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教えてください

キリスト教思想は、いわゆる宗教的信仰以外の面で、現代の我々の考え方にどのような影響を及ぼしているか?、みなさんの意見を教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

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  • tyr134
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回答No.2

良い質問だと思います。 私たちは、知らず知らずのウチに「キリスト教の思想」に影響されているんですよね。 1)時間(歴史)は一本線であるという考え。 「歴史とは一本道であり、その線が現在に近づくにつれて文明は進歩している」と考える人は多いかと思います。 しかし、この考えのルーツをたどるとキリスト教の思想にぶち当たります。 「歴史とは一本道(時間は直線)」というのは、キリスト教の「創造と終末」という思想が背景にあります。 古代ギリシアの歴史観は「円」であり、「歴史は繰り返す」というモノで「終末に向かう直線」としては、捉えられていませんでした。 その後、キリスト教の「世界は神に創造されたモノで、いずれ世界の終末が来る(その時に救って貰うために信仰する)」という思想が生まれ、「歴史とは直線である」という考えが一般的となりました。 そして、「進化論」が加えられ「歴史は一直線であり、人は進歩する」という考えが生まれました。 マルクスに代表される「唯物史観」も、キリスト教がなければ生まれなかった思想と言えます。 2)自然科学への影響 同じように、自然科学の分野でもキリスト教の思想というか影響が沢山あります。 そもそも、近世以降(ルネサンス以降)に科学が発達するのも、キリスト教の信仰的動機からです。 ルネサンスにおいて、古代ギリシア・ローマやアラブ・イスラム圏の思想や芸術が流入し意識され始めました。 その思想が、教会を中心に流布された「世界観」とはあまりにも違う部分があることに気付きます。 そして「神が作った世界を正しく理解したい」という「気運」が高まっていきました。(教会(ローマ教皇)への反発もありますが) その結果が、「科学革命」に繋がり今に至ります。 3)人権思想 人権思想は、今では重要な思想と考えられています。 しかし、元をたどるとこれまた「キリスト教の思想」から生まれたことが分かる。 この思想が生まれた背景には、キリスト教の「王権神授説」との関係です。 これは、「人を支配する王権は、神に授けられた」という思想でした。 その「権力」に対抗するためには、キリスト教に基づき、この説を覆す必要がありました。 そこで生まれたのが「自然権」という思想。 ここから、「人には王権の前に、神から授けられた権利がある。故に、王権といえどもこの権利を侵すことは罪である」という思想がうまれました。 それが、今日の「人権思想」に繋がります。 、、、と、こんな感じでしょうか。

その他の回答 (3)

  • katyan1234
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回答No.4

科学その他契約と言う考え方、助け合い、ボランテイア、本来の宗教というのは哲学の中だけではなくすべてに影響します。

  • taco8ch
  • ベストアンサー率7% (11/146)
回答No.3

日曜はなんとなく休日のような気がする。

回答No.1

西洋がキリスト教の上に乗っかっていて、 それを全世界に影響を与えているので、 例を上げればきりがありませんが、 個人的には最近、 クリスマスというイベントで仕事が忙しかった。 恋人や家族が町に出でて経済効果をもたらす。 商業的なビジネスチャンスの期間を生んだ。

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