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伏線の回収が素晴らしい小説はありますか?
個人的に手に汗握る展開で、読んだ後に上手く言い表せませんが‘あの感覚’(たぶん、体験した事のある方は分かると思うのですが、読んだ後に体が軽くなったような空腹さえ忘れるようなあの感覚)に浸れる本を探しています 別にどんでん返しじゃなくても構いません。(どんでん返しの方が意外性があり、個人的には「な、何だってー!?;」となるようなのは好きなんですが、最近は無理なこじつけが多く、むしろ納得できず不快になる事の方が多い) 私が今気になっているのは ・「殺戮に至る病」 ・「ハサミ男」 です。逆に読んでつまらなかったのは ・「十角館の殺人」 (トリックそのものは面白いのに、犯人(人物像)と動悸でむしろ台無しになった気が…アガサクリスティーの「誰もいなくなった」のパロディ?) どうも推理小説ばかりなんですが(汗)、別に推理小説じゃなくても構いません(どうも「伏線」となると推理小説系になってしまいますが;)。 ファンタジーでも、ホラーでも好んで読みます。 (「リング」などはホラーよりも:むろん‘ホラー’も面白いが、「伏線」の張り方が素晴らしかったから恐さも倍増したのでは?) 御紹介よろしくお願い致します。
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伊坂幸太郎さんは結構伏線を張るのがうまいと思いますね。 特に「ラッシュ・ライフ」と「砂漠」はなるほどな、と思いました。 個人的に好きなのは「重力ピエロ」ですが。
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- Cocchan55
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私も本は大好きなのでよく読みます。 人気の作家さんはほとんど網羅していると思いますが 中でもANo7さんと同じく伊坂幸太郎さんは 今イチオシです^^ この作家さんの本を読んで、いい意味で小説に忠実なリアリティを求める必要なんかないのだなと初めて感じました。 最初から無理矢理なリアリズムを創り出そうとすると最後に皺が寄り初めて見るも無惨、読むのも辛いという作品も多くなってしまいますが、 伊坂さんは最初から最後までテンポよく歯切れよく純粋に文章を楽しめますよ。 ANo7さんも仰っているように、伏線作りが本当に上手です。 しかも同じ文中のみならず、作品間での伏線作りも素晴らしく、どの小説を読んでも小気味いい感覚が残って大好きです。 その中でも私は「グラスホッパー」をお勧めいたします。 どれもとても楽しい作品ですけれど。 ちなみに作者さんのあとがきも面白かったりします。
お礼
本当ですか! ちょっとANo7さんに御紹介頂いた重力ピエロが気になってるんですよね~。 残念ながら書店には置いてなかったんですが。。。(こういう時に限って置いてないという…) >グラスホッパー これも面白そうですね。 ちなみに、グラスホッパーというカクテルがあるとは知りませんでした(酒は弱いのであまり飲まないんですが、このカクテルは美味しそうですね:笑) ありがとう御座います。 ちょっと書店で探してみます。
タイトルを見て推そうと思っていた作品が『ハサミ男』でした。 すごい!笑 賛否両論あるようですが私はラストも好みで、 おっしゃる‘あの感覚’で楽しめました。 あまり話すとあれなので…止めておきます。 ちなみに趣味が似ているようです。 「十角館の殺人」は楽しめませんでした。 「殺戮に至る病」、読んでみます。
お礼
ハサミ男は現在ワクワクしながら読み始めてるところです。 仕事があるのではさみはさみでしか読めないのが辛いですが(笑) なんでも「ハサミ男」が楽しめるなら、「殺戮に至る病」もいけるとか。 読みたいのが沢山あって読むのが待ち遠しい!(笑) (しかし、読み終わるのもまたもったいない気が…とか:苦笑)
- kgu-2
- ベストアンサー率49% (787/1592)
