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生成する開基の証明問題で示す事は?

[補題] Xを位相空間とせよ。CをXの任意の開集合Uで∀x∈Uに対し,∃c∈C;x∈c⊂UとなるようなXの開集合の族とする。この時,CはXの開基となる。 [定義] Bが{(a,b);a,b∈R,a<x<b}ならばBによって生成される位相をstandard topologyという。 [定義] Bが{[a,b);a,b∈R,a<x<b}ならばBによって生成される位相をlower limit topologyという。 [定義] 位相空間Xのある開集合の族Bが次の条件を満たす時,BはXの開基という。 任意の開集合が与えられた時,∀x∈G,∃b∈B;x∈b⊂G. [定義] BをXの開基とする。T={U∈2^X;∀x∈U,∃b∈B;x∈b⊂U}の時,TはBから生成される位相である。 [問] 上記の補題を使って (1) 可算族B_Q={(a,b);a,b∈Q,a<b}はR上のstandard topologyを生成する開基である事を証明せよ。 (2) 族L={[a,b);a,b∈Q,a<b}はR上のlower limit topologyを生成する開基である事を証明せよ。 が解けずに困っています。 (1)の証明は,可算族B_QがR上のstandard topologyを生成する開基である事を示せばいいのだからstandard topologyの定義から {U∈2^R;∀x∈U,∃b∈B_Q;x∈b⊂U}={U∈2^R;∀x∈U,∃b∈B;x∈b⊂U} (但しB={(a,b);a,b∈R,a<x<b})となる事を示せばいいのでしょうか? (2)の証明も {U∈2^R;∀x∈U,∃b∈L;x∈b⊂U}={U∈2^R;∀x∈U,∃b∈B;x∈b⊂U} (但しB={[a,b);a,b∈R,a<x<b})となる事を示せばいいのでしょうか? こんがらがってきました。とりあえず何を示せばいいのかお教え下さい。すいません。お願いします。m(_ _)m

  • KaoriM
  • お礼率86% (153/177)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • ojisan7
  • ベストアンサー率47% (489/1029)
回答No.7

>>(1)の証明 >>B_QがRの開基になる事。B_Qによって生成された位相S'が標準位相S >>と等しくなる事。を示せばいいですね。B_QがRの開基・・・ なんか証明が非常にごちゃごちゃしているので分かりにくいですが、証明の基本的な方向性はだいたいそんな感じでよいと思います。(アバウトないい方ですが・・・) >>B_QがRの開基になる事は∀U∈T(TはRの位相(開集合の族))に対し, >>U=(r,s) (r,s∈R∪{±∞})と書ける。 Uは標準位相Sの任意の開集合としたほうがよいですね。そうすると、 ∀x∈U,∃(r,s)⊂U (r,s∈R∪{±∞})となりますね。そのあとは、 質問者さんが書いたような感じでいいと思います。 >>S⊃S'は明らかなのでS⊂S'を示す。 そうですね。S⊃S'は明らかですが、S⊂S'の証明はだめです。この部分の証明がこの問題の核心になっているところです。じっくり考えて下さい。 (2)はsorgenfrey直線に関する位相ですが、証明は(1)と同じように考えればよいでしょう。

