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簡易課税制度の事業区分について
今期から消費税申告の事業所です。 簡易課税なのですが、事業区分がわからないので教えて下さい。 旗などを立てるポール(お店の前に商品名や宣伝などの旗を立てたり、玄関先に国旗などを立てるポールです)を仕入れ、そのまま加工などもせず販売しているのですが、販売先が個人宅や事業所だったりします。 この場合、消費税の事業区分は一種(卸売)・二種(小売)にわけるべきなのでしょうか? 売り上げの件数、金額はあまりないのですがどちらに区分すれば良いのか悩んでいます。 よろしくお願い致します。
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こんにちは。 課税初年度ということで、戸惑われる事も多いことと思います。 >この場合、~にわけるべきなのでしょうか? >どちらに区分すれば良いのか悩んでいます。 ご質問が、事業区分の必要性についてなのか、事業の分類(帰属)についてなのか分かりませんので、両方記しますね。 まず必要性ですが、これは当然必要です。 事業区分は簡易課税の根幹ですし、出来うる限り正確に区分し、その結果みなし仕入率が高い事業に区分出来れば、結果納税額が安くすみます。また、ANo.1様ご記載の75%ルールを採る場合も関わってきますからね。 次に事業の区分についてですが、今回お書きの「他の者から購入した商品をその性質及び形状を変更しないで販売」する場合は、販売先が事業者(帳簿・領収書等で明らかなもの)であれば第一種事業となりますし、それ以外の一般的に言われる消費者に対する場合は第二種事業となります。 >販売先が個人宅や事業所だったりします。 このことから思うに、おそらくort-san様は購入者の用途・目的を考えて迷っておられるのではないですか? しかし今回のようなケースでは、消費税法では購入者の用途や目的に関してを事業区分の判断要素とはしておりませんし明記もしておりません。あくまで販売先が事業者か、それ以外の消費者かで判断します。 例えば文房具屋さんが、会社の事務員さんに文具を販売した場合ですが、事務員さんは社内で使うだろうから最終消費者(小売)=第二種かな?ってお考えになられるかもしれませんが、消費税法上は販売先が会社=事業者と判断し第一種に区分されます。 最初は誰しも迷いますし、事務的には面倒だと思われるかもしれませんが、簡易課税を選択した以上はしなければならないことと割り切って頑張って下さいね。 ご参考にしていただけましたら、幸いです。 http://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/tsutatsu/kihon/shohi/13/02.htm http://www.shouhi-zei.com/
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(消費税の事業区分は一種(卸売)・二種(小売)にわけるべきなのでしょうか?) わければ一種事業の方が仕入税額控除が大きいわけですから、納税額が下がります。 分けない場合は、すべてを2種で計算することになります。
お礼
二種だけだと納税率が高くなる訳ですね。 楽は出来ても納税率が上がる事を考えるときちんと分けた方が良いですね。 ありがとうございました。
事業区分の判定は、事業全体ではなく、個々の課税資産の譲渡(取引)ごとに行うこととされています。ですから消費者に販売したものを第二種として、業者に販売したものを第一種としてそれぞれ区分・集計することになります。 http://www.tax01.com/modules/xoopsfaq3/index.php?cat_id=9 区分した事業のうち75%以上をひとつの区分が占める場合には、全部がその区分であるとみなして申告することができます。ですから、もし卸売が課税売上の75%以上であれば全部を第一種として計算することができます。あくまで選択なので、この特例を使わないこともできます。仮に小売が75%以上の場合、全部を第二種とする必要はありません。 なお、区分しなかった場合には混在している事業の中でもっともみなし仕入率の低いもの(この場合第二種)で全部を計算することになるので注意が必要です。 http://www.tax01.com/modules/tinyd4/index.php?id=3
お礼
詳しくありがとうございます。 課税売上75%以上というのもポイントなのですね。 結構面倒なようですが、とりあえず今期で理解できれば今後は楽そうですので、頑張ってみます。
お礼
詳しくありがとうございます。良く理解できました。 個人・事業者の分け方についてもおっしゃる通り、会社で購入したものの使い道が本来の仕事以外で使用(レクリエーション的なもの)という事で悩んでおりました。 内容ではなく販売先という事でみればよいのですね。 これでほぼ理解できたかな?と思うので頑張ってみます。