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元請業者の請負代金不払い

私の弟の話です。請負代金不払い事件の相談を受けて、自信をもって答えたもののちょっと不安になっています。 弟はある電気工事会社の住宅工事部に十数年勤務し、住宅工事部解散のため得意先を引き継ぎ独立しました。 ところがその得意先は新規の個人経営者に口座を開かないため、得意先の助言により住宅工事部勤務時代に弟が下請けとして使っていた業者Aを窓口として業務を受注するようになりました。要するに下請けと元請けの立場が逆転したわけです。 業務開始当初から弟はAの代理人として得意先に出向いて打ち合わせをし、Aのもとに持ち帰ってAと弟の間で業務の振り分けをしていました。 Aが弟に丸投げをする場合は問題なかったのですが、Aが工事を行う場合は工事に付随する業務「申請代行手続き」「仮設電気の使用料金の立替」「完成図面作成」「得意先への報告書作成」を弟が引き受けていました。 ところがAは丸投げの場合の代金は支払いますが、工事に付随する業務の代金は最初の5件までは支払い、その後は一切支払わなくなりました。 請負代金請求の話を持ち出すと全く取り合わず、その後は対面拒否、電話も着信拒否するようになりました。 業務件数が2年間で36件、請負代金と立替払いの総額が180万円にもなったので支払督促を行いましたが、Aはすぐに異議申し立てをしました。 念のため私が代理で一度連絡を入れると「その代金は今まで支払った丸投げした分に含まれている」と言って取り合いません。 さらに「その代金を請求するならウチの名義料を請求する」と矛盾した事を言います。 「名義料」に関する取り決めは過去に一度も無く、そんな言葉が出るのも初めてです。 どう考えてもAがおかしいので、裁判に移行するよう訴状を作成しましたが、相手方Aの妙な自信が気になります。 というのも、Aはこの不払いの話には一切触れずに、まだ弟に仕事を依頼してきます。 Aが裁判に勝てる理由は存在するでしょうか?

みんなの回答

回答No.3

>工務店はAに代金を支払っているから、弟が工務店に泣きついても何の解決にもなりません。  民法上はそうなんですが、建設業法の考え方はちょっと違うんですよ。下請けに仕事を出すのはいいけど、下請けの不始末も面倒を見るように、という発想があるんです。ですから、ある程度以上の規模の下請けを出す業者は特定建設業許可というのをとらなくちゃいけないんです。  ま、そこまで行かなくとも、元請の方iは一切関わる気持ちは無いわけですか?

Dr6480
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 >下請けの不始末も面倒を見るように、という発想があるんです。 なんと!そんなルールがあるんですか! 一度良く調べて、工務店に相談する方法も検討してみます。 ちなみに「訴状に代わる準備書面」を本日裁判所に提出しました。

回答No.2

Aというのは元請業者でなくて、下請け業者なんですよね?元請けに話はできないんでしょうか?

Dr6480
質問者

お礼

相関図としては、施主→工務店→A→弟となります。工務店が元請ならAは下請け、弟は孫請け業者ですね。 工務店は本来は弟と直取引したかったが、便宜上Aに発注しています。 だから実際の仕事のやり取りは工務店→弟で、弟←→Aで振り分けをし、支払は工務店→A→弟となっています。 当然、A→弟の間で何割かのマージンは抜かれています。 工務店はAに代金を支払っているから、弟が工務店に泣きついても何の解決にもなりません。

回答No.1

負けても本来払うべきものを払うだけだし、損はしないわなあ

Dr6480
質問者

お礼

Aが負けても、と言う意味ですね? つまりは負けを覚悟でゴネるだけゴネて、あわよくばこちらが諦めるのを期待していると・・・。 弟の話を聞いて一番驚いたのは、この業界は「一切契約書を作成しない」ということです。 ひょっとしたらこうやって相手方を泣き寝入りにさせる風習が、この業界では多々あるかもしれませんね。 ご意見有難うございました。迷うことなく裁判に踏み切ってみます。

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