KaoriM
質問者

お礼

ありがとうございます。分かってきました。 > そうですね。S⊃S'は明らかですが、S⊂S'の証明はだめです。 > この部分の証明がこの問題の核心になっているところです。じっくり考えて下さい。 S⊂S'を示します。任意のSの元Uをとると任意のUの元xに対しx∈(r,s)なるr,s∈Rが存在する(∵Sの定義)。 この時,r<p<x<q<sなるQの元p,qがとれる。即ち,x∈(p,q)(⊂(r,s))⊂Uとなっている。 従ってU∈S' よってS=S'となったのでB_QはR上のstandard topologyを生成する開基である。 (終) > (2)はsorgenfrey直線に関する位相ですが、証明は(1)と同じように考えればよいでしょう。 すいません。(2)の問題文が間違ってました。 (2) 族L_Q={[a,b);a,b∈Q,a<b}はR上のlower limit topologyとは異なる位相を生成する開基である事を証明せよ。 でした。 (2)の証明 示す事はL_Q:={[a,b);a,b∈Q,a<b}が開基になっている事とL_Qによって生成される位相とlower limit topologyが等しくない事です。 L_Qが開基になる事は まずRの任意の開集合Uをとる。任意のx∈Uに対し,x∈(r,s)⊂Uなるr,s∈Rが存在する(∵Uは開区間からなる集合)。 この時,r<a≦x<b<sなるQの元a,bが存在する。よってx∈[a,b)⊂(r,s)⊂U. よって補題からL_QはRの開基である。 次にL_Qによって生成される位相L'は{U∈2^R;∀x∈U,∃b∈L_Q;x∈b⊂U}と書ける(∵開基によって生成される位相の定義)。 また,lower limit topology Lは{U∈2^R;∀x∈U,∃b∈L_R;x∈b⊂U}(但しL_R={[a,b);a,b∈R,a<b})と書ける(∵lower limit topologyの定義)。 あとはL≠L'を言えばよい。 L⊂L'であるか確かめてみると 任意のLの元Uをとると任意のUの元xに対し,x∈b⊂UなるL_Rの元bがとれる。このbを[r,s)(r,s∈R,r<s)と書く事にすると もし,rがQの元でなく,しかもx=rの時,x∈[p,q)⊂Uなる有理数pがとれない。 従って,LはL'に含まれない。 ∴L≠L'。 よってL_QはR上のlower limit topologyとは異なる位相を生成する開基である。(終)

その他の回答 (6)

  • koko_u_
  • ベストアンサー率18% (459/2509)
回答No.6

>「rからsの開区間の任意の元xに対し,r<q<x<p<sなるQの元p,qが存在する」となると思います。 じゃあ、その証明も付けといて。

KaoriM
質問者

お礼

どうもありがとうございました。 とても勉強になりました。

  • kabaokaba
  • ベストアンサー率51% (724/1416)
回答No.5

>>∀U∈T(TはRの位相(開集合の族))に対し,U=(r,s) (r,s∈R∪{±∞})と書ける。 >位相空間Rの開集合は開区間(a,b)と思ってましたが だめ。。全然わかってないです.自分で =========== [定義] Bが{(a,b);a,b∈R,a<x<b}ならばBによって生成される位相をstandard topologyという。 ======== って書いてるでしょう? Rの標準位相はBで生成されるっていってるが Bそのものが位相だなんてひとことも書いてない. Rの開集合で開区間ではないものなんて, たとえば(0,1)と(2,3)の和集合なんてどうなる? >それ以外での位相の場合ででも考えないといけないのですね。 それ以外の位相なんてのはありません. Rには標準位相が入れてあるのでしょう? 整理: ・Rには「標準位相」が入っている. ・Rの標準位相とは開区間の集合で生成された位相である ・Rの部分集合族として,両端が有理数であるものを集めB_Qとする ・B_Qが標準位相をいれたRの開基であることを示す まあ,内容的にはほとんど正解なんだけど,入り口部分, この問題の本質である「定義の理解」ができてないのですよ. (2)の方は(1)ができればほとんど同じです. これをソージェンフリー直線といいます.

KaoriM
質問者

お礼

どうもありがとうございました。 とても勉強になりました。

  • koko_u_
  • ベストアンサー率18% (459/2509)
回答No.4

>∀U∈T(TはRの位相(開集合の族))に対し,U=(r,s) (r,s∈R∪{±∞})と書ける。 補題では、U は「一般の」開集合であることを要求されているので、 そんな単純な場合だけを考えてもダメです。 何度も言いますが、記号論理式を使うのを止めて、日本語で回答を書いて下さい。 例えば「それで∀x∈(r,s),∃p,q∈Q;r<q<x<p<s. 」と書いていますが、意味を理解できていますか?

