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「興味のあられる」「興味がおありになる」などの表現では、どちらが丁寧?またどちらも文法的に正解?

Parismadamの回答

  • Parismadam
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回答No.8

はじめまして。 ご質問1: <どちらが丁寧なのでしょうか?> どちらも同じです。 2例の敬語の用法は以下の通りです。 1.「興味のあられる」: (1)「あられる」は「ある」の尊敬語です。 (2)ここでは「られる」という尊敬の助動詞が使われています。 2.「興味がおありになる」: (1)「おありになる」は「ある」の尊敬語です。 (2)ここでは「お」という尊敬の接頭語が使われています。 (3)この接頭語に対応して用いられているのが、「お~になる」という表現です。 例: 「お戻りになる」 これは、セットで1つの尊敬語なので、二重敬語ではなく1つの敬語と数えて結構です。 ご質問2: <またどちらも文法的に正しいのでしょうか? 慣用や語感は個人差がありますが、文法的にはほぼ正しい用法ですが、2例とも2点訂正を要する点があります。 1.「興味のあられる」: (1)この「の」は格助詞「が」と同意で使われています。 (2)別の言い方に置き換えると「興味があられる」とも言えます。 (3)この「が」は対象を取り立てて用いる場合に使われる格助詞の用法で、主格の用法とは異なります。 例: 「僕は、彼女が好きだ」 2.「興味がおありになる」: (1)常体は「興味がある」となります。 (2)本来は「興味」は動作の対象になるので、「興味を持つ」と目的となる対象を示す格助詞「を」を使う語法もあります。 (3)ただ、「おありになる」という表現は動作に無意志的なニュアンスがある場合には適切です。 例: 「上品なところがおありになる」 しかし、ご質問文のように意志的な動作には違和感があり、あまり一般的には使われません。 例: 「お子様に対して、愛情がおありになる」 (4)「興味」「関心」「愛情」などは、「~を持つ」という意志的な動作と関連して使われますから、「(自然に)ある」という使い方は、やや不自然に聞えるのです。 3.訂正を要する点: (1)この2例には、「興味」に敬語が使われていません。「興味」は「相手の意識」=「相手の持ち物」なので、尊敬語をつけなくてはなりません。 「興味」は漢語ですから、漢語につく尊敬の接頭語「ご」をつけて「ご興味」と表します。 (2)2例とも「なる」という常体で文が終止しています。これを丁寧語の「です」「ます」にするのが、正しい敬語法です。 ご質問3: <興味があるということを敬語で表現するとき> 1.上記でご説明したように、「興味」は相手の持ち物ですから、尊敬の接頭語「ご」が必要です。 2.意志的な動作ですから、「~を持つ」という表現にした方がきれいな語感になるでしょう。 3.語尾は丁寧語「です」「ます」を使って、敬意を高めます。 3.以上を踏まえて訂正例は 「ご興味をお持ちです」 「ご興味を持たれています」 が適切な表現となるでしょう。 4.ご質問の例も 「ご興味がおありです」 ぐらいなら一般に使われます。 以上ご参考までに。

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