はじめまして。現在外資系の投資銀行でインターンとして働かせてもらっている大学四回生の男です。
はじめまして。現在外資系の投資銀行でインターンとして働かせてもらっている大学四回生の男です。
知識も経験も無い上、インターンという身分上毎日肩身の狭い思いをしているのですが周りのオトナたちに迷惑をかけることはできないのでこちらで質問させて頂くことに決めました。
現在、各会社(SPC含む)が発行する社債の毎月のモニタリングをする、という業務のお手伝いをさせてもらっているのですが、この時、まわりで当り前のように使われている"funding cost"もしくは"cost of funding"という言葉の意味が分かりません。日本語に訳すと"資金調達コスト"とでもなるのかと思います。
金融機関同士でお金の貸し借りをしていることはわかるのですが(例えばCitiがUFJに~億貸したとか借りたとか)、例えばある会社が発行した社債に1億投資するとして、額面の何%かが毎月入ってくるわけですが、その値から"funding cost"なるものを引いてうちの投資銀行の儲けとなる、みたいな構図なわけですが、その"funding cost(資金調達コスト)"なるものの具体的なイメージが沸きません。果してこれはどういったコストなのでしょうか。しかもその"funding cost"としてうちの投資銀行では"IO Rate"なるものを使っています。わからないものに対してわからないものが重なる、という構図に陥っています。
「三ヶ月のIO Rateがその社債のファンディングコストだから」「はい、わかりました」「6ヶ月のIO Rateの値エクセルに貼っといて」「へい、ガッテン承知」みたいな会話をするわけですが、9時10時まで平気で残って仕事をしているオトナたちに向って学生風情が「すいません、ファンディングコストってなんですか?」って訊くのはあまりにためらわれてしまいます。しかもそんな初歩的なことを何時間もかけてインターン風情に強烈に忙しい人たちが懇切丁寧に教えてくれるとも思えません。そういった訳でこのサイトを使わせて頂きました。
しかもそのファンディングコストなるものは財務部に支払っているようなのです。「それが投資銀行なんだ」と言われてしまえばそれまでなのですが、部門間でお金の貸し借りなどをやるものなのでしょうか?例えば財務部がインターバンク市場で調達してきた~億円を~部に貸し、そのお金で~部が社債に投資するなどというスキームで動いているものなのでしょうか。なんとなくそんな風に想像できるのですが…。その時財務部がお金を調達してきたコストがファンディングコストだ、みたいな回答になるのかもしれませんが、調達コストっていうのは具体的に何にかかるお金なのでしょうか?そしてなぜ”~ヶ月のIO Rate"なるものを使うのでしょうか?大体、IO Rateって何なんでしょうか?なにか省略している雰囲気が漂う言葉なのでただ"IO Rate"ってだけじゃ通じないのかもしれませんがもし金融機関の方がこの文章を読まれてらっしゃるようならば通じる可能性もあるかな、と。
1. 調達コストって具体的には何にかかるお金なのでしょうか?
2. IO Rate って何なんでしょうか?
この二つがどうしても知りたい疑問です。
この質問を現場にするのは雰囲気的にキビシイです。周りのオトナにご迷惑をおかけするわけにはいかないのでこの場で解決できたらな、と思うのですが......。
お礼
suzukikun様、お答え有難うございました。 支店と本店とでお金を貸借する時の利率、まさに”本支店間レート”ですね。 お答えを聞いて腑に落ちました。どうも有難うございました。