KaoriM
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 > 補題では、U は「一般の」開集合であることを要求されているので、 > そんな単純な場合だけを考えてもダメです。 位相空間Rの開集合は開区間(a,b)と思ってましたがそれ以外での位相の場合ででも考えないといけないのですね。 うーん,それではどのようにして示せばいいのでしょうか? すいません。お教え下さい。m(_ _)m > 何度も言いますが、記号論理式を使うのを止めて、日本語で回答を書いて下さい。 > 例えば「それで∀x∈(r,s),∃p,q∈Q;r<q<x<p<s. 」と書いていますが、意味を理解できていますか? はい一応、、、 「rからsの開区間の任意の元xに対し,r<q<x<p<sなるQの元p,qが存在する」となると思います。

  • ojisan7
  • ベストアンサー率47% (489/1029)
回答No.3

(1)と(2)はせっかく補題が与えられているのですから、補題の条件が成り立っていることを確認するだけでいいんです。そのこと自体は簡単に解決しますよね。しかし、その先のことが気がかりになりませんか。たとえば、Bの生成する位相と、B_Qの生成する位相は同じ位相でしょうか。実際、2つの基は同じ位相を誘導しますが、そのことを考える(証明する)方が面白いですよね。 No1さん、No2さんのアドバイスにもあるように数学は記号の記述よりもその、内容(本質)を理解することが大切ですし、本質を理解することにより数学の学習に、さらに興味を持って臨むことが出来るのではないでしょうか。

KaoriM
質問者

お礼

ご回答誠にありがとうございます。 なんとか考えてみました。 (1)の証明 B_QがRの開基になる事。B_Qによって生成された位相S'が標準位相Sと等しくなる事。 を示せばいいですね。 B_QがRの開基になる事は∀U∈T(TはRの位相(開集合の族))に対し,U=(r,s) (r,s∈R∪{±∞})と書ける。 それで∀x∈(r,s),∃p,q∈Q;r<q<x<p<s. 従ってx∈(p,q)⊂(r,s)なので補題が使えて,B_QはRの開基となる。 B_Qによって生成される位相S'は{U∈T;∀x∈U,∃b∈B_Q such that x∈b⊂U} 標準位相Sは標準位相の定義から{U∈T;∀x∈U,∃b∈B_R such that x∈b⊂U} (B_R={(a,b);a,b∈R,a<b}) S⊃S'は明らかなのでS⊂S'を示す。 ∀(r,s)∈S,∀x∈(r,s),∃p,q∈Q;r<p<x<q<sなのでx∈(p,q). よって(r,s)∈S' ∴ S=S' (2)の証明 示す事はL_Q:={[a,b);a,b∈Q,a<b}が開基になっている事とL_Qによって生成される位相とlower limit topologyが等しくない事です。 L_Qが開基になる事は∀(a,b)∈T,∀x∈(a,b),∃p,q∈Q;a<p<x<q<bなのでx∈(p,q)⊂(r,s). よって補題からL_QはRの開基になる。 L_Qによって生成される位相L'は{U∈T;∀x∈U,∃b∈L_Q;x∈b⊂U}と書ける。 また,lower limit topology Lは{U∈T;∀x∈U,∃b∈L_R;x∈b⊂U} (L_R={[a,b);a,b∈R,a<b})と書ける。 あとはL≠L'を言えばおしまいなのですが ∀(r,s)∈L,∀x∈(r,s),∃p,q∈Q;r<p<x<q<sなのでx∈(p,q)⊂(s,t). でL⊂L'. L⊃L'も同様に言えてしまいます。 どうすればL≠L'が示せるのでしょうか?

  • kabaokaba
  • ベストアンサー率51% (724/1416)
回答No.2

>とりあえず何を示せばいいのかお教え下さい。 定義を示せばよい. 記号で書いてるから意味不明になるってだけ. きっちり「自分の言葉」で書き下して「理解」すること. 位相は記号演算だけで理解できるようなものではなく 絵を書いたり,例を作ったりしてイメージを身に付けないとだめ. 逆に適切な直観を養えれば,見ただけで証明が分かる. この(1)と(2)もそういう種類の問題.

