• ベストアンサー

収支計算書では「負債」という用語は通常は使わないのですか?

収支計算書の支出の部では、「負債」という用語は使わないのが普通でしょうか?しかし自動車や住宅のローンなどの借金は「負債」と言えますよね?そうなら、これらの負債に対する支出を総称して「負債支出」と表現したらいけないでしょうか?それとも簿記では、「負債」という用語は貸借対照表などの特定の用語と定められているのでしょうか?教えて下さい。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • gootaroh
  • ベストアンサー率47% (396/826)
回答No.4

ご質問者様は、負債と支出の意味について、こんがらがっているかもしれません。以下、話を超単純化しますので、厳密さには欠けますが、理解の一助になさってください。 財務諸表(決算書)は大きく貸借対照表と損益計算書に分かれますが、負債は資産に対応した用語で、貸借対照表に関するものです。 ご質問の収支計算書というのは、大きな分類では損益計算書に属するものです。 貸借対照表であれ損益計算書であれ、複式簿記ではお金の「調達方法」を右側(貸方)に仕訳し、「使い道」を左側(借方)に仕訳します。 ざっくり申しますと、「調達方法」とは貸借対照表でいうと「負債」と「純資産」、損益計算書でいうと「収益」です(つまり「入ってくるお金」)。一方、調達したお金の「使い道」とは貸借対照表でいうと「資産」、損益計算書でいうと「費用」です(つまり「出ていくお金」)。 ご質問の収支計算書の支出の部というのは、多分「費用」のことでしょうから、どちらかというとお金の「使い道」、複式簿記でいうと左側(借方)に仕訳されるものです。 一方、「負債」はお金の「調達方法」であり、複式簿記でいうと右側(貸方)に仕訳されるものなので、両者は性質が異なります。 >しかし自動車や住宅のローンなどの借金は「負債」と言えますよね? ・確かに借金は「負債」(調達方法)です。この場合は、自動車や住宅が「資産」(調達したお金の使い道)です。借金は負債ですが、「費用」ではないですよね。ただ、借金に対する利息の支払は「費用」(支出)に相当します。 >貸借料支出を「負債」と呼んでもおかしくないでしょうか? ・おかしいと思います。「負債」(調達方法)には「資産」(使い道)が伴います。例えば土地の賃借料を支払っているとして、自分のところにその土地が残っているでしょうか?その土地はあくまで借りているものなので、自分の土地ではないですよね。賃借料はあくまで「費用」、つまりそれ自体「お金の使い道」にすぎません。 いずれにせよ、話を超単純化すると、「調達方法」とは「入ってくるお金」、「使い道」とは「出ていくお金」です。 多分想像ですが、ご質問者様は、借金の返済を「出ていくお金」と解釈してしまっているのではないでしょうか?「出ていくお金」と考えると「費用」のようにも思えてしまいますが、正しくは「『入ってくるお金』が減少する」という具合に解釈するのです。似て非なるものです。

bultmann2
質問者

お礼

ありがとうございます。自分の混乱の問題点を整理することができました。ご指摘のとおり、負債を借金返済の支出と混同していました。

その他の回答 (3)

  • ok2007
  • ベストアンサー率57% (1219/2120)
回答No.3

収支計算書は、金銭の出し入れを見るためのものです。すなわち、一定期間の流れ(フロー)を見るものです。 他方、会計用語でいうところの「負債」は、一時点の残高(ストック)を表すものであって、既発生の法律上の支払義務と、将来予想される資産減少とを包含したものです。 支払義務そのものは金銭の出し入れを表すものではありませんし、将来の資産減少も現在の金銭の出し入れに関与することはありません。 したがって、収支計算書においては、「負債」そのものを表す項目は存在しません。 他方、「負債に対する支出を総称して『負債支出』と表現」することは、特に妨げられていません。 ただ、一般的な収支計算書は少なくとも、経常収支とそうでないものとを分離して計上しています。そのため、一般的には、経常支出とそうでないものとを一緒くたにしてしまう「負債支出」を用いる意義は乏しいものと考えられます。

