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ガソリンにバイオエタノール混合

新聞に「政府は20日、京都議定書に定められた温室効果ガス削減目標を達成する為に年内にもバイオエタノール混合ガソリンの使用を解禁する方針を固めた」とありました。この記事のなかに、欧米ではすでに10%のエタノールがガソリンに入っているが、日本の車は燃料系統が故障するので当面3%に抑えるとの内容がありました。 そこで質問なんですが、日本車は輸出も多く行なっているのに何故国内向けのものの対応が出来ない(しない?)のでしょうか。輸出仕様ができると言うことは、当然技術力はあると思うのですが、、、。 また、「2010年にはレギュラーガソリンの全量が高濃度のバイオエタノール混合ガソリンに切り替わり、その仕様に耐える新車の開発を自動車メーカーに求める」とありましたが、そんな必要があるのでしょうか。単に輸出仕様車を国内向けにすれば済むと思うのですが?

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回答No.4

○ほぼ、おっしゃるとおりです。  環境省の検討委員会の資料に以下の内容の事が書かれています。  民生・運輸部門における中核的対策技術に関する中間報告(http://www.env.go.jp/earth/report/h15-02/index.html)の低濃度バイオエタノール混合ガソリンを参考に書いてます。 --------------検討委員会資料抜粋-------------- 自動車各社は米国等での経験に基づき新車でのE10への対応は比較的速やかに可能である (中略) 可能な限り早い時期にE10を導入するためには、国内販売の新車について、出来るだけ早期に自動車メーカー各社に要請し、各車種のモデルチェンジ等の時期にあわせてE10対応車に切り替えていく。 (E10とはエタノール10%混合ガソリンのことです。) --------------------------------------------  つまり、日本のメーカーは技術力もあり、国内向けの新車をできるだけ早く、国内メーカーは対応車を販売するよう政府は要請するようです。 ○では、なぜ「その使用に耐える新車の開発を自動車メーカーに求める。」という記述になったか?  ここからは、推測で書きます。考えられる理由は2つあります。  一つは、車種によって、E10に対応する自動車がないので、すべての車種でE10に対応するよう、開発を要請したことが考えられます。  例えば、アメリカには通常大型車しか輸出しませんから、小型車にE10に対応していない自動車があるというケースが考えられます。  もう一つは、エタノールを混合すると、NOxやアルデヒド等の排気ガス中の濃度が増加する可能性があります。  2005年に、新車販売される自動車のかなりの部分で、排出ガスの濃度の規制が強化されます。  排ガス規制にも対応できる自動車を開発してほしいと要請するのか、全車種で対応するように要請するのか、そのうちのどちらか、又は両方だと思います。 ○あと気になったこと  ・専売法について  これは廃止になっています。  ・NEDOの専売制度について  これは、一時的な措置で、2006年3月末で廃止されます。

参考URL:
http://www.env.go.jp/earth/report/h15-02/index.html
bokewo
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 参考URL見て参りました。 新車買い替え等で、すべての車がE10仕様に入れ替わるのに15年かかるとのことですが、日本には世界に誇る(?)車検制度がありますから、単なる部品交換(耐エタノールのパッキン等)であれば3年で済むはずなんですが、もっと根本的な改造が必要なんでしょうか(アルミエンジンがエタノールにもたないとか)? 排ガス規制に対する対応は確かに大変ですね。海外にはない軽自動車の小型エンジンは特に困難かもしれません。

その他の回答 (5)

noname#211914
noname#211914
回答No.6

MiJunです。 >具体的な濃度を決定する為に検討が行なわれており この検討の詳細及び決定理由が知りたいですね? 恐らくE5以下で安全性をとって「E3」にしたのではないかと推測してますが・・・??