KaoriM
質問者

お礼

ご回答誠にありがとうございます。 なんとか考えてみました。 (1)の証明 B_QがRの開基になる事。B_Qによって生成された位相S'が標準位相Sと等しくなる事。 を示せばいいですね。 B_QがRの開基になる事は∀U∈T(TはRの位相(開集合の族))に対し,U=(r,s) (r,s∈R∪{±∞})と書ける。 それで∀x∈(r,s),∃p,q∈Q;r<q<x<p<s. 従ってx∈(p,q)⊂(r,s)なので補題が使えて,B_QはRの開基となる。 B_Qによって生成される位相S'は{U∈T;∀x∈U,∃b∈B_Q such that x∈b⊂U} 標準位相Sは標準位相の定義から{U∈T;∀x∈U,∃b∈B_R such that x∈b⊂U} (B_R={(a,b);a,b∈R,a<b}) S⊃S'は明らかなのでS⊂S'を示す。 ∀(r,s)∈S,∀x∈(r,s),∃p,q∈Q;r<p<x<q<sなのでx∈(p,q). よって(r,s)∈S' ∴ S=S' (2)の証明 示す事はL_Q:={[a,b);a,b∈Q,a<b}が開基になっている事とL_Qによって生成される位相とlower limit topologyが等しくない事です。 L_Qが開基になる事は∀(a,b)∈T,∀x∈(a,b),∃p,q∈Q;a<p<x<q<bなのでx∈(p,q)⊂(r,s). よって補題からL_QはRの開基になる。 L_Qによって生成される位相L'は{U∈T;∀x∈U,∃b∈L_Q;x∈b⊂U}と書ける。 また,lower limit topology Lは{U∈T;∀x∈U,∃b∈L_R;x∈b⊂U} (L_R={[a,b);a,b∈R,a<b})と書ける。 あとはL≠L'を言えばおしまいなのですが ∀(r,s)∈L,∀x∈(r,s),∃p,q∈Q;r<p<x<q<sなのでx∈(p,q)⊂(s,t). でL⊂L'. L⊃L'も同様に言えてしまいます。 どうすればL≠L'が示せるのでしょうか?

  • koko_u_
  • ベストアンサー率18% (459/2509)
回答No.1

記号論理式をいじくりまわすのを止めて、日本語で考えましょう。

KaoriM
質問者

お礼

ご回答誠にありがとうございます。 なんとか考えてみました。 (1)の証明 B_QがRの開基になる事。B_Qによって生成された位相S'が標準位相Sと等しくなる事。 を示せばいいですね。 B_QがRの開基になる事は∀U∈T(TはRの位相(開集合の族))に対し,U=(r,s) (r,s∈R∪{±∞})と書ける。 それで∀x∈(r,s),∃p,q∈Q;r<q<x<p<s. 従ってx∈(p,q)⊂(r,s)なので補題が使えて,B_QはRの開基となる。 B_Qによって生成される位相S'は{U∈T;∀x∈U,∃b∈B_Q such that x∈b⊂U} 標準位相Sは標準位相の定義から{U∈T;∀x∈U,∃b∈B_R such that x∈b⊂U} (B_R={(a,b);a,b∈R,a<b}) S⊃S'は明らかなのでS⊂S'を示す。 ∀(r,s)∈S,∀x∈(r,s),∃p,q∈Q;r<p<x<q<sなのでx∈(p,q). よって(r,s)∈S' ∴ S=S' (2)の証明 示す事はL_Q:={[a,b);a,b∈Q,a<b}が開基になっている事とL_Qによって生成される位相とlower limit topologyが等しくない事です。 L_Qが開基になる事は∀(a,b)∈T,∀x∈(a,b),∃p,q∈Q;a<p<x<q<bなのでx∈(p,q)⊂(r,s). よって補題からL_QはRの開基になる。 L_Qによって生成される位相L'は{U∈T;∀x∈U,∃b∈L_Q;x∈b⊂U}と書ける。 また,lower limit topology Lは{U∈T;∀x∈U,∃b∈L_R;x∈b⊂U} (L_R={[a,b);a,b∈R,a<b})と書ける。 あとはL≠L'を言えばおしまいなのですが ∀(r,s)∈L,∀x∈(r,s),∃p,q∈Q;r<p<x<q<sなのでx∈(p,q)⊂(s,t). でL⊂L'. L⊃L'も同様に言えてしまいます。 どうすればL≠L'が示せるのでしょうか?

