• ベストアンサー

久間大臣の「原爆しょうがない」発言、何が問題?

久間大臣が「原爆投下はしょうがなかった」と発言した件について、一国会議員・閣僚の発言として何が問題なのでしょうか? 「原爆投下を容認したかのような発言」が問題だとされていますが、WWIIでの原爆投下について政府の歴史見解は否定・抗議の立場なのですか? 宜しくお願い致します。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#100682
noname#100682
回答No.17

・ご質問者は、日本が戦争を始めことが原爆が落とされた一因だというようなことを仰っていますが、戦争を始めたことが一般市民に原爆を落として良いという根拠にはなりません。 原爆だろうとなんだろうと一般市民を殺すのはダメだと国際法に明確にされています。 しかもアメリカは警告しないで原爆を落としました。これはどう考えても悪意があると思います。 軍港があったとのことですが、実際の爆心地は軍港でしたか?アメリカの攻撃目標は「広島中心部」、「長崎市中心部」です。 ご質問者は、「自分の家の隣が武装犯罪組織のアジトであったとしたら、自分の家を標的に街ごとふっ飛ばされても仕方ない」、と思うのでしょうか。 ・日本が中国大陸で大虐殺したというのは何を根拠に仰っているのでしょうか? 南京のことでしょうか? たとえ大虐殺があったとしても、それならば「中国」が日本に復讐という意味で原爆を落とすならまだ分かりますが、アメリカが原爆を投下しても良いという根拠にはならないと思います。 そして、そもそも中国にとっては実際に大虐殺があったかどうかはどうでもいいことなんです。中国にとっては歴史は政治だからです。偽ディズニーランドでもおわかりでしょう?本当かどうかなんてどうでもいいんです。 外交カードとして有効だから騒いでいるだけです。 ・確かに、日本はアメリカの大戦争犯罪を責めることはしませんでしたし、それについて日本人は批判をしていなかったかもしれません。このこと自体は反省するべきだとは思います。 しかし、だからと言って、今回の発言を批判することが変だとはなりません。 別問題だからです。

fakarekyo
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。この問題は公人である久間大臣の発言です。私だって原爆には納得が行きません。アメリカの身勝手な大量虐殺だと考えています。しかし、本問題は大臣=政府の発言であり、今まで政府がどんなスタンスでこの問題を考えていたかということが重要だと思ったので、国際的な歴史認識や日中戦争を持ち出した次第です。悔しいかな、我々日本人が考えたい歴史認識と、世界の歴史認識は異なります。原爆投下が国際法違反による謝罪や賠償を世界的世論として認められないのもそのためです。そういった戦勝国の歴史認識に対して日本政府はこれまで我慢して折り合いをつけてきたのだと感じています。日本国民もそれを受け入れてきた(問題にしなかった)はずなのですから、前々から「政府の対応はけしからん」と言ってきた人だけが今回の発言を「それみろ!けしからん」と言えるのではないかと違和感を覚えます。 何よりこの発言自体そもそも「原爆=しょうがない」という発言ではないと私は感じておりますので、メディアの情報操作と原爆に対する直感的な拒絶反応が重なって、国民が方向を見失っているように思います。

その他の回答 (23)

回答No.24

歴史認識がこれほどまでに乏しい人が防衛大臣を行っていたかと思うと情けなくなりました。まずこの人は日本の敗戦はアメリカによってなされたから、日本人はアメリカに感謝すべきであるというアメリカ側の考え方にたっています。アメリカが行ってきた歴史はインディアンの絶滅、奴隷制度など日本人だったら反省の弁ばかり出てくるような歴史です。しかし、アメリカ人のほとんどはインディアンは伝染病によってほとんどが死に、アメリカ人が殺戮をしたのではないと思っています、奴隷制度についても、反省も気持ちは全くありません。むしろ、アフリカの部族間で戦って負けた種族を助けてやったという極めて自己中心的な歴史認識です。原爆投下も同様に、終戦を早めて、アメリカ人の兵士の命が助かった。したがって、日本の民間人の命などどうでもよいというスタンスです。 日本の政治家が戦前、戦後ともに久間大臣のような「しょうがない」の考え方で、ながいものに巻かれろといった考え方でした。現在の自衛官は幕僚長を含めて、アメリカの思うがままに動かされています。少なくとも国民が選んだ文民である防衛大臣が日本側ではなくアメリカ側にたってしまったことに、この国の防衛の行方が危惧されます。言うまでもなく、アメリカが原爆成功するまでソ連参戦を促していたのはアメリカです。それはアメリカ単独では本土攻撃が不可能であったからです。アメリカ大統領は原爆成功の知らせとともに、ソ連に対する態度を変えました。これは原爆があれば、ソ連参戦が不要になるという認識からで、ソ連参戦前に原爆により戦争を終結し、日本をアメリカ単独で占領しようとしたアメリカの認識です。日本の政治家が、早期に戦争を終結すべきであったのにもかかわらず、自らの職務を放棄し自国の運命を対戦相手に任せるような政治家は不要です。日本はこのような大臣になるような政治家を持って本当に不幸な国だと思いました。大東亜戦争も指導者の「やむを得まい」で始まり、「やむを得まい」で終わりました。

