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バイオエタノール
おはようございます。今日は、最近自動車用の燃料として注目されているバイオエタノールについて質問したいと思います。バイオエタノールを、今現役で走っているガソリン動力の車に使用するときは車をバイオエタノールに対応させるための改良が必要だそうです。その改良というのはエンジンの燃料系統の部品を換えればいいのでしょうか。それともエンジン自体を載せ変えなければならないのでしょうか。
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>メーカーや国土交通省が使用を止めるよう呼びかけ、日本から自動車用エタノール燃料は無くなりました。 今は沖縄の一部の地域で実際にバイオエタノールの実験を行っていますよ。 http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=6417 http://www.gamenews.ne.jp/archives/2006/06/post_1027.html http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber/preview060214.html この実験で特に問題がなければ順次日本中でこの実験を行っていくことになるでしょう。 さて本題。 最近の車(ここ数年に発売されたもの)ならばほとんど部品の交換はなしで入れることはできます。 (これは各自動車メーカがガイアックス対策としてパーツを交換したために) しかし、古い車(生産から5年以上経過している車)に関しては燃料系の配管をほとんど変える必要が出てきます。 この配管は、ガソリン向けに作られているのでそれ以外の燃料を使用した場合腐食する可能性があるからです あとは、エンジン系の問題 ただしこのあたりはECUと呼ばれる車の制御を行うコンピュータのデータの変更程度で何とかなるのではないでしょうか。 EUCのデータ変更を行えば点火時期や燃料噴射時期もある程度自由に調整できるようになるので。 確か、宮古島の実験では車は何の改良もせずにデータ収集と言う形で行っていたはずなので・・・ (役場の車はプリウスだったけど、それ以外の車は古い軽自動車とかだったからねぇ)
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- cat-food
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交換するとしも燃料系統のアルミ部品とパッキン類程度で、エンジンは換えなくてもOKだと思います。しかし、今、計画されているのはエタノール3%混合ガソリンで、この程度のエタノール量なら現役の車でも、古い車でも改良の必要はありません。ていうか、改良の必要がないということから3%という数字が決められました。エタノールを3%以上混ぜたガソリンは販売が禁止されていますし、個人で勝手にエタノールをガソリンに混ぜると揮発油税法違反で処罰されます。だから自分で部品を交換する必要はまったくありません。 自動車メーカーでは今後製造する車からエタノール対策を行なっています(ガイアックスとは関係ありません)から、将来はもっとエタノールの濃度が増えるかもしれませんが、それは現役車を使っている人がほとんどなくなってからです。(10年くらい先かな) 誤解されている人が多いようですが、ガイアックスにはバイオエタノールは一滴も含まれていません。このことは政府の審議会でガイアエナジーの社長自身が証言しています。むしろガイアックスはエタノールを使わないことで部品交換せずに使用できるということを売りにしていたふしがあります。ただし実際にはいろいろな問題が起こっていたようです。 蛇足ながら、石油業界ではエタノールをETBEという物質に転換して混合することを検討しています。これだと3%を超えて入れても(法律的には7%まで)現役の車に問題はありません。スペインやフランスなど最近エタノールを採用したところはETBEに転換して使用しているので、多分日本でもこちらが主流になると思います。
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ありがとうございます。燃料系統のアルミ製部品とパッキン類の交換が必要なだけで、エンジンの載せ替えまではしなくても大丈夫なんですか。わかりました。今現役で走っているガソリン車(バイクも含む)の燃料がガソリンからバイオエタノールに換わったときガソリン動力の車やバイクは廃車にしなければならなくなるのではないかと心配していましたが、そこまでしなくても大丈夫みたいですね。もし国が「~年より前の車やバイクはバイオエタノールに適合しないから廃車にしろ。」なんて命令したとしたら、ユーザーからの抗議が殺到しますからね。大変です。今現役のガソリン車をバイオエタノールになっても使っていく方法はあるようなので安心しました。ありがとうございました。
