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相加相乗平均を使う問題、使い方
k_m__の回答
相加平均と相乗平均の不等式は, 条件 1. A,B が共に「負ではない数」(=0 以上の数)であって, 条件 2. これらの積 AB が「定数」(=変数を含まないただの数)になり, 条件 3. A=B という不等式の等号成立条件が成り立つことがあるとき, A+B の最小値を求める場合に有効です。 ご質問の問題に適用してみましょう。 A=4a/3,B=64/(3a) のとき,a>0 なので,A も B も「負ではない数」です。よって条件 1 をクリアしています。 そして,積は AB=256/9 となり,変数 a を含まない「定数」になります。 これで条件 2 もクリアしました。 最後に条件 3 ですが,相加平均と相乗平均の不等式の等号成立条件, すなわち A=B が成り立つような変数 a の値があるかどうかを確認しましょう。 解答の通り,4a/3=64/(3a) を満たす正の数 a として,ちゃんと a=4 があります。 条件 1 については,相加平均と相乗平均の不等式を示すために必須の条件なので,これは絶対に外せません。 条件 2 は応用する際に必要な付加的な条件です。 この条件がないとどうなるか,次の例を考えてみましょう。 「x≧0 において,x^2+1 の最小値を求めよ。」 A=x^2,B=1 とおくと,条件 1 は満たされます。 よって,相加平均と相乗平均の不等式を適用することが出来ます。 その結果,x^2+1≧2√x^2=2x となります。 根号√を外すとき,x≧0 の仮定を用いました。 さて,不等式の等号成立条件から,A=B のとき,すなわち x^2=1 のとき, これは x≧0 より x=1 を意味しますから, 「x=1 のとき,x^2+1 は最小値 1+1=2 をとる」という結論になります。 実は,x^2+1 の最小値は,x=0 のときの 1 なので,この結論は誤りです。 こういう事情で,応用の際には条件2が必要です。
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丁寧にありがとうございました。 よくわかりました。これから、使ってみようと思います。 ありがとうございました!!