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    直積位相の定義についての質問です。 [定義ア]位相空間(X_λ,T_λ) (λ∈Λ(Λは任意の添数集合))と射影fが与えられていて,直積集合P:=ΠX_λとおく。 この時,X_λ⊃{f_λ^-1(t_λ)∈2^P;t_λ∈T_λ}=:S_λをf_λによって誘導される(X_λ,T_λ)の位相と呼ぶ。 次に和集合B:=∪S_λと置き, この時,このBから生成される位相{U∈2^P;∀x∈U,∃b∈B such that x∈b⊂U} を直積集合Pの直積位相と呼ぶ。 が直積位相の定義だと思います。 [定義イ]2個の直積(X_1,T_1)×(X_2,T_2)の場合の直積位相は{∪[g∈G]g ;G⊂T_1×T_2}と載ってました。 [定義ウ]集合Xの部分集合族Bが以下の条件を満たすときBをXの開基という (1)BはXを被覆する (2)任意のb1,b2∈Bおよび任意のx∈b1∩b2に対して、あるb∈Bが存在して、x∈b⊂b1∩b2となる。 [定義エ] Bを集合Xの開基とする時,{U∈2^X;∀x∈U,∃b∈B such that x∈b⊂U}をBによって生成される位相という。 そこで定義アの直積位相定義が2個の直積の場合に定義イと合致してるか調べています。 まずS_1={f_1^-1(t_1);t_1∈T_1},S_2={f_2^-1(t_2);t_2∈T_2}でB:=S_1∪S_2と置く。 そしてこのBによって生成される位相は{U∈2^(X_1×X_2);∀x∈U,∃b∈B such that x∈b⊂U}:=L これが{∪[g∈G]g;G⊂T_1×T_2}:=Mに一致してるか吟味してみます。 (i) L⊂Mを示す。 ∀U∈Lを採ると,∀x∈Uに対してx∈b⊂Uなるb∈Bが存在する。 Bの定義よりb={f_1^-1(t_1),f_2^-1(t_2)}という集合になっています。 そこで結局の所,Uは常にbを含んでいなければならない訳ですからU=∪[b∈B']b (但しB'⊂B)…(1)となっていますよね。 所でBの元達はというとB:=S_1∪S_2な訳ですから(1)は U={(t_1×x_2)∪(x_1×t_2);x_1⊂X_1,x_2⊂X_2}という形になってますよね。 ここでx_1やx_2は必ずしもT_1やT_2の元とは限らないわけですよね。 なのでこのUは∪[g∈G]g;G⊂T_1×T_2には含まれませんよね。 どうすればLとMが合致しますでしょうか? それとも直積位相は2個の直積集合の場合と3個以上の直積集合の場合とでのそれぞれ直積位相の概念は異なるのでしょうか?

