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対中ODAってなぜ?

日本はいまだに中国にODAを行ってるようですね。 と思ったら中国も途上国にODAやってるみたいですね。 経済的にかなり発展してきている中国になんで援助するんでしょうか? 援助することで中国がある程度日本の言うことを聞くんでしょうか。 それとも中国経済がさらに発展すると日本経済も恩恵があるとかでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • sudacyu
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回答No.4

<<援助することで中国がある程度日本の言うことを聞くんでしょうか。>>  一般的事例ではないので、参考までに・・・  私の経験から言うと、無償援助は中国の国民感情を悪化させている気がします。(無償援助だけならプラスですが、日本の政治家が余計なことをいうので、結果的にマイナスになってしまっているように思います。)  私は、日本政府の無償援助で病院を建設した経験がありますが、 ある日、現地労働者の中国人リーダーに 「日本人は侵略的だと思っていたが、一緒に仕事をしてみて、今の日本人はそうではないことが分かった。一緒にいい仕事をしよう。」と言われました。後日彼から、『祖父が日本軍に切り殺された』話を聞きました。  祖父は小さな村の村長だったそうなのですが、 他の村で日本軍が来て食料を徴発したため、収穫時期までの食料の無くなったその村は、誰もいなくなってしまって崩壊したとの話を聞き、自分の村がそうならないようにと、村人に食料を隠すよう指示したそうです。ほどなく日本軍が来て、食料が見つからず、それが村長の指示だと分かったため、村人の前で切り殺されたのだそうです。  更に付け加えると、帰国の2ヶ月ほど前、日本の大臣経験もある某政治家が「日中戦争は侵略ではない。」と発言し現地でも報道されました。  すると彼から、「やっぱり日本人は変わっていない。それどころか、お金(援助)で、中国人の好意を買おうとしている。物事全て金で解決すると思っているのか。」と言い放たれました。  ただ、返事が出来ないでいる私を見て、自分の怒りのはけ口にしたと気付いたらしく、  「君は良い人で友人だが、どの国にも良い人悪い人はいる。君は日本人でも例外だ。」と付け加えました。  その後帰国までの間に、彼の気持ちを再度変えることは、ついに出来ませんでした。  当時年間数百億円の無償援助が中国に対して行なわれていましたが、この某政治家の一言である意味、日本人の税金が使われた数年分の無償援助1000億円以上が紙くずと化し、私の2年間の仕事が無駄になったような気がして、がっくり来ました。  日本から多額の援助がなされているのは、多くの中国人が知っていましたが、現実には感謝されずほとんど意識したくないという感じになっていました。  私の印象では、日本の政治家の言動が援助を無駄にしている一番の原因です。(小泉首相の靖国神社参拝が問題化する10年以上前の、私が中国を去るときの実感です。)  有力な政治家といえども、選挙の票がほしくて、日本国内の受けばかりを見て、国益に反する言動をよく行います。  国民は、外国で問題視される政治家の発言は、何十億円単位の税金の無駄遣いであることを念頭に置いておいたほうがいいかと思います。

melonmelody
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 回答者様ご自身の体験もとてもありがたいです。 日本の政治家の発言はそんなに重みがあったんですね。全然意識していませんでした。これからはそこにも目を向けていきたいです。

その他の回答 (4)

回答No.5

中国がカンボジアに約700億円のODAを供与 http://blogs.yahoo.co.jp/yaninattyauyo/32319180.html 日本が中国に出しているODAと同じ額を 中国が途上国にODAを供与しているのなら 日本のODAは 必要ない 日本のODAの意味が無いように思います 日本の政治家には 700億円の利権が生まれるんですから 色んな理由を付けてODAを出したいんでしょうね 得するのは 政治家を支援する建設業者と政治家 中国ですね 2008年度をメドに円借款の新規供与を終了する方針のようですが ODAではなく 別の形で経済支援を続けるでしょうね 中国に出しているODAが無償資金協力ではなく有償資金協力だから 貸した金は 返ってくるから良いと思ってる人が居るのかも分かりませんが 今の700億円が20年後30年後に同じ価値があると思いますか? もしかすると10分の1ぐらいの価値しか無いかも分かりませんよね そうすると今の価値で630億円無償資金協力したのと同じことになるんです 本当に必要な国にODAを供与する必要があるように思いますね どうせ700億円ODA供与するなら 国連加盟国192ヵ国 ODAが必要な国がどれくらいあるか分からないですが 約半分の100ヶ国として 100ヵ国にそれぞれ7億円ずつODAを供与するほうが 価値がある思うんですが

