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ビジネス統計学について
はじめまして。 現在大学では経営学専攻です。学科は金融です。 私の大学では統計学が必修なのですが、 これって現場ではよく使うものなのでしょうか。 職場によって分かれるかと思いますが、 よく使う方の例、使わない方の例を聞かせていただけたらうれしいです。 それと、どの方法?というか公式というか、を教えていただけると助かります。
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はじめまして。現在大学院で同じくファイナンスを専攻しているものです。 ファイナンスと一言でいってもどのようなファイナンスでしょうか? インベストメントを勉強されるのでしたら統計学ができなければおそらく話にならないでしょう。コーポレートファイナンスにしても、統計学的手法に基づいた理論が出てきますから統計学は非常に重要な学問です。 例えばCAPMという理論を来たことがありますでしょうか?ファイナンスを学べば比較的序盤で出てくる理論ですし、内容自体も難しくなくまた、実務でも非常に広く活用されていますので知っておいて損はないでしょう。 これはシャープさんを筆頭にする3人のエコノミストさんが考え出した理論で、一言で言うなら、期待収益率を測定するモデルです。 これは国債のようなリスクがない(厳密にいえばインフレリスクという若干の不確実性はあります)レートにリスクプレミアムを加えるという理論です。netで調べるとわんさかでてきますので詳しくはそちらをご覧になってください。 そしてこのCAPMの理論の背景にはばらつきを表す統計的手法である標準偏差や分散が使われています。これはハリーマルコビッツの1952年の論文ポートフォリオセレクションにさかのぼるものですが、このときに考え出されたものがいまだに理論的バックボーンとなっていますから驚きです。話がずれましたが、一般的にファイナンスの世界ではリスク=不確実性は先ほどの標準偏差と分散で計量されます。 他には例えばですが天気と株価の相関関係を測るのにも統計的手法を使います。実際に晴れている日の株価の収益率が雨や曇りの日よりもよかったという論文をみたことがあります。 ですから統計学は何らかの調査をする際にはファイナンスに限らず非常に有用なものなので是非とも勉強してください。長文失礼しました。
お礼
丁寧なご回答ありがとうございました。 私はまだこの学部にすすんで日がたってないのですが、 統計学が必須だということはよく理解できました。