  • 位相と連続の証明問題で質問です。

    識者の皆様よろしくお願い致します。下記の問題について質問です。 Let A be a set;let {X_α}_α∈J be an indexed family of spaces;and let {f_α}_α∈J be an indexed family of functions f_α:A→X_α. (1) Show there is a unique coarsest topology T on A relative to which each of the fuctions f_α is continuous. (2) Let S_β:={f_β^-1(U_β); U_β is open in X_β},and let S=∪S_β. Show that S is a subbasis for T. (3) Show that a map g:Y→A is continuous relative to T if and only if each composite map f_α。g is continuous. (4) Let f:A→ΠX_α be defined by the equation f(a)=(f_α(a))_α∈J ;let Z denote the subapace f(A) of the product space ΠX_α.Show that the image under f of each element of T is an open set of Z. 「Aを集合とし,{X_α}_α∈Jを添数付けられた(位相?)空間の族とし,{f_α}_α∈Jを添数付けられた写像f_α:A→X_αの族とせよ。 (1) 各f_αが連続となる事に関連したA上の最強位相Tが一意的に存在する事を示せ。 (2) S_β:={f_β^-1(U_β);U_βはXでの開集合},そしてS=∪S_β…(*)とする時,SはTの準開基となる事を示せ。 (3) 写像g:Y→AがTに関して連続⇔各合成写像f_α。gは連続。 (4) f:A→ΠX_αをf(a)=(f_α(a))_α∈J; Zは直積空間ΠX_αのf(A)の部分空間を表す。Tの各元のfの像はZの開集合になる事を示せ。」 (1)については各f_αが連続だというのだから∀t_α∈T_α(但しT_αはX_αの位相),f_α^-1(t_α)はAの開集合(…という事はAは何らかの位相を持っている?その位相をTとしておく)。f_α^-1(T_α)⊂Tになっていなければならない(∵連続の定義)。 よってT=∪[α∈J]{f_α^-1(t_α)∈2^A;t_α∈T_α}…(ア)と書け、TはAの最強の位相だというのだからAの任意の位相は全てTより弱い。 よってTは離散位相にならねばならない? それでT=2^Aを示せばいいのかと思いました。T⊂2^Aは明らかなのでT⊃2^Aを示します。 ∀G∈2^Aを採ると、、、ここからどのように書けますでしょうか? (2)については今,S=∪[β∈J]S_β={s∈2^A;∃β∈J such that s∈S_β}…(**)となっていて, ∪[s∈S]s=Tとなる事を示せばよい(∵準開基の定義)。 ∪[s∈S]s⊂Tを示す。 ∀s∈Sを採ると(*)より,∃β∈J;s=f_β^-1(U_β).よってこれは(1)でのTの元になっているのでs∈T. ∪[s∈S]s⊃Tを示す。 ∀t∈Tを採ると∃β∈J;t=f_β^-1(t_β) (但し,t_β∈T_β)(∵(ア)) よってS_βの定義(S_β:={f_β^-1(U_β);U_βはXでの開集合})からf_β^-1(t_β)∈S_β. よって(*)よりf_β^-1(t_β)∈∪[s∈S]s(∵(**)). 以上より T=∪[s∈S]s. で大丈夫でしょうか? (3)については "⇒"は連続写像同士の合成はまた連続なので明らか。 よって逆を示す。 まずf_α。g:Y→X_αは連続だと言うのだから∀t_α∈T_α,(f_α。g)^-1(t_α)∈T_y (但し,T_yはYの位相)…(***)と書ける。 そしてこれは(f_α。g)^-1(t_α)=g^-1(f_α^-1(t_α)) (∵逆写像の定義)と変形でき, f_α^-1(t_α)∈T_α⊂Tだったので纏めると,,(***)から ∀f_α^-1(t_α)∈T,g^-1(f_α^-1(t_α))∈T_yと書け、gは連続。 (4)についてはf(a)=(f_1(a),f_2(a),…)となっていて Z(⊂f(A))の位相はT_z:={f(A)∩t_p∈2^ΠX_α;t_p∈T_p} (但しT_p:={U[u∈U];U⊂ΠT_α}) と書ける(∵相対位相の定義)。 それで示す事は∀t∈T,t∈T_zである。 ∀t∈Tを採ると∃α∈J;t∈T_αそして,f(t)=(f_1(t),f_2(t),…)となり,今f(t)∈f(A)なので f(t)∈T_zである事を示すにはf(t)∈t_pである事を示せばよい。 でこれらも大丈夫でしょうか?

  • 位相空間論について質問です.

    位相空間論について質問です. A⊂R^nのとき,x∈R^nが集合Aの集積点であることの定義ですが, (i)xを含む任意の開集合Uに関して,(U\{x})∩A≠Φ (ii)(A\{x})∩B(x,ε)≠Φ の2通りを見かけました.B(x,ε)はxのε近傍です. 学校の講義では(i)を習ったのですが,個人的には(ii)の方がわかりやすくて使い易いです. (i)の方がいまいちイメージが掴めません. (i)と(ii)は同じことだと思うのですが,(i)についてわかり易い解説をお願いできますか? 任意の開集合というものが入ってくるとわかりづらいです. よろしくお願いします.

  • 何が箱位相と直積位相でのR^ωのR^∞の閉包か?

