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死菌の作製方法

私たちの研究室には特別な装置は何もないのですが、最も簡単に大腸菌の死菌を作る方法を教えていただけないでしょうか? 条件としては、表面タンパクを変性させたくないので熱処理は行わず、増殖能力を失わせる不活化ではなく、完全に殺菌する方法があれば教えてください。よろしくお願いします。

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回答No.1

タンパク質変成がだめとなると・・・、 熱はだめ、酸・アルカリもだめ、オゾンや光も変性を 起こしますからだめ・・・。 さらに大腸菌は嫌気性の菌ですから、凍結乾燥や真空にしても 仮死(冬眠)状態になるだけ(これだと不活性化)です。 いっそ、真空置換をした後酸素分圧を上げ、耐圧容器に隔離 するとかですかね(純酸素だと静電気等で内部引火につながる 危険が考えられるので)・・・。

oingoboing
質問者

お礼

ご返答ありがとうございます。 真空置換に関してですが、私たちは特別な機材は持っていないのですが、何か特殊な機材が必要でしょうか?

その他の回答 (2)

回答No.3

ガンマ線、X線などの照射が良いと思います。大学などには共同利用施設・設備として置いていることが多いですし、X線照射装置なら持っている研究室も少なくないと思います。近所に利用させてもらえるところはありませんか。 抗生物質を使う方法はどうでしょうか。静菌的(殺さず増殖を抑える)なものが多いですが、ZeocinならゲノムDNAの切断、細胞死を起こすので確実かと思います。 大腸菌は、最低62℃で、30分で殺菌できるとされています。これでタンパク質の熱変性を最小限にすれば、用途によっては使えるかもしれません。

回答No.2

A No.1です。 化学・有機工学・バイオ系の研究室なら一般的に持っている程度の 真空ポンプや耐圧/耐熱恒温器があれば十分にできる手順だと 思うのですが、こういった基本的な機材もない状態でしょうか?

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