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共産党の候補者
国政選挙は特にそうなのですが、候補者が少ない地域でも、必ずと言っていいほど共産党候補がいます。まれに当選しますが、たいていは敗退、しかも泡沫候補並みの得票のこともよくあります。 それにもかかわらず、例えば敵対する公明党が与党なので、反与党を鮮明にして民主・社民等と組むという路線もあまりみられません。自民・民主がそれぞれ有力候補を出して競り合うのが予想されるときも、共産候補が独自に立って、票を分散させる(=結果として自民または民主の足を引っ張る)こともありますが、それも戦略的にそうしているとは思えません。宿敵公明党のように勝てる候補を重点的に立てるとか、野党と選挙協力をするとか、そういうことはなく「小異を捨てて大同につく」を嫌って、あくまで独自でというところだと思います。 負け続けても立候補できるという共産党の資金力・組織力は見上げたものがありますが、当選できなければ「ただの人」。主張がとおるはずもありません。にもかかわらず独自路線を歩むのはなぜなのか、疑問です。教えていただけませんか。 もちろん、特定の政党に悪意があるわけではありませんので、共産党支持者にも他意はありません。気分を害されましたらご容赦下さい。
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>日本共産党は、護憲の党です。正確にいえば、日本で唯一の護憲の党ということになります。 ・というご回答もありますが、護憲ですかね?かつては日本で唯一、「日本人民共和国憲法案」という改正案を持っていた政党ですよ。共産党を護憲政党と呼ぶのは失礼なのでは? 共産党の主張を注意深く聞くと、「護憲」ではなく「憲法改悪反対」です。一件同じように見えますが、共産党が反対しているのは憲法の改正ではなく「改悪」なのです。どう違うのかというと、要するに共産党の主張に沿わない改正は「改悪」なのです。ですので、共産党の主張は一言ひとこと注意しなければ、思わずだまされてしまいます。言葉の定義をしっかり見ないといけないわけです。 「改悪」とは?「強行採決」とは?「なしくずしに」とは?などなど、それぞれどういう定義なのでしょうか? この独善性が他党から嫌われるわけです。自分の主張が最も正しい、悪いには他党、という独善性。 「正しいのならばなぜ当選しないのか」ときいても「それは国民が正しさを理解できないから」あるいは「権力側が国民が正しさを理解しようとすることを妨害しているから」と平気で答える共産党シンパもいます(自分の親戚がそうです 苦)。 他党に対してはバンバン批判しており、それを共産党は「追及」と読んでいますが、逆に自党が批判されている場合は「妨害」「中傷」「誹謗」などと呼んでいます。 共産党が嫌われるのは、こうした独善性が強すぎるからだと思います。 これは個人レベルでもそうですよね。独善性が強い人はたいてい嫌われます。 ですので、自ら進んで独自路線を歩んでいるわけですが、誰も相手にしてくれないので、結果的に独自路線を歩まざるを得ないという部分もあると思います。実際、政策レベルでは共闘したいときもあるでしょうから。他党と共闘するケースは少ないと思います。
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>ならあそこまで公明党を毛嫌いしなくたって この一点だけにだけ補足します。 が、あくまでも、私の意見で縁も無き共産党の見解ではありません。 私は、創価学会員の方と実に仲が良く、思想信条を超えてお付き合いしています。 しかし、私自身、公明党に対しては、やっぱし非常に批判的です。 一方で、自民党の後藤田正晴氏なんか、一本、筋を通された政治家だと畏敬の念すら持っています。 が、この「敵ながらあっぱれ」の想いが持てないのが公明党。 自民党が、日本資本主義の発展を優先するのは、それはそれで一理あります。 なぜなら、資本主義の十分な発展なくして未来社会なんてありえないからです。 日本資本主義が破綻しては、未来社会も夢幻です。 それに対し、公明党には、一理も筋もありません。 だって、1970年には、「アメリカ帝国主義打倒、安保粉砕」を代々木公園で叫んだじゃないですか。 それが、言論出版妨害事件が問題になるや否や、田中角栄に擦り寄ったじゃないですか。 そして、今や、アメリカのイラク侵略への協力者。 このような無節操さとは、共産党も自民党も無縁です。 良い悪いは別として、筋の無さ、無節操さは、私が非常に違和感を覚える所です。
