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民法の勉強について 教えて下さい。
仕事で民法の勉強をしなくてはいけなくなりました。 宅建で民法を少し勉強した事はあるのですが、 選択肢問題であれば、覚えればすむ事なのですが、 民法で論じろという問題が出たときにどうしても 回答に疑問を持つ事があります。 論じろって言ったときに自分の意見を論じてもそれは 間違いなのですよね。 いろいろな解釈を導く事が論ずる事だと思っていたのですが、 どうしたらこういう疑問を描かずに勉強できるものかと 悩んでいます。 例 錯誤 例えばシャネルのスカーフが地下街でうっていた。 それを購入したが、偽物だとわかった。 錯誤により取り消しする事が出来るか。 錯誤によって取り消し出来るとおそわりました。 でも実際にシャネルが地下街で売っている はずがないのは常識的な事なのに何で錯誤によって取り消し 出来るのか。購入者側の落ち度にはならないのか 取り消しできないのではないか? 些細な事なのですが、こういうことばかり考えてしまうので 凄く民法を勉強する上で行き詰っています。 何か民法を勉強するうえで適切なアドバイスがあれば 教えてください。宜しくお願いします。
- mintuma
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質問者が選んだベストアンサー
仰ること、ものすごく、理解できます。 でも、論文は、論じるというより、記述式で解答するんだというように割り切った方が、点数が付くはずです。 それから、自分の意見や解釈や常識ですが、それは、まず、基本を理解してから後のことだと思うのです。 たとえば、錯誤ですが、錯誤は、意思と表示の不一致で、かつ表意者がこれを知らないことをいいます。 そうすると、シャネルのスカーフだから買うというのは、買うという意思が形成される段階の動機の錯誤ですから、ここで、動機の錯誤が問題となります。動機も明示・黙示に表示されれば、意思表示の内容になり、錯誤になり得ますが、シャネルってプリントされているでしょうから、動機が表示されていたといえることになります。 次にそれが法律行為の要素に当たるかの解釈ですね。 それから、条文上、表意者に重過失が無いことってなっているでしょう。 地下街にシャネルが売ってるはずがないのに売ってると思ったことが、重過失とまで言えるか、言えないか、ここで問題になります。常識で評価する部分だと思います。 それから、錯誤の効果は、無効ですよね。無効と取消の違いは何か、どうして錯誤は無効で、詐欺や強迫は取消なのかとか、考えながら勉強されるといいのではないでしょうか。 記憶したことは、忘れますが、理解したことは忘れにくいので。 私も、勉強しながら、しょっちゅう、腹を立てています。 例えば、絶対通らない法律構成なんか、解釈も検討もする必要がないと書かないと、抜けていますって添削されます。 そりゃあ、条文や解釈上は可能でしょうけど、現実の社会ではそんな方法が通用するはずないってことでも、書かないと、理解が足りませんって添削されます。ものすごく傷つく勉強です。 弁護士は、そんなこじつけみたいな勉強したから、そんなの常識から言って通るはずないってことでも、平気で主張するようになってしまうのかな、とか、思ってしまいます。 ちなみに、司法試験の論文は、多少自分の考えと違ったって、判例や通説を元に解答した方が、解答しやすいです。自分独自の解釈を法理論に載せ、しかも説得力をもって主張することなんてできませんから。
その他の回答 (8)
- supp01
- ベストアンサー率36% (7/19)
「シャネルが地下街に売ってるわけないのに、それをあえて買ったんだから、錯誤の主張はできないんじゃないの?」と思うのは正しいのですよ。 法律を勉強している人の中には、学校の勉強はよくできるけど、社会のことをなんも知らない人っているんです。いわゆる常識がない人です。 そういう人は、基本問題をやっているうちは優秀ですが、応用問題になると、常識はずれの回答をして無茶苦茶な方向へいってしまいます。こういう人は本当に困ります。 逆に、きちんと常識と照らし合わせながら問題を解いていく人は、最初のうちは手間がかかりますが、応用問題になると強さを発揮します。 質問者さんはこのタイプだと思います。 他の回答者さんとも重複しますが、「考える力」というのは非常に大切です。 今やってることは無駄にはなりません。 ただし、自分で考えたことは、紙に書いて、残しておくようにしてください。 頭の中で考えるだけだと、論理が飛んでいたり、つめが甘かったり、になりがちです。 紙に書き出して、矢印などをつかって論理矛盾がないかチェックされると良いでしょう。
