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慢性硬膜下血腫について

 何卒、できれば専門家の方、ご回答をお願いします。  父(67歳)が慢性硬膜下血腫と診断されて現在、入院しています。先月の26日、今月一日、五日にCTを撮り、経過を見ています。ただ、容態がに波があり、現在、言葉が上手く話せない状態になっています。  家族としてはとても心配なのですが、このまま経過を見るような措置でよいのでしょうか。医師は五日の段階では出血は止まったとは断言できないが、血腫に変化はない。と言っています。  また、慢性肝炎ですので、血小板がやや少ないのですが、血圧は110前後あります。

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  • gogosmart
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回答No.3

 現在の意識障害の原因が何なのかによって事情が変わってくると思います。  慢性硬膜下血腫が意識障害の原因だとすれば、意識障害を起こすほどの血腫ですから頭蓋内に溜まっている血腫量も多いと考えられ、場合によっては脳ヘルニアのリスクもあるかもしれません。ただ一般的には慢性硬膜下血腫の進行は緩徐ですから、意識状態がどんどん悪くなったり、片麻痺の進行、瞳孔不同の出現などがなければ、暫くの時間的猶予はあると思います。  意識障害の原因が他のもの、例えば肝性昏睡などによるもので、頭蓋内の血腫量がそれほど多くない場合には、肝臓に対する治療などを行う必要があるでしょう。この場合は頭蓋内はあまり切迫した状態ではない可能性もあります。  通常、慢性硬膜下血腫患者さんが外来を訪れた場合、血腫の量がある程度多く、それによる症状が出現しているのであれば、特に全身合併症がなければ入院してその日のうちか翌日には手術を行うのが普通、と私は認識しています。しかし先の回答で述べたように手術を行うことがリスクとなるような合併症を患者さんが持っていた場合にはその限りではありません。今回お父さまの入院後の治療方針は、通常の治療の流れに沿っていませんから、やはり何か主治医の先生に手術を躊躇させる病状を伴っているのでしょう。  何はともあれ、主治医の先生とよく話し合われることが今最も必要なことだと思います。  

baranokishi
質問者

お礼

先生、本当にご親切にありがとうございます。 主治医と色々と話して納得の行く回答を得られるように励みます。 自然治癒なりをすることを心底より祈っています。やはり、色々な制約のあることだと存じますので、神様仏様に祈りたいと思います。 本当にありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • gogosmart
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回答No.2

 病名が慢性硬膜下血腫であるならば、手術は技術的にはさほど難しくない筈です。多少出血傾向があるとしても血小板輸血などを行い術中の止血をきちんと行えば、手術が全くできないということもないと思います。  それでも主治医の先生が手術に踏み切らないのだとすれば、 ・出血傾向がかなり強い。 ・全身状態がかなり悪い。 ・慢性硬膜下血腫の量が少なく手術するほどではない。そして現在の言語障害が血腫によるものとは考えにくい。 ・現在は血腫ではなく「水腫」の状態であり、今後血腫に「熟す」のを待っている。  などの特別な事情(別に”深い”事情では無いと思いますが・・・)があるからなのだと思います。或いはもしかしたら、ただ単に主治医がご家族に説明する機会をもてていないだけで、主治医の先生は月曜のCTを見て手術を行うつもりでいる、なんてことも考えられます。  月曜日にCTを行うということは、主治医の先生もそれをみて今後の方針を決めようと思っているのでしょう。従って、月曜日以降に主治医の先生と話す機会を設けてもらうのが良いでしょう。  慢性硬膜下血腫の手術自体はどの脳外科医が手術してもさほど成績に変わりないですから、敢えて「名医」を探す必要はないと思います。まずは主治医の先生とよく話し合って、それでも治療方針に納得が行かなければ、一度他の病院の脳外科医にセカンドオピニオンを求めても良いとは思いますが。

baranokishi
質問者

お礼

gogosmart先生。本当にありがとうございます。心から御礼申し上げます。主治医には申し訳ないですが、gogosmart先生のような方が主治医ならもっと安心して医療を受けられるのに、と存じています。僕の親友にも医師が何人もいるのですが(脳外は一人もいない)、彼らに会う度に、「名医とは触診をして存在だけで患者に安心感を与える医者」のことだ。と言っています。僕もそうした人でありたいと思っています。  さて、先生のご指摘の通りの可能性があります。特に、肝臓が悪い(と医師はデーターのみで指摘している)ので、「全身状態がかなり悪い」と思い、OPを躊躇しているのかもしれません。しかし、顔色もよく、腹水も少なく、そんなに医師が指摘するほどではない気がしています。出血も、傷口からの血などは直ぐに止まりますので、それほどではないのでは?と僕などは感じています。  それにしても、確かにそうした状態なのかもしれませんが、その医師は恐ろしい事ばかりを平気な顔をして言うのか、信じられません。インフォームドコンセントと言いますが、あれは医師の責任逃れの自己弁明ではないかと勘ぐってしまいます。  セカンドオピニオン。その選択肢もあるとは存じますが、現在入院しているので、今の病院を蹴って別の病院を探すのは「転院」と同じぐらい強い意志が必要な気がしています。何はともあれ、父の一大事なので総力戦で快復に向けて励みたいと存じます。

baranokishi
質問者

補足

gogosmart先生。本当にありがとうございます。 また一つ、ご質問をお許しください。 現在、意識はあるのですが、呼びかけに反応しにくく睡眠をしている状態になっています。このまま月曜日まで様子を見る事は適切な処置なのか、つまり、それほど焦らなくても大丈夫なのか、とても心配しています。  脳ヘルニアのような重篤な状態に万が一なってしまったら・・、と家族としては心配しています。土日なので病院の機能が低下している事も心配の一つなのです。    こうした文面の所見では難しい事は承知していますが、お感じになる事を何卒、お教え下されば幸いでございます。  

  • gogosmart
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回答No.1

 頭に慢性硬膜下血腫があってそれによる症状が出現しているのであれば、基本的には手術が推奨されると思います。しかし主治医の先生がそれを行わないということは、何か特別な事情があるのでしょう。例えば、画像所見と現在の症状との間に乖離があり、手術をしても症状の改善が見込めない場合だとか、血小板が少なく出血傾向があり、手術は危険と判断されているとか。  実際に患者さんを診察したり画像所見を見ないと、その辺りのことは分かりませんのでなかなか回答は難しいです。疑問点があれば主治医の先生によくお尋ねになられるのが良いでしょう。

baranokishi
質問者

お礼

 gogosmart先生。ありがとうございます。  多分、仰せの通り、深い事情があるのかもしれません。家族としては放置されている事がとても辛く思い、症状が改善するなら危険が伴ってもOPして欲しいと思ってしまいます。  再度、お尋ねいたしますが(ご回答戴ければ幸いですが)、こうした難しいOPの場合は、名医といわれる医師を頼って転院することも視野に入れるべきでしょうか。なお、週明けにCTを撮影することになりましたが、医師の所見次第では(あまりに悲観的な事を言われたら)、転院もやむなしと思っています。  

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