お礼
私も公明党には批判的です。無節操なところ、全く同意です。ただ、趣旨が違ってしまうので、この点は別な機会にまたお願いいたします。
- akazaru
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私の地域では、社民党出身の方が社民党では、勝てないので民主党から出馬します。 社民党は、ご存じの通り、護憲の党です。 民主党は、改憲を主張しています。 護憲を標榜する議員が改憲の党から出馬する。これほど有権者をバカにした行為はないと思います。私にしたらこっちの方がまか不思議です。 日本共産党は、護憲の党です。正確にいえば、日本で唯一の護憲の党ということになります。 他党と交わるわけが無いのです。 日本共産党は、そういう意味では、筋金入りです。 有権者側を見ているからこそ、他と交わらないのです。 選挙に落ちれば、ただのおじさん、ただのおばさんかもしれません。 しかし、彼等の主張は、日本を共産化しようというよりは、民主主義をもっと成熟させようという主張のように聞こえます。 大企業に減税して、世界1の企業にするよりも、少ない所得のなかで、毎日一生懸命働いている方々にこそ減税し、庶民のふところを温める。それこそが、日本の活力を取り戻す方法だと主張し活動ています。 立派なおじさん・おばさん達だと私は思います。 今回もタレント選挙になるでしょうが、そういったおじさんおばさんのお話も、少し聞いて心にとめといていただきたいと思います。 落ちてもいいと思って出馬される方などいません。 皆さん一生懸命だと思います。 選ぶのは、有権者です。 日本共産党は、小異をくみ取り、大同と闘ってらっしゃる党とお見受けします。
お礼
ありがとうございます。 現民主党で旧社会党あるいは社民からの鞍替え候補は、護憲・改憲のいう点以外でも、政策的に違和感をもちます。また政策についても、福祉や教育分野では小異を大切にしているのはわかります。 ただ私は無党派層を自覚していますが、例えば与党と民主が競っていてもし共産が民主に協力すれば与党が負けるというときも、共産があえて独自路線のために、結果的に与党勝利を後押しする。でも与党批判はするというのも、どうも腑に落ちないわけでして。それならそのときは民主と協力すればいいのに、とも思うんですけど、変ですかね?
まず、「宿敵公明党」の認識はあらためて欲しいですな。 宿敵は、あくまでも、資本家階級とその代理人ですよ。 それに、「『小異を捨てて大同につく』を嫌って、あくまで独自で」というのも見当違いです。 <日本共産党綱領> 民主主義的な変革は、労働者、勤労市民、農漁民、中小企業家、知識人、女性、青年、学生など、独立、民主主義、平和、生活向上を求めるすべての人びとを結集した統一戦線によって、実現される。統一戦線は、反動的党派とたたかいながら、民主的党派、各分野の諸団体、民主的な人びととの共同と団結をかためることによってつくりあげられ、成長・発展する。当面のさしせまった任務にもとづく共同と団結は、世界観や歴史観、宗教的信条の違いをこえて、推進されなければならない。 「負け続けても立候補し続ける」-全ては、この統一戦線結成のためです。 創価学会や創価学会員が、統一戦線の一翼を担うと言えば、多分、共産党も諸手を挙げて歓迎しますよ。 彼らは、宿敵でも何でもありません。 ところで、負け続けても負け続けてもは、一体、どうしてか? それは、多分、もっと、大局的にダイナミックに歴史を捉えているからですよ。 原始共産制、奴隷制、封建制、そして、現代までを1日に例えたらよく判ります。 共産党が合法化されたのは、ほんの数秒前のことです。 この数秒間の間に、共産主義を標榜して圧制を敷いた国も出ました。 スターリンや毛沢東の犯した誤りの影響は実に深刻です。 その中で、今の議席を維持しているのです。 私に言わせたら、見上げたものです。 落選に落選を重ねた位で、「日本共産党は、それぞれの段階で日本社会が必要とする変革の諸課題の遂行に努力をそそぎながら、二一世紀を、搾取も抑圧もない共同社会の建設に向かう人類史的な前進の世紀とすることをめざして、力をつくすものである。」との革命の旗は降ろせません。 小林多喜二達が命をかけて守り抜いた旗は、そう簡単には降ろせないということですよ。 「1秒後、2秒後には、必ず、統一戦線結成の可能性は現実性に転化していく」 多分、こういう思いで、負け続けても立候補しているのだと推察します。
