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なぜ人間は独り立ちするのが遅いのでしょうか?

動物は生まれてから少しの間で、自分一人で生きていけるようになります。 しかし人間が一人前になるのには、およそ20年掛かります。なぜ人間は自立するのが遅いのでしょうか?

みんなの回答

noname#142902
noname#142902
回答No.5

それは時代によっても違います。1930年代あたりは子供の頃から大人に混じって働きました。実際、農家などでは小学校を卒業しなくても履歴書では小学校卒と書いていたようです。この頃は自立は大人と同じくらい体が成長したら、という状態でしょう。労働は子供の頃からです。 もう少し時代を下って戦後すぐの状態では義務教育を終えれば一人前にすぐに働けました。1950年頃なら自立は15歳といえるでしょう。身体的にも社会的にも。 1960年代なら高卒で正社員として企業勤めが出来た時代なので、自立は18歳でしょう。 ですので自立まで20年かかるようになったのは現代の社会の構造が原因ではないでしょうか。少し昔の日本でも自立に20年は必要なかったのですから。

noname#160718
noname#160718
回答No.4

 クマは独り立ちするまで約3年かかりますし、カモシカも同じような期間親と暮らしています。それ以前、例えば産まれた年に親とはぐれた子供は、その冬を生き延びることはできません。  ヒトが一人前になるまでに20年かかるというのは、他の方も指摘しているとおり単なる「社会的な取り決め」なので、生物学的な「成熟」とは別の話になるでしょう。  まあ普通は一人前になることは性成熟した時とするのが一般的です。  ヒトだと約12-13年ということになりますでしょうか。  それでも他の動物と比較すると圧倒的に遅いですね。  つまりそれは「性成熟せずに親と一緒に暮らす期間が長くなる」ということは、「教育にかける期間を長く取れる」ことを意味するからです。  生物的にあまり強靱とは言えないヒトは、その弱さを高度に発達した社会性や道具を使うことに始まる文明でカバーし、それを武器にここまで勢力を拡大した生物です。  つまり知識や技術など、後天的に会得しなければならないことが多く、子供の教育期間をたっぷり長く取った方が生物として有利になる、という方向に進化したからではないでしょうか。

  • harepanda
  • ベストアンサー率30% (760/2474)
回答No.3

まず、前提として、「動物は生まれてから少しの間で、自分一人で生きていける」というのは、正確な表現ではないことを指摘させていただきます。 動物には、子供や卵を多量に産み、ほとんど育児の手間をかけず、多数の子供の中から少数だけが生き残ればよいという戦略を取っているタイプがいます。他方、子供や卵の数は最低限におさえ、育児の手間をかけ、少ない子供を着実に育てるタイプがいます。人間は、後者に入るというだけのことです。 具体例を考えて見ましょう。たとえば、魚の中でもマンボウは1億個の卵を産むと言いますが、当然、子供や卵の世話などしません。相当数の卵がプランクトン同様に、小型魚の口の中に消えていると思います。 面白いのは鳥で、両方のタイプが見られることです。例えば、カルガモのヒナは、生まれてしばらくすると自分で歩くことが出来るようになり、親と一緒になって、餌場まで歩いていきます。他方、ツバメのように、ヒナを巣に残して、親が外からエサを運んでくるタイプもいます。一般的に言えば、卵の数が多いとカルガモタイプになり、卵の数が少ないとツバメタイプになります。ツバメのヒナなど、自力では歩くことも飛ぶことも出来ないのは、明快ではないでしょうか。 鳥の先祖は恐竜ですが、恐竜が果たして本当に子育てをしたのか?というのは、非常に興味深い問題です。ここからは推測ですが、鳥類の先祖に当たるマニラプトルといわれるタイプの恐竜ですら、ひとつの巣に20個もの卵を産みつけるのが普通であるため、ツバメタイプではなく、カルガモタイプであった可能性があります。(ただし、20個の卵が1羽のメス恐竜のものであるとは限りません。ダチョウのように、複数のメスが一箇所に卵を産んでいたかもしれないからです) 哺乳類は、徹底して子育てに手間をかけ、少ない数の子供を着実に育て上げることを戦略としています。例えば、パンダの子供は非常に未熟な状態で生まれ、大人になるまで非常に手間がかかります。人間の場合、頭が大きすぎて、あまり長期間にわたって子宮内にとどめておくと、出産の際に頭が邪魔になって子供が出てこないリスクがあります。そのため人間は、哺乳類の中でも子供が未熟な状態で生まれ、ひとり立ちまでに時間のかかる生き物となっているのです。

  • kirara77
  • ベストアンサー率25% (117/464)
回答No.2

初めまして。 簡単です。周りが自立させないようにしているだけのことです。 社会や法律やオトナが都合の良いように。。。 まだまだ未開の地や、戦禍が渦巻く地域の子供達は、小学生程度の子供達でも弓矢や小銃や ロケットランチャーを抱えて一人前に獲物を狩ったり、戦いに明け暮れていますよ。 それが良い環境かどうかは別ですけど。。。 生物学的なことが要因では無くって、多分に育つ環境の問題ではないですかね~?

回答No.1

国の決めた事だからです。 義務教育の制度で最低9年は学校に行かなければいけないし。 >人間が一人前になるのには、およそ20年掛かります これは日本他先進国に限った事でしょう。 発展途上国の子供は学校も行かず働いています。 また親族が全員死んでしまったりすれば(生きたいという気持ちがあれば)自力で生きようとします。それは自立でしょう。

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