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なぜ神様は光速が30万キロメートル毎秒にしたのですか?

joshua01の回答

  • joshua01
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回答No.15

こんにちは。 おもしろい質問ですね。 他の方からもいろいろ反応もあり、まあ、“誰が決めたわけでもない“というのが正直なところでしょうが、実は、ちょっと見方を変えると、専門家もまじめに悩んでいる問題のひとつでもあります。 質問の言い方を変えてみましょう。 「1秒に光が進む距離は、人間の身長(約1.5m)の約2億倍。光の速度と、人間の大きさを決めている物理的原理との間に何か関係はあるのだろうか。逆に言えば、30万kmが60万kmだとどうなるかはともかく、もし、光が秒速3000kmくらいだったら、我々のタイプの人間(光の速度というものを考えることのできる知性を持ったタンパク質の集合体)は存在できたのだろうか。」 1秒を決めたのは人間ですし、30万Kmという距離(正しくは、真空中で29万9792km)を自分の身長や生活の距離感と比較して「遠いなあ」と感じるのも人間です。少し前まで1秒は地球の自転速度をもとに、また、1mも地球の大きさをもとに決めていましたが、もとをただせば1秒は「人間が時間として認識できる中で取扱やすい短い時間」、1mは「人間が長さとして認識できる取り扱いやすい長さ」として決まった単位でもあります。 (現在の技術的な規定としては、時間は特殊な原子の振動速度から、長さは光の速さから定義されていますが) したがって、専門家の見解からすると、1秒は「タンパク質で構成され、イオン(静電気)の流れで計算を行う計算装置である“脳”が情報処理をする最小の時間のだいたいの値」であり、1mは「タンパク質で構成され、高度な計算を行う“脳“構造を、イオン(静電気)の働きである分子の活動(酵素・栄養)として維持できる生命システム(肉体)の大きさのだいたいの値」と考えることになります。 そこで光と人体に共通に出てくるのが「電気」です。光は電気の変動である電磁波であり、人体のシステムを維持しているのは静電気。光の速度は電気の速度にほかなりません。 そしてそれらの関係は・・・・ 実はまだ当然と言える結論は出ていません。また、理論も極めて複雑で理解しにくい状況ではあります。それでも比較的権威ある方々の理論から無理矢理出てくる結果として次のようなものを紹介しておきましょう。 ○ 光の速度が、もし、秒速3000km(今の光の速度の1/100)だったら、実は原子の大きさももっと小さくなります。原子の大きさを決めている原理には電気の力が関係しているためです。 また、ある程度高度な知能を持つための“脳”はある程度以上たくさんの分子の数が必要ですが、極端に多くても有利なわけではないので、分子の数はさほど多くはならないでしょう。その結果、「人体」は1/100くらいになります。また、脳の大きさが小さくなればイオンの動く距離が短くなって、時間感覚は早くなるはずですが、電気の速度が遅いので、結局、1秒の時間はあまり変わりません。 このため、「1秒当たりの光の進む距離は人体の約2億倍」の比率は変わらない・・・ 一方、この理論には専門的なところで大きな疑問があります。 それは「重力」です。原子の大きさを決める力には電気の力が関係していると言いましたが、重力がどのように関係しているかはまだ計算できておらず、光の速度が1/100になっても人体が1/100にならない可能性があり、「大統一理論」というアインシュタインも失敗した理論の完成が待たれます(笑) 「神はなぜ毎秒30万km距離を与え賜たか」について考えると、「30万」の数字に神は何のご興味もないと思われるものの、「神は自らが定めた物理原則により宇宙が動くよう定められた」とするなら、「その結果、光の速度を考え得る「人間」の大きさは1秒当たりの光の走行距離の約2億分の1となるよう宿命づけられた」 さてさて、長くなってしまいましたがいかがでしょうか。 お役に立てば幸いです。

gammalazer
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。大変参考になりました。 いやー難しいですね。まあ世界の物理学者さんとかが毎日考えても分からないことですので私の様な素人にわからないとおもいますが。  アインシュタインが何人もいてくれたらきっとそのうち宇宙の謎を全部解き明かしてくれるだろうにと考えています。  今の物理定数があるからきっと人間が存在できて、これ以外の世界が仮にあったとしても人間は存在できないのかもしれませんね。 詳しい解説ありがとうございました

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