noname#38692
noname#38692
回答No.23

久間大臣に当たっているあいだに 反米精神を燃やした方がマシ。 大臣がこんな卑屈になんなきゃいけない こんな国のあり方がすでに いやだ。

  • cse_ri2
  • ベストアンサー率25% (830/3286)
回答No.22

私としては、久間防衛大臣の深謀(対アメリカ工作発言)ではないかと、勘ぐっています。 まず、  ・参院選に勝っても負けても、選挙後に安倍首相は内閣改造をします。  ・その際、久間大臣は防衛大臣から外れる可能性が高いです  ・その一方、アメリカ下院の本会議で、再び慰安婦問題での対日非難決議が採択される可能性があります。   そうなると、再び安倍内閣の支持率が下がることが予想されるため、最後のご奉公とばかりに、   辞職覚悟で原爆問題を久間大臣が取り上げた可能性があります。 といった政治的背景があるのです。 深読みかもしれませんが、アメリカからどういう反応が返ってくるかが楽しみです。 なにせ、日本の野党・マスコミが原爆投下で大反発ですからね。 米国民主党が本気で人権問題に取り組んでいるのか、それとも二枚舌を使った米国内向けのパフォーマンスにすぎないのかが、明らかになるかもしれません。

noname#38692
noname#38692
回答No.21

ブッシュに言わされたようなものだ。日本のマスコミは取り上げ方が本当に狂ってる。

  • gootttt
  • ベストアンサー率61% (191/309)
回答No.20

原爆が落とされたのは良かったとは言えないでしょう。 大臣の言う事にも一理あると思います。しかしにも拘らず問題視されたのは一言で言えば『言い方が悪かった』ということでしょう。 『産む機械』も同じような問題だと思うのですが、『そうとも取られかねない』発言をした事が問題ということなのでしょう。 今回の問題は、政治家は言葉のプロなんだから言葉に気をつけろよと思いますが、同時に数多くの会話や長い講演の一文を切り取ってあげつらうような、会話の一言一句にそういう灰色発言すら許さないのであれば、小泉前総理のような『ワンフレーズ』になるしかないのかなとも思います。 あれは、今回のような揚げ足を取られないための対策(その前が森総理で色々揚げ足取られてましたから)であり、更に言えば長く喋ってもどうせ切り取られるだけなんだから切り取れないくらい短く喋ろうという考えでもあります。 ちなみに久間大臣の発言全文 http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/211450/

  • eroero1919
  • ベストアンサー率27% (3007/11113)
回答No.19

こんちわっす。大臣の発言については他の回答者さんから既に充分な説明がありますが、私、どうしてもわからないことがあるんです。 それは、なぜこの時期にあんな発言をしたのか、です。 いうまでもなく今月に参院選が行われます。この参院選の結果次第が安倍政権の命運を握るのは間違いありません。選挙に負ければ、とてもじゃないですが安倍政権は持たないでしょう。 とすれば、このナイーブな時期にわざわざ原爆に関する誤解を招きかねないコメントをする理由がわかりません。今の時期にあんな話をしたらどんな慎重なコメントをしてもあらぬ誤解を受けて選挙に影響したら大事です。そして今事態は官邸にとって最悪の状態を迎えつつあります。故松岡大臣問題、年金問題、強行採決にそして久間発言問題。野党が徹底的に選挙に利用するのは当然ですし、野党どころか公明党も大激怒です。これじゃ安倍政権は破滅に向かっているとしか思えません。 だから私みたいなひねくれた人間は、これはわざと発言したのではないかと思わずうがった見方をしてしまうわけですよ。本来、大臣は首相をフォローする役目ですが、このところの報道によると首相周辺は大臣連中にも軽く見られているとか。何かとの「引き換え」にあんな発言したんじゃないかなあって。ただ、あんな発言をしたところでもし次の政権が発足しても大臣を続投することは不可能ですからそこらへんが疑問なところです。ひょっとして、スキャンダルを握られてそれをバラされたくなかったら失言しろと迫られていたりして・・・

