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童話作家になるには?
私は将来童話作家になりたいと考えている高校3年生で、いま進路について悩んでいます。単純に考えれば文学科へ進学するのが良いのでしょうが、それには抵抗があります。書くためには、もちろん書くための技術を身につけなければならないのはわかっていますが、それだけでは決して良い文は書けないと思うからです。それよりは、もっと歴史や文化、宗教、社会などや外の世界、触れたことのない世界に触れる方が良いように思うのです。私は今、大学付属校に通っていて、その大学の中には宗教や文化など文学や芸術の根本となるものを学ぶことができる学科があります。とてもその学科には惹かれるのですが、高校とあまり変わらない顔ぶれの中で勉強していてはその環境に安住してしまい、成長できないような気もします。また留学についても考えています。英語力が乏しいので、そのためには1年間浪人してもかまわないと思っています(両親も別にかまわないと言ってくれています)。どこの国に留学するかも悩んでいます。優れた児童文学が数多く誕生したイギリスにも興味はありますし、昨年のテロ事件以降アメリカの文化や歴史の本質を見極めたいとも思っています。その他にも心惹かれる国は沢山あります。 こんな優柔不断な私に何かアドバイスやご意見を頂けないでしょうか?長い文で申し訳ありませんでした。
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大学の文学部で学ぶのは文学の専門知識です。 文章技術が学べるわけではありません。 作家になるための文章上達にと文系に進学すると、期待ハズレになっちゃう 可能性大です。 もちろん、お好きな海外の児童文学を研究しに進学、という選択肢ならば、 大いにアリですが。 ただ、言うまでもなく、専門知識があることと、面白い話が書けることは 全く別問題ですので、童話作家になりたい夢を叶えようと思ったら、 とにかく思いついたアイディアを文章にして、書き続けることが一番だと 思います。 (進学の傍ら、通信スクールで文章の勉強、という手もありますが、 玉石混合なので、必ずクチコミ情報を調べてから入校することを お勧めします。) 質問文を読むと、いろいろな事に興味をお持ちで、それが悩みの種でも あるようですが、多方面に好奇心を持つ人は作家向きだそうですよ。 この際、片っ端から手を付けてみたらいかがでしょう? 後々、作品のネタにするための、一種の先行投資ということで。 最後に、少々暗くなる内容ですが、ちょいリアルな話をします。 童話は、漫画と違い雑誌連載が殆ど無いので、月一で一定の原稿料が入る、 なんてことはまず無いです。年に数回(ヘタすると数年に一回)本が出た 時に印税が入るのみです。 さらに、今は児童文学界は全体に沈滞ぎみで、総発行部数もパっとしない ため、印税自体もあんまり…というのが実態です。 それなりに売れている作家さんでさえ、童話ONLYで食べていくのは かなり大変だと聞いています。 大人向けの作品と並行して発表するとか、他の仕事と兼業するとか、 “童話作家以外の道”も併せて検討されたほうが、より現実的です。 好きな児童文学の研究の傍ら作家業、なんてのも素敵かもしれませんよ。 参考書籍:「童話作家はいかが」斉藤洋/講談社 「ルドルフとイッパイアッテナ」等で人気の斉藤洋先生のエッセイ本です。 童話作家の実態が、シャレっ気たっぷりで紹介されています。 童話作家志望者の必読書です。
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- mentama
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迷っている選択肢の、そのどれもが大事だと思ったら、全部やらないといけないということです。 優先順位をつけて、一つずつこなしていきましょう。 ふつうの就職とは違う道をあなたは選ぶのですから、ほかの人たちとは全く違う困難が待ち受けています。その困難、道筋を見極めるところから始めなければならないわけで、それには様々な経験をするのが結果的には一番近道になるのでしょう。 がんばってください。
お礼
別に一つにしぼることはないんだと思ったら少し気が楽になりました。経済的な問題もありますけど、よく考えてみれば人生は長いんだし一つにする必要はないんですよね。アドバイスありがとうございました
- hirokiti5
- ベストアンサー率20% (13/64)
童話作家になるためには、もちろんいろんなことを知識として知っておくことは大事だと思います。自分の創造力、想像力をそこから高く羽ばたかせるために。しかしなにより大事なのは、誰に向かってお話を聞かせたいかではないでしょうか。子供ですよね。大人のための童話というものもありますが。 別に自分の子供でなくてもいいのですが、読者である子供はすぐ反応を返してきます。また、すごく辛抱強く聞き続けてもくれるよい読者です。反対に、つまらないと、すぐに興味を失ってしまう恐ろしい読者でもあります。こちらが楽しく話し、子供が喜んで続きをねだる。そこに童話の原点があるように思えます。 童話作家のデビューはかなり遅いということを聞いたことがあります。眠るときに自分の子供に話して聞かせるお話。これをまとめて出版したという人が海外の作家にはよくいます。ロアルド・ダールもそうでしたよね。40代のデビューというのもめずらしくありません。 これは、童話作家になることが、普通の作家になるよりももっとむずかしく、成熟していないといいものをかけないからかもしれません。 私も、ときどき童話、いや児童向けの小説を書くことがあります。そのときには、自分の子供を読者だと想定して書いています。また子供からヒントを得て書くことも多いです。生活ぶりや、学校のこと、友達のことなど。もちろん自分の子供時代のことを思い出しながら書くこともあるんですが。 それからあなた自身が、童話をどれほど好きで、どれほど読んでいるかも大事だと思います。さらにどれほど書いているかも。幸い童話の賞というのが最近はたくさんあります。それに応募されてはいかがですか? 18歳でデビューということだって考えられますから。留学だってもちろん貴重な経験になるでしょう。何をやっても、童話作家になる勉強になると思いますよ。うらやましい。
お礼
アドバイスありがとうございました。「誰に向かってお話しを聞かせたいのか」という、一番大切なところを指摘してして頂けて、もっと別の角度から考えることができそうです。
お礼
ありがとうございました。海外へ行きたいというのは、もちろん研究という意味もありますが、外の空気を吸ってみたいというのがとても強くあります。外をの世界を広げることで自分の中の世界や価値観も大きなものになるように思うからです。やはり前の方もおっしゃっていたように片っ端からやってみるのが一番なのかもしれませんね。 現状のお話し、厳しいお話しでしたが大変参考になります。童話的な視点から書いた大人向けの本なんていうのもかいてみたいなぁなんて思っているので、とにかくジャンルにこだわらず、書いていけたらなぁと思います。 参考書籍ぜひ読ませていただきたいと思います。本当にありがとうございました。