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核融合の可能性(政府予算の答弁から)

・【核融合反応は、「エネルギー供給源」としての利用の可能性があるのか?】 (政府の答弁書を読んでたら「議員の科学の基礎知識」欠如が目立ち質問します!) ・【日本に(青森)世界唯一(今ん処)の核融合反応応用の予備実験費に予算決定済み』をどう思うか?】 (地元誘致反対論などでは無く。また“核=反対”の感情論もご遠慮を) 科学の専門家(物理に限らず、在野でも“核融合反応の理解”ある方ならOK)の「メドを含め」本音を聞きたいのですが。

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  • triones
  • ベストアンサー率48% (16/33)
回答No.6

基本的にはとても有望ですが、実際に発電ができるようになるまでに必要な 技術開発がかなりあることも事実ですし、なにより、そのための開発費用が 膨大になることも事実です。 青森に誘致を計画している装置は、あまりにも研究費用が掛かるため、国際 協力でこれを行おうとしている実験装置です。ヨーロッパ(フランス、 スペイン)とカナダも誘致活動を行っています。 普通の原子炉とはかなり違うものですので、同じ感覚で「核」アレルギーに なるのは少し考え物です。 核分裂で最もやっかいな「死の灰」とよばれるウランの核分裂生成物の面倒は、 核融合炉には一切ありません。 しかし、そうは言っても装置が使っているうちに放射能を帯びるのは多少あって こういった廃棄物の量は核融合炉の方がむしろ多いと言われています。 また放射性物質としては、核融合炉燃料のトリチウムが放射能を持った水素 なので、これもちゃんと管理する必要があります。 かなりうがった見方かもしれませんが、世間の核融合反対論、特に??教授と 言った科学者のそれには、ご自身の商売の都合と言うこともかなりあるように 思われます。 というのは、先にも申しましたように、核融合の実験はとても費用が 掛かりますが、所管の文部科学省は青森の実験装置の誘致に当たり、科学技術 研究費の総枠をふやさない、と財務省に釘をさされています。 となると、核融合の研究が進むことは、そのほかの分野の研究者にとっては 自らの分野の研究費が減らされることにつながってしまいます。 もちろん、そういった影響があるくらい核融合の研究はお金が掛かるので、 核融合側もしっかりやってもらわないと困るのですが。 なお、核融合炉1基で日本の電力需要の大半をというのは、かなり無理です。 また2chですので、書いてあることは程々に読むべきですが、核融合の スレッドがあります。

参考URL:
http://science.2ch.net/test/read.cgi/atom/1022616370/l50
Barenino
質問者

お礼

原子炉・核などとすべて一緒にゴッチャにしているのはマスコミにも責任があると思う。 某教授はおいといて(ズーッと脇に)「国などの機関に専門家として席を置いてる科学者と、在野(=国立大教授も、国等の諮問機関とは無関係の意味)の科学者の意見が分かれてるのが疑問でQしました。 これから早速2チャンネルへ! P.S.これで締切りますが、ポイント全員にあげたいのですが…。 ポイント配分できなかった方にも、本当にキチンとした回答に感謝しています。 今後も「冷静な専門家」の目で、あやふやな日本の「目付け役」として期待しています! では~!!!

その他の回答 (5)

  • creol
  • ベストアンサー率25% (43/169)
回答No.5

こんにちは。何か答えてみたいと思います。 >核融合反応は、「エネルギー供給源」としての利用の可能性があるのか? 可能性はあります。石油、石炭等の化石燃料の枯渇、原子力の危険性を 考えると核融合でなくても何か代替を考えなければならないのが現状です。 このような状況でも、画期的な、未来が保証された解決策が今のところないので 核融合は可能性の1つということです。 青森の話は、ITERですね。いわゆる磁場閉じ込め。 研究者の立場から言うと、僻地にある研究所には人が集まらないのが 現状かと思います。研究者にとってはよくても、研究者の家族、子供によくない環境になりえるからです。 施設は出来た!が人が集まらないという研究所は世界でもいくつかあります。 一流の研究者は、すぐにポストが見つかるらしく、二、三流の研究者しか集まらず、あまりよい研究が出来ないという話を聞いたことがあります。 メド。 なかなか難しいところですが、炉に至るまでにクリアしなければならない問題が 山済みなのが現状です。 なにわともあれ、専門家はがんばってます。核融合実現を目指して。

