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(漢詩の訓読法)動詞の活用形の決定法は?

http://pearl.cocolog-nifty.com/myfreeworld/cat911730/index.html の「夏夜」、韓偓(かんあく)から抜粋します。 猛風飄電黒雲生  猛風飄電黒雲生じ        (ひょうでん) 霎霎高林簇雨聲  霎霎たる高林簇雨の聲      (しょうしょう) (そうう) 夜久雨休風又定  夜久しく雨休み風も又定まり   (やみ) 断雲流月卻斜明  断雲流月卻って斜めに明らかなり (かえって) 初句と第3句の訓読文にご注目下さい。「生じ」、「定まり」と連用形になっています。これを「生ず」、「定まる」と終止形で読み下してはいけないのですか。仮に原詩の文法に忠実に従うとき、初句と第3句では終止形で切るべきでないと判断できるのですか。 なお、偓とは「人偏」に「屋」の字です。 よろしくお願いします。

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  • Big-Baby
  • ベストアンサー率58% (277/475)
回答No.1

漢詩は得意ではありませんので参考までに。中国語、漢文で、動詞の連用形に相当する形式は存在しません。訓読するときに連用形にするかどうかはあくまで意味的に連続しているかどうかで判断しているのだ思います。この詩の場合、1句と2句は激しい雨風の情景、3句と4句はその雨風が止み、静かになった情景を表しています。1句と2句、3句と4句、それぞれ、意味的に連続していると見ればやはり連用形で読むべきでしょう。

sono-higurashi
質問者

お礼

日本語と異なり形式の上から自動的、機械的に決めることは不可能で、読み手の読解力、解釈力に委ねられているのだと受け取りました。この理解が許容範囲に入っていればご返事は要りません。この理解が許容できないときは、ご面倒でも折り返し訂正下さいませ。 有り難うございました。またの機会にもよろしくお願いします。

その他の回答 (1)

  • Summaron
  • ベストアンサー率27% (40/143)
回答No.2

漢文には読み方が複数有ることが良くあります。No1の方がおっしゃっていることも正しいですし、終止形で読み下してもいいと思います。訓読は、全文の状態から、活用形を考えることもありますし、漢文は時制が日本語と違いますから、たとえば、山青々と書いてあって、それがいま現在のことだと全文から判断つけば、山青々なり、訳します。また過去のことなら、山青々たりと訳し分けます。元々文法体系が異なるものを漢字が使われているからとかなり強引に訳しているのが現状ではないでしょうか。私は、助詞の使い方で結構悩んだことがあります。

sono-higurashi
質問者

お礼

正確に読み取った上で、読み手の裁量が決めることなのですね。お二人のご回答でよく理解できました。明朝、日の出時刻までに何方からも新たな寄稿がないときは都合のよいときに締め切ります。有り難うございました。またの機会にもよろしくお願いします。

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