- nekoppe
- ベストアンサー率26% (380/1450)
>エンジンの燃料系統の部品を換えればいいのでしょうか その通りですが、交換部品や調整をどうするかは、メーカが膨大な費用をかけて開発するものなので個人でできるような物ではありません。例えば、噴射された燃料が空気と混ざりながら扇状に広がり、ピストンの特定部位に当たり、反転してプラグ方向に向かい点火されるエンジンがあるとします。バイオエタノールになって燃料の質が変わると、空気との混ざり具合、扇状の広がり角度、ピストンに当たる部位、反転具合、プラグ方向に向かう混合気の状態、等が異なってくるので、噴射系部品やピストンを変更又は新開発が必要になります。(殆ど変更しなくても良いエンジンもあるそうです) 質問とズレますが、燃料植物増産は、開発途上国の農地拡大=自然破壊が進むのではと心配しています。
お礼
ありがとうございます。ここ数年のうちに発売された車に関しては部品の交換などの必要がなくバイオエタノールもそのまま使えるそうで、四輪だけでなく二輪も同じ傾向だと思います。年式が古い車については噴射系統の部品とピストンの交換も必要なんですね。わかりました。 バイオエタノールは植物から生産されるので農地の面積をこれまで以上に広げたりした結果、食のバランスが崩れるのではないかということも心配されています。日本では廃材からバイオエタノールを作るという試みも始まっているようです。車やバイクをバイオエタノールに適合させるということも必要ですが、農地の確保という課題もあるんですね。ありがとうございました。
- deru
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すでに販売が決まっている物としてバイオエタノール混合ガソリンです、ガソリンに3%ほど混合した物を今年から一部地区で試験販売するそうです、この商品を使用する場合は自動車の改良は必要ありません、けっこう前から各メーカーがバイオエタノール混合ガソリンに対応するエンジンにしてあります、多分トヨタは10%までOKのエンジンを全車に載せていたような、、、
実は日本はエタノール燃料先進国でした。 あなたが何歳かわかりませんが、数年前に「ガイアックス」というエタノール添加燃料が実際に市販されていました。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9 これは、何の改造もなく使用できました。 しかし、燃料の製造不良によりエタノールが燃料配管を腐食させ、漏れ出して引火するという事故が発生。 たしか、混合不足で添加剤濃度の薄い燃料ができたためだったと思います。 メーカーや国土交通省が使用を止めるよう呼びかけ、日本から自動車用エタノール燃料は無くなりました。 今、環境問題から世界的にエタノール燃料への転換が進みつつある現状を、当時の担当役人、メーカー、ガイアックス社長はどう思っているのでしょうね。
- tuu_chan
- ベストアンサー率27% (236/851)
ディーラー社員です。 エンジン載せ換えまでは不要と思いますが、改良は必要と思います。 オクタン価が違うので点火系や噴射系の改良は必ず必要でしょう。 エンジン本体は直ぐに異常は無いかもしれませんが、数万キロ走行後はどうか?となれば不明ですね。 またディーラーやメーカーでは、新車保証の取り扱いについても重要な検討課題です。 保証対応は現時点でもメーカーの返事待ちです。 個人的にはバイオディーゼルのほうが、トラブルが少ないと思うので普及は早いと思います。 今年のパリダカで片山右京さんがバイオディーゼル仕様のランクルで参戦しました。
お礼
ありがとうございます。エンジンの載せ換えまではしなくてもいいのではないかと思っていました。載せ換えとなると工賃が高くつきますし。結局問題となってくるのは、燃料が液体のまま直接接する部分かと思いました。スパークプラグやインジェクションノズルもその部分ですしね。ありがとうございました。
お礼
ありがとうございます。すでにバイオエタノール対策は始まっていたんですね。年式が古い車に関しては燃料系統の部品の交換とコンピューターのデータ変更が必要なんですか。わかりました。ガソリンエンジン車用の燃料がガソリンからバイオエタノールに完全に替わったときに、古い(10年、20年以上前の年式の)車は最悪廃車にしなければならなくなるのかと思っていたんですが、どうやらそこまでする必要はないようですね。心配事が一つなくなりました。ありがとうございました。