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もし現代人が江戸時代で1ヶ月生活するとしたら、何で困るでしょうか?
空想の話で恐縮です。 時代小説を読んでいて時々思うのですが、もし今の日本人がタイムマシンか何かで数百年前の江戸時代に戻り、そこで1ヶ月ほど当時の一般庶民の家に滞在するとしたら、何で困ると思われますか? あるいは何も困る事はないでしょうか? 例えば食事。 衛生状態は今ほど清潔ではなかったはず。 もしかして最初の食事で腹痛や下痢をおこし、ギブアップになるでしょうか? それとか味付け。 現代人の口に合うでしょうか? 我慢しないで1ヶ月食べ続ける事に何も問題ないでしょうか? それとか、今のように肉食はそんなにしなかったはず。 せいぜい鳥や兎の肉くらいでしょうか? あと、お酒もそうですね。 現代人に飲めますか? 匂い。 どうでしょうか? 当時の家の中や、町全体、一体どんな匂いがしていたでしょうか? そして1ヶ月間、現代人に耐えられるでしょうか? 風呂。 現代人が躊躇なく当時の銭湯に入れますか? 当時は毎日入っていたんでしょうか? トイレ。 現代人に当時のトイレで大・小できるでしょうか? 特に女性の場合。 人によって感じ方が違うと思いますが、上に挙げた以外で 「1ヶ月滞在するとしたら、おそらく大多数の現代人にはこれが苦痛だろう、あるいは無理だろう」 と考えられるのは、どんなものでしょうか?
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下級武士のご新造さんの一日(朝のみ)。 (1)最初にご新造が起床、用便を済ませます。汲み取り便所だから臭いですね。蛆が湧いています。ハエが便所に限らず、そこいらじゅうブンブン飛び回っています。しゃがんでウンコ・オシッコするのはきついですぞ。 (2)次に井戸端で洗顔します。釣る瓶で水をくみ上げて、その水で洗顔、大体は外の吹きさらしですから、これからの季節は寒いですぞ。 (3)朝食の準備にかかります。井戸端で味噌汁の実にする大根を洗い、米を研ぎます。台所の水がめに水を張ります。ブリキのバケツではなく、木の桶で運びますから重たい。道具は何でも重たくて大変。飯炊きの釜や薬缶もアルミ製のものはありません。みんな鉄か瀬戸物です。 (4)カマドに火を着けます。火打ち石でやります。なかなか火が着かず難しいです。火吹き竹で空気を送り込んでやっと景気よく燃え出しました。飯を炊きます。一人当たり三匹の目刺をあぶります。 (5)雨戸を開けます。障子はみな紙です。ガラスではありませんので、吹き降りの日だと雨戸を閉めないといけません。昼間でも暗いです。 (6)家族そろって朝食。 (7)食器などを洗います。油の着いた食器を洗うのは大変です。ママレモンはありませんのでギトギトがなかなか取れません。水道の水でジャージャーやるわけのもいきません。 (8)井戸端で盥で洗濯します。これも大変です。 ・・・女性は大変でしょう。田舎の明治生まれの女は、以上のようなことをやっていました。江戸時代とそんなに変わりません。電気(裸電球)とマッチだけが江戸時代よりマシなだけです。 >「1ヶ月滞在するとしたら、おそらく大多数の現代人にはこれが苦痛だろう、あるいは無理だろう」 と考えられるのは、どんなものでしょうか? ・・・夏場の暑いときに一ヶ月滞在すれば、参るでしょう。 ・網戸がないので蚊に食われる。 ・ハエがブンブン飛び回る。食卓の食べ物にハエがたかる。 ・冷房や扇風機がないので暑い。雨の日は雨戸を閉めるのでこれも暑い。 ・便所が臭く、人の体も臭い。 夏場でいいことは、行水などで女性の裸を見る機会が多いことくらいかな。
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- hyakkinman
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「性欲」の処理に困る。・・・あまりにも「露出が少なすぎて」、写真も無く「絵」だし。 プライベート空間が少なそう。 食べ物・風呂・トイレは「慣れ」で、カバーできると思う。 匂いも、「空気がきれいそうだから」がまんできそう。 病気に対する医療の不備も、困る。
お礼
有難うございました。 病気ですね、一番困りそうなのが。 今みたいに誰でも保険で診察を受けるなんて制度は無いはずだし、薬も何だか怪しげな物ばかりでしょうし。 たしか乳幼児の死亡率が高かったとか聞いた覚えがあります。 それと遊郭や花町が多くあったと思うので、性欲の処理については逆に今よりも開放的だったように思うのですが ・・・
- gundai44
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食事については大丈夫だと思います。 江戸時代の方が今よりも清潔だったと聞いたことがあります。 保存方法も発達していなかったので常に旬のものを食べていたはずです。 トイレも江戸の町は当時の世界で唯一上下水道がしっかりされている 都市でしたので大丈夫でしょう。 耐えられないとすると日々の生活の移動手段と労働でしょう。 機械的なものは何も無いのでそろばんで計算したり 徒歩で移動、荷車でモノを運び、靴が無いのでわらじで移動 道はアスファルトではないので常に砂利道。 考えただけでも辛そうです。 あともうひとつ耐えられないとすると夜じゃないでしょうか。 電灯なんてものはありませんから月灯りとロウソクの灯りだけです。 娯楽も今ほど無いので暇を持て余しそうです。
お礼
有難うございました。 食事やトイレでは、さほど困る事はなさそうなんですね。 それと道路、 たしかに舗装道路なんて皆無でしょうから、わらじで長時間歩くと足が疲れるでしょうね。 退屈な夜ですか。 暇で仕方ないでしょうね。 やはり現代人にはシンドイでしょうね。
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お礼
詳しく解説して頂いて、有難うございました。 当時の生活の一部を垣間見たような気がしてきました。 想像していたより女性の労働はきつそうですね。 井戸水はマシとは言っても冬に素手で水仕事をするのは大変ですね。 重量物を毎日扱うわけですから、もしかすると一般家庭の奥さんたちは結構マッチョだったかも知れませんね。 でも真夏の江戸時代の庶民生活 ・・ 現代人には無理が多そうですね。 まず虫なんかで精神的に参るでしょうね。 当時と違って、今の都会ではハエや蚊、あるいは蛆虫なんて本当に少なくなりましたよね。 それにガラスを建具に使っていないので、家の中は今よりウンと暗かった事が想像されました。