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回転式粘度計における粘性係数の変化について

一応、自力で色々調べたつもりでしたが、 調べ方が甘いのか理解力が足りなかったのか、 答えとなるものが見つかりませんでした。 おそらくかなり基礎的な部分についての質問だとは思いますが、 ご教授お願いします。 何故、せん断速度によって粘性係数が変化するのでしょうか?

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回答No.1

私はこの分野の専門家ではありませんので、以前にプロセス粘度計の開発に関わった時の俄か仕込みの知識による回答です。粘性流体には、 (1)せん断速度によって粘性係数がほとんど変わらないもの (2)せん断速度によって粘性係数が低下するもの (3)せん断速度によって粘性係数が増加するもの があります。 分散系あるいはコロイド系の物質において、せん断によって見かけ上の粘性係数が変化するのは、せん断によって一時的に構造変化が起きるからです。その構造変化の現象として主に次の3つがあります。 (1)チキソトロピー (2)レオペクシー (3)ダイラタンシー 代表的なチキソトロピーとは概ね次のような現象です。 分散粒子間には牽引力が働いており、静止状態では牽引力は大きいが、せん断応力が加わると、分子間が引き離されて牽引力が弱まる。その結果、見かけ上の粘性が低下する。せん断応力が無くなると元に戻るが、それには時間遅れがあるので、せん断速度と粘性係数の関係を測定すると非直線性でかつヒステリシスカーブとなる。 以上は非専門家の理解であるから、より詳しく正確に知りたい場合は、レオロジーの専門書あるいはWEBサイトで調べてください。

aqw
質問者

お礼

ありがとうございます。 本当に助かりました。 まだきちんと理解できてはいませんが、 教えてもらったことを足がかりに、 自分で調べてみようと思います。

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