bokewo
質問者

お礼

こんいちはMiJunさん。 検討項目として考えられるのは、 1、車両の安全性についての諸項目 2.スタンドの安全性についての諸項目 3.バイオエタノールの供給管理等の諸問題 4.法整備、一般への認知化 5.その他 などでしょうね。E10へ向けての準備段階として、おっしゃるように安全性を重視しての決定だと思います。 私もこの問題に関しては質問する側ですので、このへんで勘弁して下され。

noname#211914
noname#211914
回答No.5

MiJunです。 YarukiNasioさん紹介のサイトは大変参考になりました。 エタノールの自由化の方向の情報は知ってましたが、専売法に関して、記憶が不確かでした。 ご指摘ありがとうございます。 詳細に読んでないので誤解している点があるかもしれませんが、 ・E5⇒E10 との流れかと思いますが、「E3」として点が少し疑問ですね・・・? 安全性を評価する為に、 ・E5⇒E3 に設定したとのことでしょうかね・・・?

bokewo
質問者

お礼

こんにちはMiJunさん。 お礼が遅くなってしまいました。 補足要求とありますが、これは#4の方へでしょうか? MiJunさんは3%の決定理由に疑問があるようですね。「YarukiNasioさん紹介のサイト」によれば、「5%以下程度の低濃度」(E5ではない)で問題点の確認を行なった後「E10」へ移行するシナリオのようです。この「5%以下」の具体的な濃度を決定する為に検討が行なわれており、結論が出たのでこの発表となったようですね。

noname#211914
noname#211914
回答No.3

MiJunです。 自動車業界が将来のエコカーとして「FCV(燃料自動車)」が目標にあって、それまでの繋ぎとして「ハイブリッド車」が戦略としてあるのは事実であると思います。 それらの戦略の中で「アルコール混合車」は輸出向けではある程度生産しているが、国内向けは戦略の中にないではないかと推測してますが・・・?

bokewo
質問者

お礼

回答ありがとうございます(#2も含めまして)。 確かに、メーカーは今さら「アルコール混合車」に手間をかけている余裕はないのかもしれませんね。 今回の報道は、京都議定書を批准していると言う、政府のポーズのような気もします。

noname#211914
noname#211914
回答No.2

bokewoさんと同様の疑問を持ってます。 なぜ「3%」なのか? 経産省のサイトでチェックしていないのですが、その根拠はどのようなデータから決定されたのか? TV報道では日本はエタノールの価格が高いので一般のガソリンとの価格競争が出来なく、一部補助金を交付しなければ、普及しないのではとの説明でした。 ⇒確かに、経産省傘下のNEDOが生産の大部分を握っており、専売法の絡みで価格も高くなっているのが現状ではないでしょうか? さらに、これ以上の割合で混合すると燃料系統に影響が出るとのことが根拠のようですが・・・? 少し穿った見方かもしれませんが、この決定の判断に政治的な影響あるいは業界の影響はなかったのでしょうか・・・? 非常に疑問に感じてます! 日本の自動車会社もアメリカ・ブラジル向けの輸出車にはそれなりに対応しているようです。 ⇒技術的には問題はないと推測します。コスト高になるとの説明もあるかもしれませんが、それ程高くなるのでしょうか?勿論、普及台数によってコストに反映はしてくるでしょうが。 回答にはなってませんが・・・?

  • PAPA0427
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回答No.1

たぶん問題はインフラの方でしょう。 いま走っている車が、せーので一斉にエタノール対応になればOKですね。 ですが、明日からエタノール入りになりますから、今の車は使えません。と言うわけには行かないですね。 輸出車は既にインフラとしてエタノール対応の燃料に切り替わっていますね。ですからそれ専用で良い訳です。 ですが、ガソリン100%とエタノール混合ガソリン両方に対応しなければインフラの整備は進みませんね。 ガソリンスタンドが一斉にエタノール混合になったら、今の車は使えなくなるわけですから。そういった技術的なこととインフラを含めた話ではないでしょうか。

bokewo
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 総合的には、仰る通り技術的なこととインフラを含めた判断だと思いますが、少なくとも車の輸出実績があるのですから技術的には何が障害になっているのでしょうか。新たに開発することとは何であるかと思った次第です。 また、ガソリンスタンドでガソリン100%とエタノール混合ガソリンを区別して販売することは、現行のハイオクガソリンの販売方法と同様に可能と思われますが確かに煩雑ですね。

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