お礼
解答有難うございます。 アドバイス参考になりました。 いろいろな考えっていうのは出てきてもいいものなのですね。 法律を勉強していると、日常と法律のギャップに 悩まされます。でも法律をルールとして考えて 取り合えず一般的な規則を覚えるって事が最初の 段階では重要そうですね。 いずれにしても常識とか慣習っていうのは全く法律では 無意味みたいですね。 だんだんとつかめてきた感じがします。
- GJ-Officer
- ベストアンサー率29% (242/823)
新書ですが、星野 英一『民法のすすめ』〔岩波新書〕という本があります。 民法を学ぶ際の考え方について参考になるかと思います。読んでみてください。 http://www.amazon.co.jp/%E6%B0%91%E6%B3%95%E3%81%AE%E3%81%99%E3%81%99%E3%82%81-%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%98%9F%E9%87%8E-%E8%8B%B1%E4%B8%80/dp/4004305365/ref=pd_bbs_sr_1?ie=UTF8&s=books&qid=1195782469&sr=8-1
お礼
参考図書を教えて頂き有難うございます。 早速アマゾンで注文しました。 参考にさせて頂きます。
- katyan1234
- ベストアンサー率18% (347/1849)
買う側の動機、売る側の動機がないからね。回答は出来ないかな これをきっちり考えていかないといけないでしょうね。 (販売の場合は消費者保護法の観点で見ないといけないよ。難しいね) 宅建は自分がやる場合において気をつけてくださいね。という感じで法律を論じるのではありませんからあのような質問になっていますが・・・ 自分で問題を作らず参考書等でやるのが一番ですね
お礼
ご指摘有難うございます。 民法の初歩の段階の”錯誤”を勉強している段階で授業で 出た問題ですが、私が抜粋して質問をしてしまったので 質問内容では買う動機、うる動機がはっきり明記されて いないですね。 法律を勉強する上ではこういう動機も大切なんですね。 売る側は本物だと思って売っていた。 買う側は本物だと思って買った。そうです。 参考になりました。有難うございました。
- nep0707
- ベストアンサー率39% (902/2308)
端的に言うと、「自分の意見」とともに(あるいはそれとは別に) 「多く支持されている考え方」を理解しているかどうかが問われるのがこの種の試験です。 「自分自身をも第三者の目で見つめることができる」ゴルゴ13ではありませんが、 「自分の意見をも第三者の視点で見直すことができる」ことができないと、法律を司る仕事では行き詰ります。 これができるようになるためには「自分の意見以外の意見を理解する」ことが絶対に必要になります。 「少数意見の立場は大変だよ。多数意見だとその意見だけ分かっていればいいけど、少数意見だと多数意見も分かってなければいけないから」 と教わったことがあります。
お礼
解答有難うございます。 確かに自分の意見と多く支持されている意見を知る事ですね。 弁護士ではないので、それを覚える事が民法の勉強の 第一歩なのですね。 参考になりました。
- misae0627
- ベストアンサー率25% (66/264)
論述式の試験対策なら基本的に自分の意見を論じて結果を導けばよいですが,それだけでは試験として良い答案とはなりません。他の意見を論じることが必要です。他の意見とは「判例,通説」と「有力説」のことです。 他の意見と質問者さんの回答が異なっていても問題ありません。論証が重要です。 些細なことを考えるのが大事です。質問者さんが疑問に思ったことは実は錯誤の論点の一つです。(重過失があるものの錯誤主張が認められるかどうか。) 試験的には落ち度がある場合に錯誤無効を主張出来るかどうかを論じます。そして事例にあてはめて結論を導き出します。 あてはめについては現実の裁判で判断することなので試験ではどちらでよいです。 質問差さんが疑問に思うようなことが論点といわれるものです。些細なことを考えてしまうからダメなのではなく,一つ一つ論証していくのが民法の勉強です。民法の参考書に論点はのっているので購入してください。
