市街化調整区域

質問

市街化調整区域の開発規制が変わるように聞きました。これまでは、病院や老建施設等の用途では開発出来たのですが、難しくなるとの事です。具体的にどう変わるのか教えていただけないでしょうか？
京都の国道沿いに３５００坪ほどの土地があり、そこが調整区域です。
病院関連以外にも規制が重くなったのでしょうか？

回答No.1

isizuchi

おっしゃるとおりです。これまでのまちづくりでは、中心市街地が空洞化し、商店街などが寂れ結果的には、地域住民の生活にもマイナスとなる事態が目立ってきました。

行政機関の最終取りまとめでは、郊外住居の進展、モータリゼーションの進展、公共公益施設（学校、病院、社会福祉施設、役所等）の移転や大規模集客施設等の郊外立地など郊外開発による「まち自体の郊外化」、商業者の努力不足、地権者の協力不足、両者の一体的取組み不足等による住民・消費者ニーズからの乖離の結果としての「中心市街地自体の魅力低下」といった環境の変化がまちづくり三法制定後も一層進んでおり、これらが中心市街地衰退の原因であることが明らかになった。
と述べています。

「まちづくり三法」とは、改正都市計画法、大規模小売店舗立地法、中心市街地における市街地の整備改善及び業業等の活性化の一体的推進に関する法律を言います。

いままでのように拡散型都市構造ではなく、中心市街地に公共公益施設（病院、社会福祉施設、役所、学校、住宅、オフィス、商業施設など様々な都市機能を集約させることと、中心市街地のコミュニティとしての魅力向上に向けて取り組むことの双方の一体的推進を目的とする。
　また、住宅、オフィス、商業施設、公共公益施設（役所、病院、福祉施設、介護施設、学校）など集約すべき「都市機能」の明確化を図る。

上記のような方針でまちづくりを推進され、郊外(白地地域）などに大型商業施設や公共公益施設の設置には歯止めがかけられることになります。