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「郡」の役割
地方自治体として、町村を含む「郡」がありますが、 具体的にどのようなことを行っているのですか。 例えば「埼玉県北足立郡」などは、実質的に存在の意味を持たないと思うのですが。
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明示的な指摘がないので、一応、確認しておきますが、「郡」は、いわゆる「地方自治体」ではなく、単なる「行政区画」です。 都道府県における「××県○○郡」の「○○郡」とは、いわば、市町村における「××市○○町9999-9」の「○○町」のようなものなのです。 市町村では「○○町」を単位に、市役所の出張所や町内会があり、あるいは夏祭りが行われるように、都道府県では「○○郡」を単位に県の地方事務所が置かれ選挙区が置かれるのです。 歴史的なことは、No.4の方の参考URLが詳しいようです。
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- puni2
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すでに出ている通り,郡は地方自治体ではなく,また郡という組織なり事務所なりが存在するわけでもないので,具体的には何も行なっていません。 郡の予算というものもありません。(なので,行政の上で町村を越えた広域事業を行なう必要が生じたら,その事業に限定した一部事務組合を作るわけですね。) その歴史的変遷(かつては郡役所があり郡長がいた)についても既出のとおりです。 >郵便番号7桁化以後、住所にも使う必要がなくなっているのではないかと思いました。 これは私見ですが,たとえ郵便番号が7桁化されても,他人に住所を教えるときに都道府県名や市区町村名を省いて教えるかといったら,そうではないという人が多いと思います。 また,ときどき郵便番号を書き間違えた郵便が届くことがあります。 地名ならばちょっとした誤りは訂正できる場合もありますが,番号の誤りは(地名が書かれていなければ)間違えてしまったらそれっきりの場合が多いでしょう。 合理性という点でいえば冗長な情報ということになるのでしょうが,少なくともあって悪いものではないと思います。 >ご回答中の「郡部」という表現自体、意味が薄れてきていると思いました。 ではなんと呼んだらいいのでしょうか。「町村部」かな。それとも「市制未施行地域」? 「郡部」…市や特別区以外の自治体によって構成される地域を指す名称としては,単純明快だと思います。 その使い方があるだけでも私は十分意味があると思いますが,だめかなあ。 同じ都道府県内に,郡が異なる同一名の町村が存在することがあります。 群馬県には東村(あずまむら)が3つあり,兵庫県には一宮町が2つあります。他にもあったと思いますが手元に資料がないので,思い出せるのはそれだけです。 群馬の場合,前に郡名をつけて「勢多(せた)東」「吾妻(あがつま)東」「佐波(さわ)東」と呼んで区別しています。 (こう書くと,きっと「郡名まで町名の一部に含めて『群馬県勢多東村』とかにしてしまえばいい」という反論が来るのでしょうが,私は「別に郡があって困るもんじゃないし,今のままでいいんじゃないの」と考えています。) 町村が市制施行していくにつれて,郡が分断されたり(北足立郡の例もそうなのでしょうね),一町(一村)しかない郡ができたりしますが,それはそれで地域の歴史を語る昔の名残と考えればよいのではないでしょうか。 別に郡があるために余分な予算がかかっているわけではないと思いますので。 (細かいことを言えば,○○郡の三文字を打つ時間がかかるとかって話になるのかもしれませんが…)
お礼
ご回答ありがとうございました。 私の「お礼」文中の文言へもご意見ありがとうございました。 <郵便番号7桁化により住所の簡略化について> 7桁化については蛇足だったかも知れません。 要は「都道府県+市区町村名だけで住所は分かり、○○郡を書かなくても届くのでは?」という意味です。 <郡部という表現について> これは地域によるのでしょうね。少なくとも東京・埼玉では「郡部」という使い方をしませんので。 でも言葉足らず失礼しました。 <○○郡の三文字を打つ時間> 「時間」というより「手間」というところです。 実はこの質問をさせていただいたきっかけは、履歴書への住所記入に○○郡を書かなければ“正しい住所”とは言えないのか、という疑問からでした。「郡部に住んでおりながらそれを省略するとはけしからん」風の言い方をする年配の方もいましたので、質問させていただいた次第です。 この点につきましても良かったらご意見いただければ幸いです。
補足
質問が悪くて真意が伝わらなかったようです。 また改めて質問するかも知れませんので、よろしくお願いします。
- shoyosi
- ベストアンサー率46% (1678/3631)
現在でも郡の名称や区域を変更するときには、議会で可決の上、知事は総務大臣に届けることになっています(地方自治法259条)。最近では、長野県西筑摩郡の木曽郡への改称、島根県隠岐4郡の合併による隠岐郡の設置、鹿児島県噌唹郡の曽於郡への表記変更などがあります。なお、東京都の伊豆国所属の島嶼部は歴史上、郡に属したことはありません。また、小笠原は国すらありません。
お礼
分かりやすく興味深いサイトのご紹介をいただき、しばらく読みふけってしまいました。 このように見ると、県をいくつかに区割りした下部組織という印象がありますね。 ご回答ありがとうございました。
- zander
- ベストアンサー率45% (11/24)
地方の郡部に住んでいる者です。 ほかの方が答えられているとおり、実質的な意味はあまりないと思います。 せいぜい、ゴミの収集など単独の町村では負担が大きい事業を共同で行ったり、県議選の選挙区の単位になる程度です。 とはいえ、長い間「郡」というくくりで使われているので、郡内の町村にはそれなりにつながりが有り、文化・スポーツイベントや学校行事などを共同で実施することもあるようです。
お礼
ご回答ありがとうございました。 >ゴミの収集、県議選の選挙区の単位 実は、質問文中の例「埼玉県北足立郡」は、もともと南北に長い郡であることもあって、「伊奈町」と「吹上町」(2町のみで構成しています)との間に、「桶川市」「北本市」「鴻巣市」の3市を擁して、共同体としての意味が全くありません。 >郡部 ご回答中の「郡部」という表現自体、意味が薄れてきていると思いました。
- hanbo
- ベストアンサー率34% (1527/4434)
郡とは、都道府県の下位の区分の一つで、町・村を包括する区画を意味します。1878年(明治11年)に府・県の下の行政区画と位置づけし、1890年の郡制によって地方自治体としての権能が明確になりましたが、1923年(大正12年)に廃止となりました。その後、地理的区画としての位置づけだけが残って、住所を書くときに使う程度しか意味がなくなっています。 しかし、行政という観点では、近隣の自治体が一部の事務を共同で行なう「一部事務組合」などは、この「郡」に含まれる市町村を単位として設置をする場合もあります。
お礼
早速のご回答ありがとうございました。 >住所を書くときに使う 郵便番号7桁化以後、住所にも使う必要がなくなっているのではないかと思いました。ヤマト運輸の伝票も最近は郵便番号で行き先を判別しているようですし。 >「一部事務組合」 そうですね。町・村が単独では難しい事業については一部事務組合を活用するほうが理にかなっているような気がします。
- Tirelo-Setshaba
- ベストアンサー率35% (28/79)
昔は郡役所があり、市と同等の自治体組織(町村は郡の下)でした。大正末に郡の自治体としての機能が廃止され、単に地理的名称として現在も残っているだけです。 実質的に意味を持たないと思われているとの事ですが、その通りだと思います。
お礼
そうですよね。意味無いですよね。 でも、住所の記入に「○○郡」から書く習慣がまだ残っているようですので、今回質問させていただきました。
補足
早速のご回答ありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございました。 「地方自治体ではない」というのは初めて聞きました。単なる「行政区画」でしたら目くじらを立てるほどのことでないのかも知れません。