bultmann2
質問者

お礼

ありがとうございます。負債の厳密な意味を理解できました。ご指摘のとおり、負債を金銭の支出と混同していました。簿記用語の定義の難しさをあらためて感じました。

  • makosei
  • ベストアンサー率21% (193/898)
回答No.2

 たとえば毎月普通に支払っている賃料(地代・家賃・レンタル料など)は負債とは呼べません。「費用」です。  ただし、支払期限が来ているのに未払いになっている賃料は「未払金」という負債に属します。(貸借対照表に載ります。特別に「未払賃料」というような科目をその会社独自につくることはあるかと思います) 逆に賃料を前払いしているときは「前払費用」、その効果が1年を超えて及ぶような費用は「長期前払費用」という資産に属します。  「私は毎月毎月、家賃7万円の支払という負債を背負っているんだ」というセリフは、少し不正確ながら日常生活ではありえるでしょう。でも、経理では使える言葉ではありません。

bultmann2
質問者

お礼

ありがとうございます。「負債」の日常の雑談における使用と経理の専門的な用法との違いを学ぶことができました。

  • makosei
  • ベストアンサー率21% (193/898)
回答No.1

こんにちは。  収支計算書は文字どおり収入と支出を示す計算書です。ここでは簿記でいう損益計算書で考えてみます。  費用とは経営活動によって純資産が減少する要因となるもののことです。ところで、自動車ローンを組んだだけでは純資産は減少しません。確かに「借入金」という「負債」は増えますが、同時に「車両(運搬具)」という資産も増えます。ローンを組んだ結果、利息を払います。この「支払利息」こそ「費用」です。ですから「負債」と「費用」は明確に区別する必要があります。  おしゃるように「負債」は貸借対照表に登場する科目(用語)です。 収支計算書や損益計算書には負債に属する科目は出てきません。

bultmann2
質問者

補足

ありがとうございます。ところで貸借料支出を「負債」と呼んでもおかしくないでしょうか?科目として表記できないとしても、収支計算書の支出の中の貸借料を「負債」と表現することはできますか?それとも「負債」という言葉は、貸借対照表以外の書表の科目については使えないのでしょうか?つまり貸借対照表に専用の言葉なのですか?

関連するQ&A

  • B/Sの当期正味財産増加額と収支計算書の当期収支差額は一致しなくても良いのか?

    経理の初心者です。NPO法人の決算処理についての質問です。 管理部門から事業部門に立替金30,000円を支出し (管理):立替金/現金 (事業):現金/預り金 と仕訳を行いました。 このままだと、貸借対照表の流動資産の部に立替金30,000円と、流動負債の部に預り金30,000円が記載されるため相殺処理を行うのが適切であるということで、決算仕訳で 立替金(管理)/預り金(事業) と仕訳を行いました。 これを元に財務諸表の作成を行うと、管理部門の貸借対照表の当期正味財産増加額と収支計算書の収支差額に30,000円の誤差が生じ、同様に、事業部門の貸借対照表と収支計算書のそれでも30,000円の誤差が生じます。ただ、事業部門・管理部門合計の貸借対照表、終始計算書では一致します。 これは正しいのでしょうか?収支差額と、当期正味財産増加額は一致すると聞いたのですが、これは(事業・管理の)合計で一致すればよいという意味で宜しいのでしょうか?

  • 白色申告の収支内訳書で、前受金(負債)はどこに書けばよいのでしょうか

    白色申告を予定しています。 去年の収入の中で、例えば、ある仕事で60万円の仕事を請けて仕事をし、実際に作業してみたら30万円で収まったので30万円は今年作業する仕事に持ち越しという形の場合、収支内訳書はどこの欄にどのように書いたらよいのでしょうか。 ちなみに、60万円の領収書は去年出しています。 詳しい人に聞くと、前受金(負債)で処理すればといわれたのですが、収支内訳書に前受金というのがありません。青色で貸借対照表?みたいなのですとあるのかもしれませんが、白色なので、どこに記載すればいいのかがわかりません。 よろしくお願いいたします。

  • 繰延税金負債について

    貸借対照表において、企業会計上の純資産が税務上の純資産を 上回っている場合、繰延税金負債になるとはどういうことを言うので しょうか? どうしてもわかりませんでしたので、お願いします。

  • 欠損金とは

    欠損金は税法上の用語で、「税務上の赤字」というのはわかりますが、なぜ貸借対照表の資産のマイナスに計上されるのですか? 負債に計上されないのですか? 赤字すなわち借金なのですから負債に計上しているのにさらに資産の部をマイナスするのですか? 単純に、こういう考えではないのですか?

