- ベストアンサー
化学反応式の作り方
塩化カルシウムと炭酸水素ナトリウムを水中にて反応させて、炭酸カルシウムを生成させる時の反応式について教えてください。 以下に自分の考えをかきます。 CaCl2 + NaHCO3 = CaCO3 + NaCl2 + H 等モル反応で反応が進むかたちであっていますでしょうか? 添削お願いします。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
No.1さんのアドバイスに沿って考えてみます。 ANo.1の1.と2.から考えると CaCl2 + NaHCO3 → CaCO3 + NaCl2 + H ではなくて CaCl2 + NaHCO3 → CaCO3 + NaCl + HCl ……(反応1) となりそうですよね。 でもCaCO3はHClと反応してCO2を発生します。石灰石に塩酸を加えるとぶくぶく泡がでるアレです。 この反応は、化学反応式で書くと CaCO3+2HCl → CaCl2 + CO2 + H2O ……(反応2) です。 ですからCaCl2とNaHCO3を反応させたときに、もしHClができたとしても、このHClはすぐにCaCO3と反応してなくなってしまいます。(反応2)からわかるようにCaCO3とHClは1:2で反応しますので、できたCaCO3の半分はHClと反応してCaCl2にもどりますけど、残りの半分はそのまま残ります。 (反応1)に引き続いて(反応2)が起こると考えれば、全体の反応は CaCl2 + NaHCO3 → CaCO3 + NaCl + HCl → 0.5CaCO3 + NaCl + 0.5CaCl2 + 0.5CO2 + 0.5H2O となります。これを整理(係数を整数にするために両辺を2倍して、そのあと両辺からCaCl2を引く)すれば CaCl2 + 2NaHCO3 → CaCO3 + 2NaCl + CO2 + H2O となります。 ANo.1の「4.この反応で、HClはできない」というのが一番大事なところです。
その他の回答 (4)
- nious
- ベストアンサー率60% (372/610)
#2ですが、あなたが「熱分解」と言われる反応は、水溶液中では一般には「不均化反応」と呼ばれ、 熱を加えなくても平衡反応として僅かに右に進んでいます。 2HCO3^- ⇔ H2CO3 + CO3^2- (不均化反応) [H2CO3][CO3^2-]/[HCO3^-]^2=K(平衡定数)≒10^(-4) ところがCaCO3の沈殿が生じてCO3^2-が消費されるにつれ、 不均化の平衡も次第に右に移動し、更にCO2の発生も伴う為に、 最終的に反応はほぼ完全に進行してしまうでしょう。 その結果が#2の反応になるという事です。
- okormazd
- ベストアンサー率50% (1224/2412)
ANo.1です。 CaCl2・H2O どうせ水に溶かすのだからH2Oあってもなくても反応は同じ。 ただし、 量を計算するときは計算に入れないといけない。
- nious
- ベストアンサー率60% (372/610)
例えば次のように考えるとそんなに無理はなさそうですね。 2NaHCO3 ⇔ CO2↑+ H2O + Na2CO3 (不均化) CaCl2 + Na2CO3 ⇔ CaCO3↓ + 2NaCl (沈殿の生成) 2式から、CaCl2 + 2NaHCO3 → CaCO3↓ + 2NaCl + CO2↑+ H2O これはどうでしょうかね。
- okormazd
- ベストアンサー率50% (1224/2412)
1.NaCl2 ナトリウムはNa+で+1価、塩素はCl-で-1価だからNaCl2では数が合わない。 2.H ふつう水素は原子状態にはないから、Hはおかしい。分子になるか他の化合物になる。水がいいかも。 3. もう1種類できるのがあるみたい。 4. この反応で、HClはできないから注意。
お礼
3と4がよくわからないのですが、塩酸は別にできなくてかまわないです。解説お願いします。 再考してみましたが、 CaCl2は水中で、 Ca2+とCl-になる。 NaHCO3は水中で、 Na+とHCO3-の状態で存在する。 ここまではあっていますか? あと実験で使う塩化カルシウムですが、 CaCl2・H2Oと瓶に表記があります。この場合はどうすればいいでしょうか?
お礼
一番上の反応は熱分解反応ですよね、自分がやるのは熱する過程がないのでおきないと思うのですが。 意見ありがとうございます。