  • omeger
  • ベストアンサー率66% (204/306)
回答No.3

それぞれ、なかなか難しい事柄です。 ■今日のODAへの疑問 1978年、大平首相が対中ODAを開始した時には、 中国は道路や鉄道の整備状況はひどく遅れていました。 だから、今も人々の足となるインフラを整備することができました。 今日では中国は貧困脱却において最も成功した国になりました。 それに貢献したという観点では有意義であったと考えることができます。 貯蓄率が高くなり、国内で大規模な投資ができるようになったため、 最近は援助の意義は以前よりも薄れてきています。 実際に援助額も減少していますし、ノウハウの面を除けば、 これからは東南アジア・アフリカの方面が中心になっていくでしょう。 そして問題はこちらのODAの意義が日本側に理解されるかどうかですが…。 ただし中国は依然、アフリカ1.5倍の人間を抱える、 世界最大の貧困国の1つでもあります。 中国の中でも地域によって豊かさは全く違います。 内陸の農村では冷蔵庫や洗濯機がない家庭がごく普通です。 だから、豊かになったのに強欲に吸い取っているかというと、 必ずしもそういうわけではありません。 環境に関しては、中国の現状はひどく、改善する余地が大いにあります。 投資の額で言うなら中国の拠出額は豊富になってきていますから、 ノウハウの伝達や、ハイテク部品の輸出といった 技術的な面で協力した方が効率はよいかもしれません。 ■ODAの開始 基本的には、ODAは賠償ではありません。 こういった誤解は開発援助の視野を狭めることになると考えています。 ただ、中国の場合は、事情に特殊な部分があります。 1972年、日中共同声明で毛沢東・周恩来は、蒋介石の対日不賠償の方針を受けて、 台湾より気前の良い事を言わなければ面子が成り立たないと考え、 対日賠償の放棄を打ち出したのですが、 しかし中国人の思惑は毛の方針とは隔たりがあったとされます。 (もっとも中国側でもソビエトが侵攻してくる脅威があったため、 今日のようにナショナリズムの矛先が日本に集中することはなかった) 1978年に大平首相が円借款を中心とするODAを打ち出した時には、 日中関係は改善ムードにあり、世論でも償いといった事に 今日のように抵抗感が強かったわけではなかったようです。 日本の世論における対中感情が悪化したのは天安門六四事件からで、 歴史問題で日中関係が緊張したのは江沢民の時期からです。 ■中国の経済発展 中国の経済発展に対する評価も、また議論の分かれるとこですね。 東アジアの交易拡大は景気回復に寄与したでしょうし、 日本の産業をハイテク分野に特化させ優位を築くようにもなりました。 自由貿易は双方の国に利益をもたらします(比較優位の原理)。 基本的には中国が豊かになることも日本にメリットはあります。 日本の輸出産業の生産性が高まったことは確かで、 これは日本を豊かにするのですが、ただし、 生産性の上がった輸出産業の雇用減で生じた人員を受け取るべき、 第三次産業の雇用が高付加価値ではなかったという指摘もあります。 それでも、日本と中国の貿易財の競合の少なさ・補完性、 対中FDI/国内投資の額、東アジアの交易額、 中国からの輸入が日本の物価に与える影響の小ささ、為替レートのメカニズムなどから、 日本の雇用が人件費の安い中国に移動して職が奪われるというのは、 東京の本社が地価の安い北海道に移転するといった類の杞憂に近く、 経済的な中国脅威論は誤解に基づいた部分が大きいのですが…。 ■中国側の反応 中国側の反応として、要人は謝意を示していないかというと、 これはがんばって探せば感謝の発言も見つからないわけではない。 しかしながら、有言不実行というのは中国にはよくあることで、 そういうことがテレビで大々的に報道されているわけではないし、 日本の戦後自体が全体的によく理解されていません。 (最近の上海の教科書では日本のODAが記述されたとか、 あの教科書はやっぱり使わないんだとか(?)) とはいえ、アフリカの貧しい国はヨーロッパの十何ヶ国とアメリカと日本、 世界銀行やアフリカ開発銀行の出資国の割合と金額と案件を覚えて 全部に感謝しろというわけではないのだから、 基本的な問題は、ODAの感謝がどうかという問題自体よりも、 相互の社会に対する基本的な理解がどうか、 ナショナリズムの対立がどうかという位相にあるかと考えております。 このあたりの事情はまた複雑なので、 専門書を読んだ方が分かりやすいでしょうか。

melonmelody
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >■今日のODAへの疑問 内陸の人はまだまだ貧しいんですよね。そういった人のためにも援助は続けていくべきですね。 >■中国の経済発展 経済の空洞化みたいなことも聞いたことがあったんですが単純にそうでもないみたいですね。 >■中国側の反応 僕も互いの理解が必要だと思います。

  • mat983
  • ベストアンサー率39% (10264/25669)
回答No.2

ODAといっても無償資金提供と勘違いされていませんか。 円借款が大半を占めます。 無償は2004年で41億円(円借款858億円)、2005年で14億円(円借款なし)です。 下記サイトは外務省のデータです。 中国の所を選択されると数値が出てきます。 http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/kuni/06_databook/index.html

melonmelody
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 全部無償だと思ってました。無償の額は考えていたより少なかったです。

noname#49694
noname#49694
回答No.1

理由は 1 恩を売るため。ODAの本義はイメージを良くし高めて、その国の政治家に好意的な印象をもってもらい、経済的に、政治的に協力意識、あるいはその国への影響力を強めるという狙いがあります。日本のアジア投資は、アジア経済を良くして、日本の貿易を増加させることが隠れた期待でした。ある程度は成功しているといえるでしょう。日本のコンビニをはじめ、いくらか企業が進出しています。しかし、大企業がコストダウンになるからといって中国への工場移転をやりすぎていて、日本内部の労働力市場が悪くなる恐れが出てきています。いまや衣類はほとんどが中国のものとなりました。ユニクロなど。 2 中国への歴史的賠償。日本のODAは一種の賠償ビジネスです。戦争時代の負の遺産を返すという意味合いも込められており、中国の反日的雰囲気を和らげることを望んでいました。しかし通常、ODA事業はどこの国がいつどのようにやったかを公開するものですが、中国は日本のODA事業の成果の大半を隠蔽しており、中国国民にはほとんどその成果は知られていません。ですから、この点では無意味です。  ODAの目的は、インフラ整備で、もちろんインフラ整備は経済発展には絶対不可欠です。ですから、道路をはじめ、日本はインフラ整備に多く援助しているはずです。  ただ日本は政治的には失敗しています。経済的にはある程度効果がでているともいえなくはないのですが・・・

melonmelody
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 1・・・アジア投資は成功といえるでしょうね。 2・・・中国はちゃんと隠さないで公表してほしいです。 やはり政治的成果はイマイチですよね。

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