  • mealment
  • ベストアンサー率28% (6/21)
回答No.18

大問題です。原爆の投下はロシアにも重大責任があるのです。 戦争が末期にきていた頃、アメリカは日本政府に対し「これ以上戦争を続けるなら核を落とすぞ」という勧告を突きつけました。政府は密かに対日参戦を決めていたロシアを信用し仲介して、攻撃を停止するという事をアメリカに伝えようとしたのです。しかし、日本が出した返事をロシアはアメリカには送りませんでした。その結果アメリカは戦争の意思があると踏んで、原爆を投下したのです。日本も大戦中に様々な悪いことをしたとはいえ、それに対し核で何十万も大量虐殺しようとするアメリカにも責任はあるでしょう。しかし、ロシアのしたたかな策略を日本も見抜けずこういう事になってしまいました。ロシアの責任が本来一番に問われるべきだと思います。  読売新聞より引用。

  • edoduki
  • ベストアンサー率15% (68/445)
回答No.16

あの原爆投下がジェノサイドでなかったら、世界のどこにもジェノサイドなんて存在しないって話ですな。

noname#41856
noname#41856
回答No.15

直接的な回答ではありませんが、参考までに本日の産経新聞の産経抄(コラム)を読んでみてはいかがでしょうか。 基本的には僕も多くの方が下で書かれているように、 公人としての発言としてはいかがなものかとは思いますが、 この記事を読むと、少し違った見方もできるかなぁとおもいます。 まあ、産経新聞ですので、そこは少しバイアスをつけて見る必要はありますが。

参考URL:
http://www.sankei.co.jp/ronsetsu/sankeisho/070702/sks070702000.htm
fakarekyo
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。たいへん興味深く読ませていただきました。No.17のお礼にも書かせていただいた日中戦争との関係で原爆を評価されていてびっくりしました。今までも似たような発言があったことを考えますと、やはり今回の発言は作為的なものを感じずにはいられないという想いを強くしました。ご紹介ありがとうございました。

  • gelt
  • ベストアンサー率29% (9/31)
回答No.14

客観的に言えば、大臣の発言は必ずしも間違っているとは言えないでしょう。海外では原爆肯定論の方がむしろ主流ですから。またそのような客観的な発言を、あたかも原爆肯定論者のように切り取って報道するメディアのあり方にも疑問がないとは言えないでしょう。 ただ、マスコミにあげ足を取られてしまったのは、やはり防衛省のトップとしては不謹慎、ないしは不注意な発言にあったのは間違いないと思います。 安倍政権の原爆への歴史見解は明確には示されてませんが、歴代政権は「曖昧」に処理してきました。即ち、原爆は悪いが、それを投下したアメリカも、それを招いた日本軍国主義の、どちらの責任をも問わない、というものです。 冷戦時代はそれで通ってきましたが、アメリカ下院の慰安婦非難決議など、段々その曖昧さが誤解を招くような出来事が多くなって来ているのは確かでしょう。 私自身は原爆は不必要な大量殺戮で、ソ連の介入を防ぐには米艦隊を北上させるなど他にも色々手段はあったと考えます。アメリカがそれをしなかったのは経費がかかることもさることながら、やはり空爆空爆で人命軽視の習慣がついていたからでしょう。 もっともその空爆の先鞭をつけたのは日本軍による重慶空爆で、非戦闘員の大量殺戮も中国などで日本が始めたものですから、アメリカを責める前にその点を自省しなければ説得力はないでしょう。

fakarekyo
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。政府が今まで曖昧に処理してきたことについては批判をせずに、大臣が一人明確な立場を取った(と考えられる発言をした)途端にここまで批判が出るのは理解に苦しみます。批判している方たちは、それなら前から「原爆に反対しない政府、どうなってるんだ!」と言うべきだったのではないでしょうか?たいへん勉強になりました。

関連するQ&A