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またまた遺伝子頻度について教えてください。

先程も質問させていただいたのですが、 遺伝の授業で習った事で、なんだか納得できない所がもうひとつあるのでどなたか教えていただけませんでしょうか。 例えば ++(優性)、+m(ヘテロ)、mm(劣性)とあるとき、 “集団の大きさが小さければ小さいほど、遺伝子mがFIXEDまたはLOST(全滅(?))するのが早くなる” (つまりmの遺伝子頻度が1または0になるまでにかかる世代数が少なくなる)というようなことを習ったのですが、 もしある集団で、遺伝子がFIXEDされても(mの遺伝子頻度が1になっても)そっからまた++の子供が産まれる可能性ってありますよね? mの遺伝子頻度=(+mを持つ個体数x2 + mmを持つ個体数x2)/全個体数x2=1 になったとしても、その中で+mと+mが交配したら++がまた産まれることもあると思うのですが、だとすると、1=FIXEDとか0=LOSTとするのはおかしいような気がしたのですが、これはこれでいいのでしょうか? (というか、そもそも+mという表現型としては野生型の個体が残っているのに、その集団で遺伝子+は絶滅したと言えるのがおかしい気がするのですが。) つまり、私が疑問に思っているのは “+の遺伝子はLOSTしても(絶滅しても)後の世代に++の遺伝子型が産まれてくることもある”と理解していいのか。 ということなのですが、どうなんでしょう? 何か根本的に間違ってたりしますか? なんだかわかり難い文章で申し訳ないです。 どなたか教えていただけませんか。 よろしくお願いします。

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回答No.1

遺伝子頻度は遺伝子プールのなかに、あるアレルがどのくらいの割合で存在するかです。遺伝子プールは、二倍体の生物であれば、1個体が相同遺伝子を二個持っているとして、集団全体にある遺伝子全部です。 遺伝子頻度1(100%)なら、遺伝子プールのなかでそのアレルが占める割合が100%、当然、すべての個体がそのアレルのホモ接合体です。 >mの遺伝子頻度=(+mを持つ個体数x2 + mmを持つ個体数x2)/全個体数x2=1 これは違いますね。ハーディ・ワインベルク則をご存知のようなので、それにそって説明すると、 +の遺伝子頻度 p, mの遺伝子頻度 q, p+q=1 (両方あわせて100%) p^2 + 2pq + q^2 = 1 で、+/+個体の頻度 p^2、+/m個体の頻度 2pq、m/m個体の頻度 q^2 mの遺伝子頻度が1であれば+の頻度は0 当然+/+個体も、+/m個体も出てきません。

その他の回答 (1)

  • gramin
  • ベストアンサー率36% (51/138)
回答No.2

表現型の頻度と遺伝子頻度を混同していませんか? “集団の大きさが小さければ小さいほど、遺伝子mがFIXEDまたはLOST(全滅(?))するのが早くなる”というのは、遺伝子頻度が1(つまりFIXED)や0(LOST)になるのが早くなるということです。 ヘテロの個体があるうちはFIXEDでもLOSTでもありません。 表現型が野生型ばかりでも、ヘテロの個体が潜在的にmの遺伝子を持っているうちは、表面的に集団中にmの遺伝子の性質が現れている個体がいなくてもLOSTではありません。

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