    R^∞はR^ω(R^ωはRの可算個の直積集合)の部分集合でやがて0になる数列{x_n}(有限個の項は非零)全体からなる集合とする時,何が箱位相と直積位相でのR^ωのR^∞の閉包か? 正解はR^∞ の箱位相と直積位相における閉包を夫々A,Bとすると A=R^∞,B=R^ωのようです。 R^ωの直積位相T_pはTをRの通常の位相とすると S:=∪[λ∈Λ]{π_λ^-1(U_λ);U_λ∈T} (Λは可算な添数集合,π_λは射影) とするとこのSはR^ω上の準開基をなし, B:={∩[s∈S']s;S'⊂S,S'は有限集合}はR^ω上の開基をなし、 これから生成される位相T_pは T_p:={∪B';B'⊂B}(={∪[b∈B']b;B'⊂B}の意味)と書ける。 箱位相T_bの定義は B:={Π[λ∈Λ]U_λ;U_λ∈T}と置くとT_b:={∪[b∈B']b;B'⊂B} それでT_p⊂T_bの関係になっていると思います。 ヒントは ∀x=(x_1,x_2,…)∈(R^∞)^cを取り, ε_i=|x_i|/2 (x_i≠0の時),∞(x_i=0の時) とすると V=(-ε_1,ε1)×(-ε_2,ε_2)×… はxの箱位相における近傍でR^∞∩V=φ よってA=R^∞. となっています。∀x=(x_1,x_2,…)が(R^∞)^cの内点になっているのでA=R^∞という事なんでしょうが (0,0,…)はR^∞の元になっていてVの元にもなっていますよね。 したがってR^∞∩V=φは言えないと思うのですが…。 後半についてのヒントは ∀x=(x_1,x_2,…)∈R^ωを取ると直積位相におけるxの任意の近傍Vを取ると ある自然数nに対し,{x_1}×{x_2}×…×{x_n}×R^ω⊂Vで R^∞∩{x_1}×{x_2}×…×{x_n}×R^ω≠φなのでR^∞∩V≠φである。 よってB=R^ω となっているのですがこれも同様に∀x=(x_1,x_2,…)∈R^ωがR^∞の内点かもしくは境界点になっているのでB=R^ωとなるんだと思います。 xの任意の近傍Vはx∈V∈T_pと書けますよね。 それが{x_1}×{x_2}×…×{x_n}×R^ω⊂Vとどうしてなるのか分かりません もしV=(-|x_1|-1,|x_1|+1)×(-|x_2|-1,|x_2|+1)×(-|x_3|-1,|x_3|+1)×… とずっとなっている場合は,{x_1}×{x_2}×…×{x_n}×R^ω⊂Vと言えませんよね。 どのように解釈したらいいのでしょうか?

  • 証明問題, B(R^n)=σ(J_n)を示せ(B(R^n)はn次元ボレル集合体)

    今日はよろしくお願い致します。 B(R^n)をn次元ボレル集合体,σ(J_n)をn次元区間J_nから生成されるσ集合体とする。 [問] B(R^n)=σ(J_n)となる事を示せ。 [証] R^nの位相はn次元開区間の任意個の和集合T:={∪[λ∈Λ]I_λ∈2^X;I_λはn次元開区間(Λは非可算集合)}と採れるから B(R^n)=σ(T)(∵ボレル集合体の定義) =∩[B∈{B;T⊂B,BはR^n上のσ集合体)}]B(∵生成されるσ集合体の定義より) =R^n (∵Tを覆えるのはR^nしかないので (∵もし,仮にR^nの真部分集合でTを覆えたものがあったとすると 少なくとも(-∞,+∞)×(-∞,+∞)×…×(a,+∞)×…×(-∞,+∞)(a∈R,n個の直積集合) というような有界な区間がある。この時, (-∞,+∞)×(-∞,+∞)×…×(a-1,+∞)×…×(-∞,+∞)∈Tなのに (-∞,+∞)×(-∞,+∞)×…×(a,+∞)×…×(-∞,+∞)はTを覆えてない)) 同様に σ(J_n)=∩[B∈{B;J_n⊂B,BはR^n上のσ集合体)}]B(∵生成されるσ集合体の定義より) =R^n(∵上記と同じ理由) 従って B(R^n)=σ(J_n)となったのですがどこかおかしいでしょうか?