Barenino
質問者

お礼

これで「中立の専門家」の「核融合研究はやるべき」と「全回答者が賛成(この言葉は“推進”同様、地元等のヒステリックな運動を連想させるので使用したくないが)」 これで『中立専門家の中立意見』が聞けて「大満足」です。 メディアに露出する「某科学者」はオカシイと思いつつも「専門家としての反対」には「多少、“そうなのか?”」と動揺する自分だったので。 未知の情報として「僻地には優秀な研究者が集まらない」 これは「知らなかった」 「学会・学閥・エレベーター式orコネ式採用等」の日本の「専門家のイヤらしさ」は「文系でもイヤという程熟知」も…。 そういう問題も絡んでる事はQ段階では全く予想外! 親切に回答、心からのお礼と感謝を!有難う御座いました!

  • mmky
  • ベストアンサー率28% (681/2420)
回答No.4

mmkyです。 No.3 First_Noelさんのお考えに賛同します。 核分裂の利用は何とか中性子を隔壁で閉じ込めていますが、核融合での中性子の閉じ込めやプラズマの閉じ込めの研究は想像を絶する大変さかと思います。でもFirst_Noelさんの指摘のように目先ではなく子孫のために研究するということが大切だと思っています。100年、200年後は火星へもいける時代でしょう。火星は水はありますがとても寒いところです。No.1のshiro-haseさんの指摘のように「プチ太陽」が必要な環境です。子孫がそのような環境でも新しい社会が築けるように、私たち(先祖)が今、投資しておくということも大切な考えだと思います。核融合がたとえ地上では利用できなくとも 宇宙空間では利用可能です。あらゆる可能性を研究して、その遺産を後の世の人々に残しましょう。 参考まで

Barenino
質問者

お礼

またまた専門家の「実現化までは相当期間」を熟知しつつも「長期ヴィジョン」での賛成論、これが聞きたかった!   純粋な中立立場の専門家としての「やるべき」という意見の多さは、「この問題の中立科学者の意見」として「質問の趣旨&動機」を満足させてくれました! どうも自分レベルの知識だと「ヒステリックな核=反対」 の「核も素粒子も全部一緒」の「反対派の知識」と同レベルなので「専門家の判定」が知りたかった! (自分は中立派だが) ただ、上記反対派運動が盛んなのは「原子力発電のズサンな管理」が「そら、見たことか!」と後押ししてる。 各電力にも「核融合研究阻止の責任」がある。(株も売った) 「遠い将来だからこそ、“科学者の存在意義有り”」 「明日実現出来るなら、科学者(基礎科学等)は不要」 『自分の生きてるうちには実現しない事を研究する姿勢』が不可欠なのは「科学史」が如実に語ってる! 今回は、丁寧に回答ありがとうございました!

  • First_Noel
  • ベストアンサー率31% (508/1597)
回答No.3

かつて10年程前,某大学の小型実験炉を別ごとで使用しておりました. もう分野から離れているのですが,青森のはITERですよね. 当時からITER誘致にとても精力的な活動を日本は行っていました. 実験炉→実証炉→商業炉と進むのですが,当時で商業炉は2050年頃と 言われていたものがその後まもなく,「君達が生きている間はないよ」と 言われるようになりました. 人間の行える核融合発電は,核分裂炉と異なり暴走の危険はないにしても, 材料の放射化の問題はありますから完全にクリーンとは言い難い,しかし 核分裂炉より危険小,海水から重水素を得られる,と言うメリットを考えれば, 今後必要不可欠なものと考えます. 恐らく今生きている方々の大半は,商業炉稼動開始時には生きていないことと 思われます.しかしそれでも国が予算を割り当て,100年先,それ以上のことを 考えて予算を割り当てることは稀で,それだけこの問題は人類全体の大きな問題として あると言うことでしょう. 目先のことはそれはそれで対処すべきではありますが,こういう長期的な問題に対して, 支出の労を疎ましがってはならないと思います.エネルギー問題は,今の景気対策云々とは 別枠で考える必要があると私は思います.

