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生ゴミ堆肥って農家の方にとっては?
生ゴミで堆肥を作るの試みが今、様々な地域で行われていますよね? みなさん、できた堆肥はご自分の畑や庭の植物に使われているみたいなのです。 もし家庭で出た生ゴミがその家庭で堆肥化され、農家の方に使ってもらえたら、まさに循環生活だと思うのですがそもそも生ゴミで作られた堆肥は農家の人が使いたいと思うような堆肥なのでしょうか? 各家庭の生ゴミなので毎回成分の違う堆肥になってしまってむしろ農家の方にとっては安心して使用できないので、使いたくないものなのでしょうか? 生ゴミ堆肥が作物へ与えるメリット・デメリット等があれば教えてください。 よろしくお願いします。
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- kaito_ron
- ベストアンサー率11% (3/26)
そもそも生ゴミを堆肥にする事がエコではありません。 皆さんは、生ゴミを堆肥化する事で非常に環境に良いとお考えでしょうが、生ゴミで作った堆肥が家庭菜園や農家に100%使用されなければ意味がありません。 つまり、堆肥の需要と供給のバランスが崩れ、需要が少ない場合、残った堆肥は生ゴミの形が変わった単なるゴミです。 生ゴミで堆肥を作ったとして、その行き先が無く、適当にその辺に撒いたり、山に棄てれば、その周辺の作物や樹木がチッソ過多になり悪影響を及ぼします。 あと、農業にとって作物が肥料を必要とする時期にはバラつきがあります。 したがって、安易に生ゴミ堆肥だけを無計画に作ると、環境にも悪いです。 できるだけ堆肥を必要とする人を見つけてから堆肥作りに挑みましょう。
- usokoku
- ベストアンサー率29% (744/2559)
1.高額過ぎる。十分発酵された堆肥ですと10アールあたり500kg、運送費別で価格が100円とか200円です。 農産物自由化で農産価格が下落しました。原料としての肥料も同程度の下落を希望します。つまり、トンあたり運送費込みで1000円以下。 2.「二次発酵済み」と称されていますが、野積みにして放置しておくと熱を持ちます。つまり、みはっこう。「堆肥」であるならば、そのまま苗を移植すれば育つはず(土の代わりに堆肥を使う)ですが、全然そだたない。あるいは枯れるときがある。 ひどい場合には、種をまく(人糞堆肥で育つ種、堆肥を培養土として使いに直接種をまく)と種が腐るときがあります。 3.成分が安定していません。水をかけたら(堆肥に水を入れて練り練り床というばいちにする)油が浮いたとか。昨年??kg入れて不足したから、今年は??kg入れて、、、なんて予想が立ちません。家畜糞ですと、ほぼ予想が立つのですが。堆肥ならば有機物だけですから、火をつけて燃すと何も残らないはずです。しかし正体不明な何か(X線を使えないので成分分析をしていません)が残ります。 4.販売会社で使用を禁止している場合があります。たとえば、米を農協に出荷する場合には農協以外でかった肥料を使うと取引を拒否されます。 5.家庭廃棄物の場合主用成分がチッソです。関東ロームを主体とする地区なので、燐とカリを必要としています。人糞ならば確実に確保されるのですが、市販品では不足気味です。結局、大量にまいて、分解させることでチッソを飛ばして、残ったリン・カリで育てるという農法になります(既にあるように、この方法では通常の2-3倍の有機質を入れる)。
- fumi26
- ベストアンサー率82% (161/194)
循環生活、持続可能な生活を目指すことは今後非常に大切ですね。地方自治体は生ごみ収集や処理(焼却)の費用削減に家庭でのコンポスト化を推奨していますが、出来たものを農業に使うには障害が幾つかあります。(1)腐熟が完全でない (2)プラスチック、ガラス片、金属片の混入 (3)安価に入手できる厩肥(牛や豚による堆肥)に比べ、少量の堆肥を収集する経費が膨大になる。100m2当たり2t程度の堆肥施用が標準ですから、農家は躊躇します。 生ごみ堆肥の肥料成分は微少なので量の多少は障害になりませんし、土壌の物理性や保水性などの改良に有効とメリットはあります。社会の成熟(住民の意識向上、自治体の体質改善、農業での大量生産からの脱却)を促すこともドイツ並みの対応を可能にします。なお、ドイツでも有機栽培のための家庭農園が人気です。