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鋳造時の重元素の溶解
金属の溶解にあたり,高周波加熱により各種元素を溶解・混合しているのですが,鋳造時の溶解金属温度が約1400~1500℃なのに,どうして融点の高いW(融点約3380℃)やCr(同1900℃)が溶けるのですか? たとえば,溶解している金属にWやCrが接すると,溶解金属等がそれらに拡散して,融点を下げるのですか? それとも,高周波加熱により,溶解金属の温度は1400℃ぐらいでも,局所的に見るとW等が溶けるぐらいの温度になっているのですか? 宜しくお願いします。
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簡単に言うと,室温でも水に砂糖(単体では融点はかなり高い)が とけるのと同じことです。 溶融している金属に,高融点の金属が接触すると,高融点金属の最表面の結合エネルギーが小さくなっているために高融点金属単体の融点より小さい温度で溶解がおこります。 溶け方にはいろいろあります。 詳しくは合金の相図を参照してください。 http://www.ee.knct.ac.jp/teachers/takakura/zairyo/chapt5.pdf
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- okormazd
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回答No.1
一般に混合物の融点は下がる。 融点(凝固点)降下としてよく知られた現象です。