Barenino
質問者

お礼

回答No.#1の方のお礼にも書いたのですが >「君達が生きている間はないよ」 この「技術上の詳細・見通し」に小泉首相(だけ鋭い質問をしていて、感心したが)ら官僚のみならず 某“酸素”月教授が『ケシカラン!』と批判している事。 科学者としての実績はおいといて最近の活動は?で評価しませんが「科学者」としてメディアに露出するから影響は大きいハズ。 彼の「核融合批判」は「科学者」としての意見は当然も「私学理系への予算削除」等も加わってでは?と邪推。 最後に「生きてる間は」と知ってる専門家が、「長期ヴィジョンでやるべき」という意見は『Just what I want』です! 質問の甲斐がありました!ありがとうございます!!!

  • RandyPlus
  • ベストアンサー率32% (91/279)
回答No.2

 専門家で無くて申し訳有りませんが、実用化の目処としては、20年後だそうですよ。  ただし、核融合時に発生する中性子をどうするのか、などの問題が解決できればですけど。  今月号のニュートンで、レーザー核融合の記事が載ってますので詳しくはそちらを見て下さい。

Barenino
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 早速「ニュートン」見ます(掲載知りませんでした) (科学系雑誌で定期購読は「子供の科学」、あとは廃刊) >核融合時に発生する中性子をどうするのか そうですね!素人レベルで知ってはいるのですが。 (この素人レベルが恐い!反対派の知識はこれでしょう) 雑誌情報含め、回答ありがとうございました! 文系と吹聴してるが体力不足で「情報見逃し」が多い昨今。 脳軟化の証拠に「レーザー(頭文字)」のスペルも忘れた! では~!!!

回答No.1

こん**は。 一応、大学の4回生で、プラズマ生成のコンピュータシミュレーションなんかをしてました。 ・【核融合反応は、「エネルギー供給源」としての利用の可能性があるのか?】  融合反応炉を一基でもつくることができれば、日本の電気の大半はまかなえたように思います。つまりは、「プチ太陽」を作るわけですから。 ・【日本に(青森)世界唯一(今ん処)の核融合反応応用の予備実験費に予算決定済み』をどう思うか?】    それは知りませんでした。核融合反応は一日も早く実現してほしい技術です。外国に金をばら撒く余裕があったら、ぜひとも、資金を投入して、早期に完成させてほしいものです。  メドについては、まだまだ先の話と言うところが本音ではないでしょうか。 各大学で融合炉のシミュレーション等は行われているようですが、実際に、どのように「着火」するのか、反応炉の容器はどうするのか(なにしろ太陽と同じ条件を閉じ込めなければなりませんから。)など、課題は山積みであると思います。  まぁ、ほとんど素人ですので、専門家の方の意見も聞きたいです。 実際にどこまで進んでいるかなど。  私個人としては、自分でも研究したいテーマですし、一日も早い完成を望みます。 こんな回答でいいんでしょうか?

Barenino
質問者

お礼

今回質問したきっかけは某O憑キ教授が雑誌(噂の真相)で『錬金術だ!(非難の意味で)』完全否定していた事。 素人レベルで色々問題点は見ましたが…。 ひょっとして、「科学者の意見対立」以外のファクターとして『理科系への政府予算不足等』へのルサンチマンがあるのでは?とのQでした。 自分が大学生の時は「プラズマ研」=名古屋大学のイメージの文系なのでQ内容の言葉不足はお許し下さい! 回答ありがとうございました。(お礼が遅れた事も御詫びします)

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