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調剤薬局に未来はあるのか?
みなさんはじめまして。 私は今現在、関西の薬科大学の3回生です。 調剤薬局に興味があり 将来性について調べていたときに 参考URLのような記事を発見しました。 薬価改定や調剤報酬減少など 色々な事情により 今後調剤薬局さんの経営が かなり苦しくなることが指摘されてます。 さらに地域密着型のドラッグストアが進出してくると 調剤薬局の出番がなくなってしまい ますます経営が苦しくなるのではないか? ドラッグストアさんのHPなので 偏った意見になっているかもしれませんが、 インターネットで検索すると 同じような内容の記事を多数みかけます。 今現在まだ薬学生ということで このように浅い情報しか手に入れることが出来ないので、 もっと現場の人達やこの問題について深く関わっている人達から どちらにも偏りのない意見をもらえたら と思い質問させていただきました。 今後、調剤薬局という経営業態に未来はあるのでしょうか? よろしくお願いします。 参考URL: http://www.drug39.co.jp/jyujitulife.html
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薬局経営者です、皆さんの視点がずれているようなので回答させてもらいます。 今回の診療報酬はプラス改定です。要は医療機関は全体的には収益が上がるということです。しかし、小児科や産婦人科を手厚くする改定ですので今のまま対策を講じない医療機関は収益は横ばいか若干下がると思われます。 では、薬局はどうか?ですが、まだハッキリしていませんが調剤報酬はそんなには下がらないと思われます。むしろキツイのは製薬会社で、薬価引き下げがいつもより大きい6%の下げとなる見込みです。処方箋様式の変更によりジェネリックも増えるでしょうし先発メーカーは苦しくなるでしょう。確かに薬の値引きに今時頼っている薬局は苦しいでしょうけど。 門前か面かの話ですが、将来これは完全に門前の勝ちになります。今の厚労省の施策は何年も先を目標にした異例のものです。今、医療費が高齢化によって増えていますが、これはがん患者などの末期の患者が病院のベッドで管を入れられて無理にでも生かされてることがひとつの要因になっています。戦後しばらくまではこのような患者は家の布団で看取られていました、厚労省はここに主眼を置き、開業医などの在宅ケアを手厚くして家で亡くなってもらおうというものになっています。(開業医の患者が増えます) 今後は大きい病院は慢性疾患は余り受けず、急性期(救急)と専門外来、オペなどに特化し、開業医にかかりつけ医をつくって開業医にもっと働いてもらおうといっています。それには比較的長期間かかるので、次の次の改正やその先の改正などまで考えて段階的にやっていくとのことです。 要は大きい病院は普通の外来をやっていると存続できなくするということです。したがって、面調剤はほとんどが大病院等の処方箋なので将来は半分の数になると予想されています。だから、日本調剤やアインなどは面調剤主体の大手はあせっています。要は門前の方がまだ将来性があると思います、また、訪問薬剤指導など比較的空きがある分野もあります。 医療業界は将来性が乏しいのは明らかですが、やっていけないわけではありません。逆に、薬剤師としてのスキルと、自身が部下を持った時の器量など薬剤師として、また、人間的にも選ばれるようになることの方が大事と思います。
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- katokato
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調剤薬局に未来はあると思います まず6年生の薬剤師は期待の眼で見られています 格上の扱いでしょう 医薬分業となり、保険薬局の総売上は上がっていくはずです ただ旧型の小薬局が経営難なのは事実です ドラッグストアがうまくいっているより、薄利多売の大衆薬・日用品を大オペレーションで行なった人たちが高利益の地域対応型薬局を美味しく見て参入してきているところです 最初はうまくいくかもしれませんが調剤業務をキチンとカバーできるわけも有りません。今後の薬剤師に期待される課題をこなせなるのは業態よりは経営者とスキームだと思います(⇒単に薬を調合するのではなく、患者の要望に答え、行政の先読みをした仕事で保険収入を増やすにはどうしたらよいか) 薬剤師や医療関係者は、たいへん真面目でよく勉強・研究する方が多いです。ただそれだけでは通じなくなっている社会情勢です。この環境に対応できるようがんばってください。
- 764R
- ベストアンサー率53% (203/376)
>今後、調剤薬局という経営業態に未来はあるのでしょうか? 現状の状態で経営を続けていくとしたら、ない。 調剤部門以外の事業(介護など)に目を向けていかなければ衰退の一途でしょう。 まず、調剤薬局についてですが ご存知の通り、医療費はこれからもどんどん削られていきます。 また、診療報酬が引き下げられることになりました。 つまり、その分薬局の収益は減るわけです。 門前薬局であれば患者数はほぼ一定であっても増加は見込めませんからね。 収益が下がった時にまず削りやすいのが人件費です。 つまり、薬剤師の数を減らす、ですね。 そうなったら最後、患者に対して十分なサービスを提供できない、 さらに収益が減る・・・負のスパイラルに陥ることでしょう。 ドラッグストアについても、現在は様々な企業が乱立し、しのぎを削っている状態です。 M&Aにより、強者が弱者を飲み込むようにもなって来ました。 今後、この動きはより加速していくでしょう。 調剤併設型ドラッグストアというのも増えてはきていますが、 これもなかなか中途半端です。 一つはその中での調剤部門の収益が必ずしもプラスではないということ。 特に面で受けるところというのは、客数を増やす=門前から客を奪わなければいけませんが、 それがなかなか難しいというのが一つ。 もう一つは薬局での収益が十分でないため特に薬剤師の人件費が ドラッグストア全体の収益を食ってしまう、ということがあげられるでしょうね。 ゆくゆくは、門前が潰れ、患者があぶれた時の受け皿になり得ますから 将来性はあるとは思いますが、長い目で見たときの話ですから 経営者がそれまで耐えられるか、低収益だからと撤退するかは企業次第でしょう。 門前薬局については今後体力のないところは淘汰されていくと思います。 また、ドラッグストアについても同様です。 淘汰された後には門前、面薬局それぞれが住み分けが出来る状態になるのでは と思います。
- simakawa
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病院がある限り,調剤薬局はなくなりません. ますますの高齢化社会,病人が減るとも思えません. むしろ,一般薬局がどうなっていくかでしょうね.
お礼
素早い返信ありがとうございます。
お礼
問題に対する答えだけでなく ドラッグストアとの関係まで 詳しい説明本当にありがとうございます。 やはりこのままの経営方針でいくとなると 将来はなさそうですね。 とても参考になりました。