少し変化球で、高任和夫「架空取引」 内容は、経済小説ですが、左遷された主人公が、左遷に陥れた者を追い詰めていく。犯人は分かっているが、その困難に着々と布石を打って、失脚に追い込む。最後の方で、その布石が次々と吹き出します。 文字をひとつずつ読まず、読み飛ばしたりすると、面白さは理解できません。法廷でのとぼけた弁護士、俳優だといかりや長介を思わせる、が犯人側をやり込めるシーンは秀逸。 ある種の復讐劇だが、個人ではなく、会社の為という目的が明確で、暗くならずに済む。企業・経済小説に分類されるのだが、むしろ推理小説として意識して読んだ方が味がでる。もちろん、単なる企業小説として読んでも(リース業と銀行との関係、バブルの裏側など)、高杉良の作品と肩を並べられる。 このような人物が企業にいれば、未来は明るいのだが。また、夫婦の会話も含蓄があり、年季の入った私には、身にしみた。 知っている人には、「面白くなければ、本題は私が返してやる」と公言している。 本格推理小説なら第一人者の島田荘司の「斜め屋敷の犯罪」 冷静になれば、『どうかな』とも感じますが、読んでいるときは、違和感はありません。題名自体が伏線で、この題名以外は不適です。
お礼
これは面白そうですね。 是非とも読んでみたくなりました。 私もお礼がてらに企業もの・経済もの・法廷もので、中嶋博行先生の司法戦争を押します。 http://www.amazon.co.jp/%E5%8F%B8%E6%B3%95%E6%88%A6%E4%BA%89-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E4%B8%AD%E5%B6%8B-%E5%8D%9A%E8%A1%8C/dp/4062731711 出した時代は2001年とやや古いかもしれませんが、内容は現在問題となっている陪審員制度。 時代を先取りした小説で、作者も元は名うての弁護士。 最初はただの法廷闘争から殺人事件へ、そして事態は大量殺人へと繋がり、いつの間にかCIAやファンドも絡み始め、ついには水面下の国家・企業の経済戦争が明るみに。 法廷ものというと地味で難しいイメージがありますが、これは読みやすく解かりやすいうえ、何よりもアクションが意外と小まめに挟んでありエンターテイメントとして楽しめる。 元弁護士が作者というだけはあります。 既に読まれてるかもしれませんが…。 島田先生ですか。 仰るとおり島田先生というと本格派推理小説で知られてますよね。 私も読もう読もうと思っていたんですが、どうも斜め上の作品を好むせいか本格派は読むまでに時間が掛かかってしまい…; (昔は江戸川乱歩やアガサクリスティーとか古典派が大好きだったんですが、最近はどうも変わったものを欲しがりますな…;) ありがとう御座います。 是非とも読ませて頂きます。
伏線に当るのか、 何度も前のページを繰って確かめたくなった小説はこれが一番だったですね。 「シャイロックの子供たち」 http://www18.ocn.ne.jp/~syohyo/book/syairokkunokodomo.htm
お礼
ん、これは面白そうですね~。 ちょっと変わった作風でこういうのもいいですね~。 ありがとう御座います。 ちょっと探してみます。
#2です。 すみません、訂正させてください。 イニシエーションラブですが、私が回収が見事と感じたのは何度も読んだからです。 一度では全くわからずにむしろ伏線だけ残っている作品です。 それを「自分で」つなげたときに、おっしゃっている感覚が味わえます。 ですから一度読んでください、じゃなくて数回読んでください。 そして自分で疑問をつなげてみてください。
お礼
度々ありがとう御座います~。 そうでしたか~。ちょっと書評を見たところ同様の事が書いてあったので、最低でも2度読む必要があるんですね(笑) だいじょうぶです。 たまにニーチェとか意味不明な書物も読んだりするので、ある程度は耐性があると思いますので。 それと、容疑者×献身はやはり原作ですかね。 映画も気になっていて、原作読んじゃうとまずいかなとか…(でも、原作から読んだ方がいいとも聞くし…)。 ありがとう御座います。
