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広辞苑は国語辞典か?

私の学校の国語教師の発言ですが、「私は広辞苑は国語辞典だと認めていません」だそうです。 確かに広辞苑は「国語辞典以外の要素も含む」とは思いますが、「国語辞典ではない」のでしょうか。 広辞苑(弟3版)の凡例には、「一、この辞典は、国語辞典であるとともに、(以下略)」とあります。つまり広辞苑は国語辞典であると言えるのではないでしょうか。 もし「広辞苑は国語辞典である」と認められない理由がありましたらご回答下さい。

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  • ベストアンサー
  • Ishiwara
  • ベストアンサー率24% (462/1914)
回答No.5

#4です。ちょっと補足です。 広辞苑が、その「大きさ」は別として、わが国最高レベルの「国語辞典」であることに疑いはありません。 もう15年以上前のことです。私は、あるマイナーな雑誌に「ことば」に関する連載を書いていました。そこで、ちょっとしつこい読者の方と論争になりました。困った私は、広辞苑の編集部に手紙を書いたのです。そして編集部から、その疑問に関係する多くの資料が送られてきました。 驚いたことに、そのマイナーな雑誌における論争の記録も資料として添付されていました。(私の質問書には、その雑誌のことには触れていませんでした。)辞書編集のために、ここまで資料集めをしている姿勢に驚き、あらためて敬服したことを、よく覚えています。

ausubahha
質問者

お礼

ご自身の体験談も含め、丁寧な回答をありがとうございます。 なるほど最高レベルと呼ばれるに足る努力はしているのですね。恐れ入るところです。 やはり「学校教育として推奨はできない」という意味だったんだとおもいます。しかし国語教師ならば言いたいことが的確に伝わる発言をして欲しいものです。

その他の回答 (5)

回答No.6

 まず、ちょっと違う角度(文法)から。  『広辞苑』(手元にあるのは第四版)の巻末の「国文法概要」の「名詞」の項には、 ……本書ではこうした後者の見解に従い、形容動詞なる品詞を立てず、その語幹すべてを名詞として扱った。 とあります。  「学校文法」では形容動詞を品詞の一つとして教えますし、形容動詞と、名詞+断定の助動詞「だ」との区別は入試問題等にけっこう出題されますから、「学校文法」の学習者(中学生等)には『広辞苑』はお薦めできません。  まあ、それだけで「国語辞典ではない」というのは酷な気はしますが。  また、内容からいうと他の回答者の方がおっしゃる「国語辞典とウィキペディアの中間」というのは、言えそうな気がします。低俗な内容云々は別にして(ネット辞書としてよく利用されている『大辞林』『大辞泉』だってフォー・レター・ワーズは載ってますが。(^^;) )、百科事典的な要素が強いとは思います。『広辞苑』クラスの辞書ならそういう内容が充実しているのは当然でしょう。  したがって、「国語辞典というより、もはや百科事典」ととらえて「国語辞典ではない」とする立場も(是非は別にして)あり得るかとは思います。  いずれにしても、「国語教師」がおっしゃるのですから、何か理由があって事だと思います。誇張して言ったとか、ユーモアとして言ったということも考えられますので、おっしゃった先生の真意が知りたいと思います。

ausubahha
質問者

お礼

文法の観点からですか。確かに「学校文法」とは違ってますね。探せば色々出てきそうです。義務教育(いや、高校でも同じですが)における国語教育が他の文法を軽視しすぎているような気もします。いずれにせよ、「学校文法」の学習者には薦められないということも事実だと認識しておきます。 >いずれにしても、「国語教師」がおっしゃるのですから、何か理由があって事だと思います。 確かに。直接尋ねてみようかと思います。

  • Ishiwara
  • ベストアンサー率24% (462/1914)
回答No.4

広辞苑は、語の意味を調べるには、非常にすぐれた辞書です。国語の先生がなぜ「国語辞典と認めない」のか、私には不明です。その方の独自の見解でしょう。 たしかに、広辞苑は「この用法は正しいのか、正しくないのか」という疑問を持ったときに利用するには向いていません。広辞苑の方針は、ある程度の人々が使っている言葉は、日本語として認知するというもののようです。「白黒をつけたい」という人は、別の資料を参照すべきでしょう。

noname#57390
noname#57390
回答No.3
ausubahha
質問者

お礼

「内容がコロコロ変わる」は言いすぎでは。改訂の間隔はそんなに短くありません。 確かに「学校という教育現場において生徒に推奨するに足る辞書ではない」という意見があることはわかります。しかしそれは「国語辞典であることを認めない」ということとは別問題に思えます。 また、参考URLに於ける「語釈」は当然他の辞書でも起こり得ることであり、一概に「広辞苑だけが相応しくない」という理由にはなり得ないでしょう。著者が何を持って語釈と判断しているかは知りませんが、他の辞書と異なる部分があるのならばそれは多様な解釈をされている言葉であるということであり、一つの考えにとらわれないことを学ぶ上でも、教師の主張は行き過ぎているのではないでしょうか。 「広辞苑は一見信頼の置ける国語辞典のようだが語釈や相応しくない見出し語も含むので、広辞苑だけをもって鵜呑みにせず、幾つかの国語辞典を併用しなさい。」という指導が筋だと思うのですが・・・。

回答No.2

広辞苑もりっぱな国語辞典ですが、広辞苑(弟3版)の凡例に「一、この辞典は、国語辞典であるとともに、・・・中辞典として編修した・・・」と書かれ、 「日本国語大辞典」(日本大辞典刊行会偏、全二十巻)のような大辞典ではありません。

ausubahha
質問者

お礼

>広辞苑もりっぱな国語辞典ですが やはり「国語辞典」であることは疑いようがないとですよね・・・。 >「日本国語大辞典」(日本大辞典刊行会偏、全二十巻)のような大辞典ではありません。 「広辞苑が大辞典であるか否か」はここでは問題としませんので大丈夫です。

noname#57390
noname#57390
回答No.1

私は国語辞典とウィキペディアの中間みたいな立場だと思います。 ウィキペディアみたいに一般人が書き換えることはできませんが、学生は知らない方が良いような低俗な内容がたくさん載ってます。 国語教師なら「広辞苑で調べろ」とは言えないですね。 私もパソコンに↓を入れようかと思いましたがやめました。 http://www.justsystem.co.jp/kojien/ ↓まともな国語辞典を入れました。 http://www.justsystem.co.jp/software/dt/premiumdic/

ausubahha
質問者

お礼

ご回答感謝します。 >学生は知らない方が良いような低俗な内容がたくさん載ってます。 例えばどのようなものでしょうか。もう少し具体的に説明していただけると助かります。 >国語教師なら「広辞苑で調べろ」とは言えないですね。 確かにそこまでは言えないかもしれませんが「国語辞典と認めない」のはやはり行き過ぎではないでしょうか。

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