  • ‘有利子負債’って、B/S(貸借表)の勘定科目にないの?

    最近‘有利子負債’という言葉をよく聞きます。 でも、どの会社のB/Sをみても、‘有利子負債’という勘定科目が ありません。貸借対照表の左にある、負債欄の全部(合計)をまとめて、 ‘有利子負債’というのでしょうか? それとも、負債欄に表記される、 特定の勘定科目を合計したものを、‘有利子負債’と定義付けするのでしょうか? なお、ネットで調べても、借入金、社債など・・・という説明に とどまっており、理解できません。そこで、個別に会社四季報を みるといった結末に到達するのです。 どなたか、‘有利子負債’と言う言葉が、B/Sのどの科目を合計したものかを教えてくれませんか? ちなみ、簿記の知識は3級です。。 よろしくお願いします。

  • 貸借対照表

    借入金があった場合、貸借対照表には負債のみに記載がはいる場合と、資産と負債に印字されている場合どの様に異なるのですか? 又負債の場合のみ、収支計算書に費用として印字するのは何故?

  • 学校会計の計算書類(財務諸表)について

    今年の4月から私立大学の経理課に配属された新社会人です。 ですが、今まで数字を扱ったことがなく、簿記の知識も全くありません。 先日、月次の仕事で「資金収支計算書、消費収支計算書、貸借対照表」を作ったのですが、まだまだ数字の流れだとか、これらの書類の意味、関連性が全くつかめていません。 簿記のテキストや様々なサイトを見たのですが、専門用語の意味が分からず、いまいち内容が理解できてません。 そこで、できれば初心者にも分かりやすいように、これら3つの計算書類の意味や関連性を教えて欲しいです。 お願いします。

  • 単式簿記の収支計算と財産目録(貸借対照表)

    町内会で単式簿記による収支計算を行っています。未収金も未払金もなく、全ての取引を現金預金が増減した時にのみ記帳します。 例えば、冷蔵庫(備品)を10万円で購入した場合は、業者に代金10万円をを支払った時に、設備費の支出が10万円と処理します。備考欄等に10万円の冷蔵庫購入と記しますが、資産計上のないまま決算収支報告をします。 こういう会計システムの場合、貸借対照表と言っていいのかどうか分かりませんが、資産は現金預金のみですよね。 この場合、決算期末に帳簿を離れて手持ち財産を時価評価して、現金預金のほかに冷蔵庫(備品)を財産目録に計上してもよいのでしょうか? 複式簿記的に考えると、冷蔵庫は購入時に全額費用処理していると考えられ、資産(財産)として表現するのに抵抗があります。 この場合の財産目録は記帳(帳簿)を離れた別個の参考資料と考えるなら納得できるのですが、如何なものでしょうか?

  • 個人事業者、貸借対照表の負債計上での損得。

    遺産相続でのことです。 30年程前に長男に個人事業(小売店)を引き継いだ父親が他界し遺産相続が発生しました。 引継後は名前だけの店主で年金生活していたことから、父の資産は僅かな不動産のみと思っていたら、1,000万円の負債があると伝えられました。 それは借金ではなく貸借対照表の負債で父が作ったものとのこと。 その後事業を引き継いだ長男の説明によると幾多の借金=>返済の間に適切な帳簿上処理がなされず、負債として処理していくほか手段がなかったとのことでした。(長男の話を私がそのように理解したので間違いがあるかもしれません) 私は長男が事業引き継ぎ以前に家を出ての経理などとは無関係のサラリーマンでしたから個人事業の貸借対照表など理解出来ません。 税金対策等で意図的な負債計上などありうるのか? その場合の事業経営上の損得はどのようなものなのか? 最終的にそのような負債はどのように処理されるのか? 以上三点、お教え願います。 

  • 銀行の貸借対照表で特定取引資産って?

    銀行の貸借対照表で特定取引資産や特定取引負債がありますが、これは具体的になんでしょうか。また、これは流動資産(流動負債)になるのですか、固定資産(負債)になるのですか。

専門家に質問してみよう