お礼
ありがとうございます。 「宿敵公明党」の表現は不適切かもしれませんね。ただし、 >宿敵は、あくまでも、資本家階級とその代理人ですよ。 ならあそこまで公明党を毛嫌いしなくたって。公明党の支持基盤も資本家階級ではないですよね。 それから、崇高な理念は幹部の方はもっているかもしれませんが、末端の方はどうでしょうか。本当にそうなら理解できるのですが、例えば地方選挙のレベルで、大局的な歴史観をもっていると感じさせる候補がどのくらいいるのでしょうか。
- uskt
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共産党の側からの理由というより、日本では、一般的には共産党アレルギーが非常に強いので、「共産党と組んで日本を共産主義国にしようとしている」というレッテルを貼られるのを恐れて、他党候補者あるいは無所属候補者が、共産党の推薦を求めない場合が多いせいでしょう。 ですから、地方自治体など、共産党になっても大勢に影響がないところでは、たまに共産党も含めた相乗り候補も出ますし、地域的に共産党アレルギーの少ないところでは、国政でも相乗り候補が出る場合もあります。 また、共産党の側も、一時の政党離合集散時期に、野党共闘に積極的でしたが、結果的に「他の野党と同じなら、共産党に投票しなくても」という有権者の離反を招き、国政で大幅な議席減を招いたため、最近は「たしかな野党」を売りにしているようですね。 ただ、政党助成金の交付を受けていないので、政治資金的にはかなり厳しいらしく、最近は全選挙区に必ず候補者を立てようとは考えていないようでもあります。前回総選挙でも、一部では自民党と民主党候補のみの争いとなった選挙区がいくつもありました。今後は、「勝てなくても(比例区での)党勢拡大を図るため」という擁立は、減る傾向にあるかもしれません。
お礼
ありがとうございました。 なるほど。地域によっては、少数ながら相乗りも散見しますが、共産党アレルギーというのは確かにと思いました。比例区の統制拡大のためとうのもなんとなくわかる気がします。
- tariiban
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追加回答 政党ありきではなく考えが同じ人が同じ政党にいるというのが本来ですよね ですから他の党と協力ということ自体本当はおかしなことですよね 協力するんだったら同じ党になればいいだけですし 勝つために選挙をするのではないです
お礼
ありがとうございましす。 「政策を勉強すると政局観が鈍る」という自民党参院の実力者A木氏のような、勝つため「だけ」の選挙はもちろん論外です。が、一方で当選できなければ主張が通らないのも事実でしょう。正論とはいえ、そううまくいかないところに難しさがあると思います。
- tariiban
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私の考え 自分の信念と違っていれば手を組むことなどできませんよね 同じ野党といってもそれを曲げてまで当選しても何の意味もないと思いますよ 負けるのはマスコミの取り上げ方が悪いからですね
お礼
ありがとうございます。 確かに、信念は大切だというのはわかるんですが、限度というか、政党なので少しくらいは戦略があってもいいと思うんですけど、共産党は全くそういうのがない気がするんですよね…(もちろん党利党略に没頭する議員は百害ありだと思いますが)。
お礼
なるほど、「独善性」というキーワードがあるようですね。確かに都合よく解釈する傾向が強いかもしれませんし、そこが質問事項の背景にあると納得できました。 ありがとうございます。