１９９７年頃築の輸入住宅基礎

質問

現在、中古住宅を購入しようと色々物件を周っています。そこで、先日、割安で出ていた「輸入住宅」と言う物件をみてきました。
この物件は、わざわざカナダから本場の大工さんを呼び寄せて作らせたそうです。

構造は２Ｘ４。内装は結構綺麗ですが、壁や床に水平儀を当てるとどちらか一方ではなく、ばらばらの方向へ狂っている、床が微妙に波打っている（それでも許せる範囲の傾斜ではあります。例えば、ドアなどは勝手に開いたり閉じたりする事はありません）ような所謂、大雑把な感触を受けました。それを除けば、外国のインテリアとして日本建築にないデザインと部屋割り等、気に入っているのですが、問題は基礎と外壁です。

外回りから基礎を見ると、地面から高さが30cm無い位の高さ。そしてその基礎の表面は「バリ」のような凹凸と欠け。また、写真に紹介するような割れや、床下を覗いてみたのですが、一見ベタ基礎のようにコンクリが敷かれていますが、木材の残りや錆びた釘。また、コンクリから頭を出したアンカーのようなものがあり、大雑把な建築状況を想像させます。コンクリートに触った感じで湿り気はありませんでした。そして、下から見た床の部分には断熱材は見当たりません。恐らく、直に床材が張られていると思われます。
また、外壁が全て木製で、塗料は塗ってありますが、10年経った状態でバルコニーの手摺なんかは、ぼろぼろとペンキがささくれて剥がれて来ているような状態です。外壁はこれ程には酷くないですが、前兆が現れています。

勝手口階段の亀裂
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/43/812a2181ba398702b69a0714d9fc7f76.jpg

土留部分の階段の亀裂
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/b3/ab973ef4a5c2994fe3ada813a4d1f6de.jpg

床下１
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/2b/a26da2c952996825813a800f8024e39e.jpg

床下２
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/72/92a9881eb8b0b6f643b19db4b7ce62cb.jpg

外壁、手すり
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/c6/718db1a196d0fb63af4813e543164b44.jpg

価格が安く、内装も申し分ないので内装だけみると気に入っているのですが、基礎や外回りを見ると、やはり手を出さない方がいいのかと迷っています。
基礎や外壁について、基準範囲内なのか、外壁等は経年劣化なので補修すれば良いだけなのか？それともとんでも無い状態なのか？アドバイス頂けませんでしょうか？
※当然、頂いたご意見について、後からのクレーム等は一切いたしません。どうぞ、忌憚の無い意見をお願いします。

どうぞ、よろしくお願いします。

回答No.2

noname#39684 · ベストアンサー

Ｎｏ１さんのように、土間階段の亀裂は問題ありません。塗装部分もメンテナンスがよくなかっただけで問題というものでもありません。

けれども、指摘される点がいくつかあります。

床下の残った木材は×です。これ自体は構造上問題ではありませんが、きちんとした施行ではまず絶対にありえない光景です。木材が残っていたからいい加減な施行、というわけではありませんが、少なくとも細かな配慮をする職人が行った施行ではないことは確かです。

「床下１」の写真はかなりの問題部分を含んでいます。まず根太が土台（横方向の木材）の上に載っていますが、見たところ、土台の厚さが不自然に薄く、高さを補正するためなのか土台の木材の下部分に合板のような別の部材が使ってあります。また、人通口が写っていますが、この土台と合板のような薄い板が人通口の中央部分ではがれかかっています。

また、人通口の土台の上に柱が縦の載っているいますが、こんな施行は正常ではありません（土台が折れてしまいます）。また向かって左側の根太は半分が人通口にかかってしまっており、コンクリートの基礎の上にきちんと載っていません。

更に、写真の左端にはコンクリートであるべきの基礎部分が木材（合板？）か何かで追加されたように見えます。これも通常ではありえない構造です。

床下２では、断熱材が全く無い点は1997年製としては問題です。絶対に入れなくてはならない、というわけではありませんが、家の機能としては数段劣ります。

また、床下１と２のアングルの領域内で一つも床束が見えないのは非常に不自然です。

■個人的な見解ですが、この住宅は「わざわざカナダから本場の大工さんを呼んだ」などというものではなく、欠陥住宅すれすれのただの安物みせかけ輸入住宅だと見ます。見ただけでもあまりに施行が雑です。

手すりは一度もメンテナンスをした様子がありませんから、最初のオーナーはまちがいなく「お金がなかった人」だったと思われます。つまり安く作った家なのです。「割安で出ていた」というのが全てを物語っていると考えます。

お礼

アドバイス有難う御座います。

基礎は問題無いが、やはりぱっと見でも荒が見えていると言う事は、建物自体も怪しいと言う事ですね。車の構造も下からシャシを見れば大体分かりますが、家も同様なんですね・・・。

根太が基礎の上に乗っていないと言うのは、やはりおかしいですね。写真以外でも見渡した所、おっしゃる様に床束は見たところ見当たりませんでした。床が少し波打っていたのはこの所為でしょうか？なにより、全てフローリングの床なのに断熱材が無いと言うのは、冬非常に冷える床になると言う事ですよね。

かなり奇抜な物件でしたので、慎重になっていました。それにしても、担当の不動産屋は早くさばきたいのか「いけいけ」な印象を受け、また情報もろくに与えてくれず、質問にもあいまいな回答で不安でしょうがありませんでした。不動産屋も選択して行かないといけませんね・・・。

専門家に見てもらってよかったです。大変参考になりました。有難う御座いました。

回答No.1

nobugs

見た限りでは、特に悪い部分はありませんね。

周囲のクラックは、沈下によるもので、どこでも大なり小なり発生します。

作業中はどうしても材料が落ちるので、後で清掃をするのですが、そのままのところもありますね。

鉄筋が見えていますが、基礎を打つ時点でレベルを見るために、鉄筋を出しておく場合があります。

塗装については、１０年では少し痛んでいるようですが、立地条件や使用条件によってはありえますし、再塗装の時期になっています。

お礼

アドバイス有難う御座います。

基礎部分は基本的には問題ないのですね。ヒビが入っているのでちょっと恐くなっていました。外壁も10年経てばこんなもんですね。この時期なら再塗装はやはり必要になってきますよね。

大変参考になりました。ありがとうございました。