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愛知県立大学について
世界史が好きな高校2年生です。大学進学は、国公立では、愛知県立大を視野に入れています。 ダイレクトに世界史の学部はないようですが、世界史が勉強できる学部はどこがいいか調べ中です。日本文化学部には歴史文化学科がありますが、そちらは日本史なので向かないかと。 ヨーロッパ学科のスペイン語圏専攻だと、世界史も学べるように思うのですがどうなんでしょうか? アドバイス宜しくお願い致します。
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愛知県立大学のサイトで,スペイン語圏専攻の教員一覧をみてみました。 http://www.aichi-pu.ac.jp/department_introduction/foreign_studies/european_studies_spain_teacher.html ここから専門分野だけを列挙すると, スペイン語学 ラテンアメリカ地域研究・政治外交 人文地理学 ラテンアメリカ文学・文化 スペイン語学 スペイン語学 スペイン語学 言語学 ●近代カタルーニャ経済史・社会史 宗教学、ラテンアメリカ地域研究 スペイン語学・スペイン語教育 ブラジル地域研究 となります。このうち,●をつけた人だけが歴史系といえます。入学すれば,まず共通にスペイン語の特訓を受けると思います。あとは,スペインのいろいろな側面を学んで「卒業に必要な単位」そろえていき,そのなかからとくに興味がある分野で卒論を書くというステップになるでしょう。地域名を学科にしているところは,だいたいこのような勉強内容になります。あなたがスペインの近代史(歴史区分で),あるいは経済史・社会史(分野区分で)に関心があるなら,愛知県立大学でもいいでしょう。 歴史学は,ふつう「地域+時代+分野」で細分されます。高校でいう世界史は,それらを寄せ集めたダイジェスト版ですから,大学で勉強するというと,あまりにも漠然としすぎます。まずは地域を決めるほうがいいでしょう。ドイツとかインドとか。ドイツやインドの歴史に関心があるなら,同大では無理です。 それに加えて,古代,中世,近世,近現代の時代区分,政治史,経済誌,文化史などの分野区分を絞っていきます。まあ,卒論レベルならば,近世社会史が専門の教員でも近世文化史の学生の面倒をみてくれるとは思います。しかし,時代が異なる中世政治史となると,厳しいかもしれません。 まだ決めきれなくて,入学してから勉強しつつ決めようというなら,いろいろな国の歴史の専門家が集まっている,「文学部歴史学科」をねらうのが常套手段といえます。大きな大学(代表的には旧帝大)ほどいろいろな教員をそろえていますが,一般に偏差値は高くなるという,トレードオフの関係にあります。
- poomen
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誰も回答しないのはなぜかわかるかな? さて、世界史がお好きなんですか?それはいいことです。ただ、高等学校で学ぶ「世界史」は「通史」といって、人類の始まりから現代までを一つの「物語」のように学びます。 が、「歴史学」というの学問として科学として成立するのか、という根源的な問題があります。特に「通史」は学問としてはまったく認められていません。あれはあくまでも「物語」なんです。「物語」ということは・・そう、フィクションです。作り話なんですよ。 混乱してきたかな?だいたい人類が行ったすべての行動(事実)をもれなく記載することができると思いますか?答えは出来ないです。日本列島を例にしても同じです。日本列島に住み着いた人たちの過去から現在まででの出来事(事実)をすべて記載することは無理です。 でも、日本史の教科書があるじゃないですか・・・と反論するかもしれませんが、あれはたくさんの出来事の中から取捨選択して一つの物語を作って現在につなげているだけです。例えば今の教科書でも「四国」のことがどれだけ書かれていますか。まったく書かれていないでしょう。でも、事実としては「四国」という島にも2,000-3,000年間以上のの事実の積み上げはあるわけです。 これが世界レベルになると、まったく教科書に記載されない場所、人々そして「事実」の数は「天文学的な量」になります。これが高等学校で学ぶ「通史」の実態です。およそ、科学とも学問ともまったく縁のない、フィクションであり作り話です。 では大学で「歴史学」とは何をするところか・・すくなくとも「通史」を学ぶところではありません。一例を挙げれば 「ピラミッドは何のための建造物か?」これだけを一生かけて追求している「歴史学者」がいます。 その他 「聖書」のある部分が歴史的事実としてあったのかどうか→以下同じ 堺市にある「大仙陵古墳」の構築年代は→ なわけで、「通史」という学問領域はなくなり、古代建築学、考古学、古文書学、などなどにすべてを書ききれないほどの膨大な領域に細分化されています。 結論 質問者様はまず基礎的な方法論を学び、次に対象を決めなければなりません。ギリシャか中東か?次にターゲットにする年代を限定、次にその場所のその時代の何を学ぶのかということを決めなければなりません。もちろんそこに至る過程は一つではなくいろんな理由があるでしょうが、しかしある場所のある時代のあるテーマに沿って掘り下げてゆくのが歴史学が科学や学問と認められる最低の条件となることには違いがありません。 大学に「世界史科」などという学科がないのは通史が学問でも科学でもなく、また歴史学の実態が上記のようなものである以上は当たり前のことなんです。 手なわけで、史学科を持つ大学ならどこでもかまいません。何よりも教授で選ぶべきです。有名な例を挙げれば、吉村作治さんに学びたいとかいうようにね。あとは「インディジョーンズの冒険」に出てくる考古学者とか・・あれは実在の教授ではありませんがw 大学選びについてもう少し、史学科の下にさらに西洋史学専攻とか東洋史学専攻というカテゴリーがあります。そこで選択してもいいでしょう。何度も言いますがあなたの中に既にテーマがあるのならその道で有名な教授名で選ぶべきです。 それがないのなら大学に入ってから決めればよろしい。この場合は出来るだけ難しく難易度の高い大学をお勧めします。優秀な学生が集まる場所では、既に早熟なやつが専門的用語をポンポン使って会話しているでしょう。それに驚き、刺激されてあなたも自分自身で学びたいことを見つけることが出来やすいからです。 あなたのお考えのスペイン語専攻ならヨーロッパ大陸リベリア半島、アメリカ中南米地区がターゲットに入ってきますね。時代はわかりませんが多分その関係の先生がいらっしゃるんじゃないですか? 最後にもう一度、「通史」は歴史的事実の正確な積み重ねではありません。政治的、思想的、その他いろんな偏見の上に、特定の歴史的事実を取捨選択して作り上げた、お話です。フィクションです。
お礼
ご丁寧なアドバイスをどうもありがとうございました。参考にさせて頂きます。自分の考えが漠然としているのが分かりました。もっと追及して進路を選びたいと思います。どうもありがとうございました。
お礼
ご丁寧なアドバイスをどうもありがとうございました。参考にさせて頂きます。自分の考えが漠然としているのが分かりました。もっと追及して進路を選びたいと思います。どうもありがとうございました。