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本を探してるわけではないのですが・・・。

masahumi-1の回答

回答No.5

書店に勤務しています。まず新刊配本の件ですが、akitajiさんが勤めている書店の規模がどれぐらいかがわからないので何ともいえませんが、大手出版社の実績と呼ばれるハードルは、半端じゃありません(笑)。新刊配本を断る時によく使われる常套句です。だからといって彼らを責めてはいけません。あなたがいう「新刊」はなぜ売れると判断できるのでしょうか?村上春樹を例にとれば、400万部売った「ノルウェイの森」の後出版された「遠い太鼓」は惨憺たるものでした。つまり村上春樹のような知名度のある作家でも、出たら必ず買うというファンは、僅か数万人なのです。出版社の目安は、どれだけ売れるのではなく、最低でどれくらい売れるのかが問題で、最低ラインをクリアー した後、さらにどれくらい売れるのかは、売れ行きを見ながら判断するしかありませんよね?業界最大手の講談社は 初回配本は、売上上位数百店(書店の数は3万店)にまず配本して、毎日売上データをもらって、増刷の量、タイミングを決めています。文芸書などは「水もん」ですから、それくらい慎重にしないと、あと返品の山になるだけです。 私の知る限り、文芸書の初回出荷冊数の最高は、文芸春秋の「大地の子・上」20万部だと思います。これぐらい刷れば、確かに中小でも、配本があります。(笑)取次店Oは それでも無理でしたが....。それに対して中小の出版社は まだ融通がきくと思います。例えば取次店Tが書店に月2回ほど送っている「書籍新刊注文書パック」は、文芸書も含めたこれから出る注文書のパンフが数十社分入っています。この中から、時々とんでもないヒット商品が生れます。実務から離れて久しいので古い話ばかりで恐縮ですが、現在新潮文庫になっている「大阪学」はまさにそういう商品のひとつです。 わたしの部下が時々こういう発言をします。去年実績を下回った理由に、「今売れているOOOが入らなかったから」と。こういう意見は確かに正論と一見思われますが、書店それぞれの客層で売れ筋というのは、変わってくるものでしょう?年齢、性別、家族構成、立地、規模、周辺の 生活水準、等々上げだしたらキリがありません。そういう目で売り場に立っていたら、新刊ベストセラーがそれほど大きな数字になるとは思えません。当然去年はなかった訳ですから。 まず融通のきく中小の出版社の新刊の中から、自分の店にあう商品を試してみて、何回も失敗に失敗を重ねてみて下さい。必ず売上は上がってくるはずです。その時大事なのは、すぐ売れないと判断せずに、陳列場所を変えて行く事です。自分で手配ができた商品には徹底したこだわりを持つ事です。ジンクスを一つ教えます。毎日必ず丁寧に陳列替え、本の整理(一日一回自分の担当商品は、少しでも触る)をしていく。その日売れたスリップで確認してみて下さい。その日こだわって陳列替えもしくは整理した商品は 良く売れます。嘘ではありません(笑) 最後に書店に関係していない一般の方へ。 長々と述べましたように、最近特に大手書店の数が増え、本が入荷しにくい状態が、中小書店を中心に起こっています。本屋で新刊でもベストセラーでもない面白い本を探すのも、金のかからない娯楽です。昔のように立ち読みを叱る本屋は少なくなって来ているはずです。買わなくても本屋さんへ行く回数を増やしてみては、いかがでしょうか?

noname#320
質問者

お礼

参考になる回答ありがとうございます!私が働く書店は規模はそんなに大きくはないのですが、書店だけじゃなく、CDを売っていたり、レンタルがあったりとお客さんは比較的来てくれる環境にはあります。 新刊配本ですが、版元さんによって配本って違っているんですね。取り次ぎの担当者さんにも言われた事があります。「全国で決まった作家の本をどれだけの人が買っているのか?」。はっきりいって、私が予想していた数字よりはるかに少ない返事が返ってきました。 でも、文芸書って「本屋の顔」って思いませんか? 雑誌やコミックは売れてあたりまえ。 売れない本をどうやって売れるようにするか、あと、仕入れに対しての売上の数字がさほど変動しないようにすること、在庫の管理。置いていていい本なのか、返品したほうがいいのかなどの見極めかた、などなど考えただけで、頭が痛くなります・・。 時間がもっとほしいぐらいです。 masahumi-1さんは、書店勤務が長い人に感じます。 私もmasahumi-1さんの意見を参考にこれから売り場作り をしていきます!

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