お礼
有難うございます。 基礎の段階ではまずは、他の意見「判例,通説」と「有力説」が 重要で、自分の意見や社会的、慣習的、常識的にっていう意見は 必要ないのですね。割り切りが必要ですね。 ただ、例を出したシャネルの問題ですが、 私は重過失という認識でも、教科書ではそうではないときに 答えが変わってしまいます。それを受け入れる素直さがないと 民法の勉強は難しいですね。 アドバイス参考になりました。
補足ですが、私の頃はまともな解答で通用していたのですが、若い方が弁護士を目指して欲しいということで、教科書的な解答が嫌われ、角度を変えて見る、独創的な解答が評価されるようになりました。これも、本屋さんで実例が出ていると思います。また、法廷で勝訴する時に、必ずしも、ベテラン弁護士が評価される訳では無いのと同じだと思います。もちろん、裁判官によっても違いますが、基本的な事は、判例や教科書どおりでも、ちょっとひねらないと、わざと遠回りしたりして、最も主張したいところにもっていく。(証人尋問等でも)誘導尋問は注意されてしまいますが。そんな、テクニック・創造性が要求されているのではと思います。論点がずれてしまったら、すみません。
お礼
回答有難うございました。 独創的な回答が評価されるということは今までの回答は 評価されないということなのでしょうか。 法律って本当に難しいですね。
- toatouto
- ベストアンサー率31% (59/188)
おかしな回答になってしまうかもしれませんが…。 民法を理解しているという前提で、「論じる」ことを要求される訳ですから、例えばこの事例の、何故錯誤により取り消しが出来るのか、という部分を理解することが必要なのではないでしょうか? この場合であれば、民法では、売買の際に売る側が買う側を錯誤させてはならないという考え方に基づいて、売った店舗には不法行為が認められ、買った側には錯誤が認められるのではないでしょうか?(すみません、今電子政府の民法のページに何故か入れないので、具体的な条文を持って来る事が出来ません。) と言ったように、基本的に民法が何を定めているか、ということに基づいて判断されるべきであって、それに対して疑問が生じるのであれば、具体的な条文や判例を見てひとつひとつ解決していくほか無いような気がします。 ただ、購入者の落ち度になるか否かは裁判で判断されることで、「基本的に」、「民法が」、「買った側の落ち度である」と「定義している」ということはまず考えられないと思います。 ですので、あくまでも裁判になった時には色々な事情があるのだから、どちらに転ぶのか分からない、ということではなく、端的に、事実と当事者の関係を法に照らし合わせて考えれば良いのではないかと思います。 やっぱりおかしな回答になってしまったかもしれません、すみません………。
お礼
有難うございます。 なるほど、民法での定義と実際の裁判等で争われる観点を ごっちゃにしてはいけないのですね。 ふぅ、私の民法勉強の道のりは遠そうです。 おかしな回答ではなく、理解できました。
私も、仕事が法律と切り離せないものですから、昔、宅建と司法試験の資格を取ったものですから、今は、ワンパターンでやってます。法律の本で、やや分厚いですが、実際の例に基づいて作られている物が有りますよ。大きな本屋さんで探してみたらいかがでしょうか?
お礼
回答有難うございます。 是非、司法試験の勉強した方に聞きたいのですが、 (私は司法試験を目指しているわけではないのです) 司法試験の論述ってあるじゃないですか。あの答えって 自分の考えと違う場合ってないのでしょうか? 弁護士だって同じ事件でもさまざまな考えがあるのに 論述で何故答えがあるのかが不思議なんです。 教えて下さい。
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- 宅地建物取引主任者(宅建)
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お礼
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