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後手番うそ矢倉の対策

つぎのような手順で後手番うそ矢倉をされました。ぼくが先手番です。 ▲7六歩△3四歩▲2六歩△4四歩▲4八銀△4二銀▲5六歩△5四歩▲5八金△6二銀 このあと普通に矢倉に組んだのですが、先手は飛車先不突きにできず、本来は後手は飛車先不突きができないはずができてしまいました。 べつにこれで不利になるわけではありませんが、作戦範囲が狭くなって気分が悪かったです。先手はどんな方針で指すべきだったでしょうか?

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  • ADATARA
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回答No.1

<先手はどんな方針で指すべきだったでしょうか? ウソ矢倉を否定できる手順はないようですね。ただ、後手の立場で考えると、▲76歩△84歩▲26歩からの角換え将棋がイヤだったのかもしれません。もし私の対局だったら、先手矢倉しないで、右四間から後手の矢倉をガリガリ攻めますが、右四間は棋風や好き好きあるのでお勧めできません。 <後手番ウソ矢倉の対策 △62銀の局面は1局の将棋ですが、相手がウソ矢倉で来ると分かっているならば、(1)ウソ矢倉にさせない(2)ウソ矢倉に駒組みで優位になる作戦を考えてみました。 (1)▲76歩△34歩▲26歩△44歩▲25歩△33角▲56歩 これで、後手は、▲78銀~▲79角(~▲24歩含み)に対して、△33銀型が間に合いません。後手の雁木か振飛車(向飛車はある)が予想されます。 (2)▲76歩△34歩▲26歩△44歩▲25歩△33角▲48銀△32金▲58金右△54歩▲46歩△62銀▲78金△22銀▲69玉△41王▲77角△52金▲47銀△84歩▲88銀△43金右▲36歩△85歩▲59角△42角▲77銀△33銀▲26角△31王▲37桂△74歩▲48飛△64角▲66銀△73銀▲56銀△22王▲49飛(ホントに先手良いのかなぁ・・・)  (1)はご存知かもしれませんが、昔からある手順です。  (2)は、平成9年B級1組順位戦▲青野九段VS田中九段戦を参考にしています(実際の手順は全く違います。青野九段のネライを自分なりに取り入れました。)後手が最善を尽くせば互角の将棋になるので、先手の作戦勝ちならば、後手に疑問手ありです。  今度、自分で実戦で使って見ます。御質問のお陰で、研究ざんまいできました。

moritan2
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 質問に書いていませんでしたが、この後手の人とは初手合いでした。9手目の▲5八金にも居飛車か振り飛車かわからないので警戒していることが見て取れると思います。それで▲2五歩は指しきれませんでした。向かい飛車対策を十分に研究すれば堂々と指せるのですが、いままで長い間対振り飛車には▲2五歩保留で来たので経験が少ないんです。 その後ぼくもよく考えてみました。現在のぼくのこの手順に対する見解は次の通りです。 ・確かに飛車先不突きの権利は先手は失って後手が権利を持っていますが、それだけで序盤の優劣が決まるわけでは無い。 ・本来なら後手の角道が通っているので先手は後手の急戦矢倉を警戒しなくてはならないのにその必要が無い。 ・逆に後手は先手からの急戦矢倉を警戒しなくてはならないので引き角にするタイミングが難しい。早すぎると急戦矢倉でつぶされる恐れあり。 ・後手の急戦矢倉が無いので先手は早囲いにしやすい。 これらのメリットを考えると飛車先不突きができなくなったデメリットより大きいような気がしてきました。

その他の回答 (2)

回答No.3

うそ矢倉を拒否するなら、▲7六歩△3四歩▲2六歩△4四歩に▲2五歩△3三角を決めるのが一番分かりやすいです。以下▲4八銀と上がり、△3二銀▲5六歩。ここまで居飛車か振り飛車か態度を決めていませんでしたが、これでもう居飛車か振り飛車どちらか選択しなければなりません。以下△4二飛などなら普通に囲えばいいし、△5二金右などなら▲7八銀から▲7九角で2筋の歩の交換を狙うだけ。 △4三銀とかの右玉や雁木or振り飛車狙いならば▲5八金右で問題なし。 ▲4八銀に△3二金(No.1の方が挙げている手順)なら▲5六歩と突いて、後手がうそ矢倉を狙ってきたなら同じく▲7八銀~▲7九角でいいですし、ツノ銀系なら普通に囲う。 これで良いかと思います。 △4四歩に▲2五歩を突くことについて。プロの多くがここで▲2五歩を決めます。理由は色々ありますが、やはり貴方の挙げた手順でうそ矢倉にされると面白くない(≠作戦負け)ということらしいです。 何月号かわかりませんが、将棋世界の「イメージと読みの将棋観」にそのようなことが書いて有ります。 ▲2五歩を決めれば当然向飛車に振ってくる人もいます。 向飛車対策は確かにおろそかになりがちです。三、四段程度でも分かっていない人は多いです。 ですが全然難しくないので「島ノート」などでとりあえず基本的なところの定跡を覚えてしまうのをオススメします。 それを覚えるだけでうそ矢倉は回避出来ると思えば安いものです^^

  • ADATARA
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回答No.2

(1)最近の矢倉先手番は、▲76歩△84歩▲68銀△34歩▲66歩と、ウソ矢倉の先手番モードですね。私は、かつての▲76歩△84歩▲68銀△34歩▲77銀の▲77銀の手に対する修正だと感じております。▲77銀より▲66歩の方が作戦の選択肢があります。 (2)▲26歩はともかく、▲25歩は決め過ぎと思います。決めると、後手が矢倉の場合は1手違うとか良いこともありますが、全体として考えると、▲25歩は早いと思います。そう指すのは加藤(一)先生くらいではないでしょうか。 (3)そう考えると、後手番の作戦は難しいですね。相手が振飛車なら1手違いならなんとかなるのですが、相居飛車戦はきついですね、だからゴキゲンとかはやるのでしょうね。かつて、道場で、先手▲76歩に△44歩指して勝ったことがありますが、結局、戦法で決まるのでなく、力で決まるようです。  では、どうぞ良い年をお迎えください。

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