- sayayan25
- ベストアンサー率38% (26/68)
岡嶋二人さんの著書をお薦めします。 特に「クラインの壷」は、 1度読み終わった後にもう一度読み直して確認したくなります。 それと、森博嗣さんの「全てがFになる」も伏線がみごとです。 ただこちらは、伏線を張りすぎて 分かりづらくなっている部分もあるように思いました。 あと既出ですが、ハリー・ポッターシリーズはやはり別格です。
お礼
「クラインの壷」とは懐かしい…。 昔、NHKのTVドラマで何回か見かけた事がありました…。 興味半分、懐疑半分で、面白そうだと思いつつその後記憶の彼方に行ってしまいましたが、原作が小説だったとは…。 ちょっと読んでみたいですね~。 森博嗣さんは嫌いではないんですが、「全てがFになる」はちょっとまどろっこしいというか「くどい」気がしました…; ラストのトリックもちょっと強引だったかな…と; あれれ?? ハリーポッターは3巻以降の方が面白いのかしらん? そういわれると、ちょっと気になりますね~。 ありがとう御座います。
- sanaha2
- ベストアンサー率31% (7/22)
私は東野圭吾さんの「分身」という本が好きです。 最後にすべての伏線が回収された気がしました。 きれいにまとまったな~という感じで。 休憩もとらずに一気読みできましたよ。
お礼
ほう~「分身」ですか。 私は昔「変身」の方をちょっと読んだ気が…(あまり乗らなかったのか、確か途中でやめてしまい完読してないんですが…;) 「分身」の方も面白そうですね。 同じ医療系(?)だったので敬遠してたんですが、こっちの方が面白いのかな? ちょっと読んでみますね。 ありがとう御座います。
伏線のはり方、回収の仕方がうまいといえば私なら東野圭吾さんをイチオシします。 ドラマ化されてしまったので、内容を知ってしまっているかもしれませんが、「白夜行」はなかでも秀逸だと思っています。 それから映画化されますが「容疑者Xの献身」も伏線と回収という意味ではいいですね。 私はダークサイドな作品が好きなので「白夜行」推しです。 あとはジャンルをどう表現していいか難しい作品ですが「イニシエーションラブ(乾くるみ)」は回収が見事だと思います。 ネタバレしたくないので詳しくは語りません。一度読んでみてください。 読んでいただければこの「ジャンル」についてわかるとおもいます。 ジャンルを語ることそのものがネタバレなので。 ハサミ男は読みましたよ。 質問者様の望む感覚の作品とは違う感じがしますが・・・。
お礼
東野先生ですね。 私も何冊か読んでますね~。 「白夜行」は…。 う~む…(汗)、面白いといえば面白いですが、「面白い」が違った面白さですね…;(人生というか、重いというか、暗いというか…;) >「容疑者Xの献身」 「容疑者Xの献身」はまだです。 これは実はちょっと気になってました。 >「イニシエーションラブ(乾くるみ)」 これは面白そうですね。 たまにはこういうスカッとしたもの(青春?恋愛?系)もいいですね~。 ありがとう御座います。
- wavenight
- ベストアンサー率27% (13/47)
長編ですが、ハリーポッターシリーズ。 お話は7つあり、それぞれ伏線が張ってありますが、 全編を通しての伏線もあります。 ちょっと前に完結したので、そろえれば一気に読めますよ。
お礼
ハリーポッターシリーズは3巻まで読みましたが、個人的にはう~ん…。 イギリス系の読み物は、魔法系ならもっと面白いのが沢山あるのに(ゴブリンが人間と共闘して魔物と戦う話とか)、何でハリーポッター??と私は当初疑問でした。 ありがとう御座います。
補足
すみません、ちょっと言葉が足りず…; >何でハリーポッター??と私は当初疑問でした これはブーム(流行)の事で、ハリーポッター自体は割りと面白いと思うんですが、あそこまで騒ぐほどの事かな?という意味でした;
お礼
伊坂 幸太郎さんは知りませんでした。 こんな方が居たとは。 そっちの方面では割と有名な(?)方みたいなのに今まで全然知らなかった…。 作品もどれも面白そうですね~。 ありがとう御座います。