同じですが説明の仕方が違うので、ご自分の理解しやすい説明でやってみてください。 http://www.linkage-club.co.jp/Material/Essays/slashreading.htm http://www.linkage-club.co.jp/A1OLD/Column/3.html http://eigokyousitsu.nomaki.jp/cyoubun/slashreading.html http://kaichan.cocolog-nifty.com/diclongman/2006/week38/index.html
- genmai59
- ベストアンサー率45% (1214/2675)
音読を勧めたわりには、具体的方法やなぜ音読がいいかは説明しないなんて、ずいぶんいい加減な先生ですね。 音読がなぜいいのか、どういうことをやればいいのかということについては、以下のサイトが参考になると思います。 http://homepage3.nifty.com/mutuno/ ほかにも例えば、『英会話・ぜったい・音読』のような本の解説を読めば、なぜ音読がいいとされているのか書いてあります。
お礼
音読が効果があるというのはよく耳にするので、 意外にも反対意見が多いのにびっくりしました。 でも考えればそうですよね、受験まで総日も多くない、 今からやり方を変えるのは1つの賭け―― 先生の言うとおり、1つの習慣として音読をやっていこうと思います。 今の状況で、そんなに「音読」に時間割けませんしね。 他の人も貴重な意見ありがとうございました。 参考にさせていただきます。