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キリスト教の方へ

truth77の回答

  • truth77
  • ベストアンサー率37% (85/225)
回答No.2

「法を説くは師にあり、法を広めるは弟子にあり」という言葉が示します通り、キリスト教が世界宗教として広まった真の功労者は「弟子」であると思います。 では、イエスが処刑される以前の弟子たちの意識はどの程度のものであったのでしょうか? イエスには自分が捕らえられる日がわかっていましたので、前日の晩には弟子たちに、「起きていなさい」と言ってあったのですが、みんなしてグーグー寝ている始末でした。 また、イエスが処刑される段になって、一番弟子であったペテロでさえ、刑場で「イエスと一緒にいた男だ!」と指摘されると、「知らない!」と言って否定したくらいのレベルだったのです。 こうしたレベルの弟子たちが奮起したのは、無惨な殺され方をした後に起こった「復活」があったからではないかと思うのです。 処刑、復活といったセンセーショナルな出来事が身の上に起きて、初めて自分の主が「本物」だと悟った訳です。 しかしながら、イエスの復活が「肉体をまとっての復活」であったならば、それはキリスト教が唯物論に敗北したことになりますので、その様な安易な復活ではなかったと推測されます。 後にキリスト教布教の功労者となるパウロですが、直弟子のステファノを捕らえて、「改宗しなければ石打ちの刑に処す」と脅し、実際に殺害したのですが、死に至る最後まで改宗の意志を示さなかったステファノを見て、「恐ろしいまでの信仰心」を感じた訳です。 こうしたいきさつがあって「ダマスコの改心」に至り、キリスト教布教の功労者となって行くのです。 質問のように、こうした唐突かつセンセーショナルな最期を遂げることになる「処刑」がなかったとしたら、弟子たちが、これほどまでに真剣になったかは疑問の余地があると思います。 あんのんと「ユダヤの一預言者」として扱って、歴史の影に埋没してしまったかも知れません。 ただし、これは12弟子以上に増えなかった場合ですが、伝道期間の延長と共に、イエスの説く文学的で感性的な教えに対する理解者が増えて行くことも考えられます。 そうした道に進みますと、現在主流の「パウロ神学」に基づいたキリスト教ではなく、徹底した「愛の宗教」となっていた可能性が高いと思われます。 こうなった場合は、どうしても「伝道の意欲」が薄らいで来ますので、現在ほど広まっているかと言いますと、さほどでもない様に思います。 そうですね・・・「弟子たちの信仰心に火を付けた」という意味では良かったのかも知れませんが、救世主を屠(ほふ)ってしまうのは、最大級の罪であると思います。 事実その報いは、ローマ帝国によってユダヤ人国家が崩壊され、その後2000年近くも再建出来なかった「呪われた民」となってしまいましたね。 ですので、ユダヤ人に対しては、「キリスト教の功労者」とはお考えにならない方がよろしいかと思いますよ。

taicyan
質問者

お礼

情報有難うございました。小生のキリスト教の功労者という表現が良くなかったようです。しかし歴史にはもしは無いと言えばそれまでですが死刑にならず無罪だったらユダヤだけの預言者という思いが、やはり抜けないというのが本心です。

taicyan
質問者

補足

わかりよい説明有難うございます。でも、もし処刑がなければ今日のキリスト教はなくユダヤの預言者で終わっていた気がしてなりません。

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