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木2階 N値計算とホールダウン金物について

初めまして。駆け出しの意匠設計屋です。 木造2階建ての設計でN値計算をしたところ、 ホールダウン金物(告示の(ヘ)以上)がひとつも必要ないという計算結果になってしまいます。 1階隅柱においても、N値1.0なので(ハ)で済んでしまいます。 自分はまだ経験が少なく、これまで木造は3階建てしか手がけたことがありませんから、構造計算(構造屋に外注)でやってきました。 2階建てだとこんなもんでよいのか?と不安に思っております。 ・建築基準法に従うだけでよい場合(10年保証の保険とか、公庫とか、とにかく他の規定のある第三者の審査がない場合)において、 N値計算結果がこのような場合には、すなわちホールダウン不要、ということでよいのでしょうか? ・法律上はともかく、1階の隅だけはホールダウンを入れておこうと思うのですが、  1)N値計算式結果は1.0なのでホールダウン金物の中では最小の10kNにする  2)告示仕様規定に従うと20kNになる場所(出隅柱で2.5倍壁)なので20kNにする どちらにしたものか…迷っております。 耐力が大きなものにしておくに越したことはないのですが、 N値計算とは不要な金物を減らすための計算式でもあるわけだし… みなさまでしたら、どう判断されますか? よろしければご意見をお聞かせください。 

  • 88op
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  • river1
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回答No.3

追加の質問にお答えします。 設計者たる貴方が、正確に間違いの無い設計をすることを考えるなら、たとえ木造二階建てであっても構造計算をする必要があります。 構造計算は、面倒くさいと考えるなら、建築基準法に従わないとなりませんね。 建築基準法で求めた接合部金物ではなく、上のランクの金物を使うのは、一向に構いません。 設計者の判断です。 何かあった場合、責任を取るのは設計者です。 構造計算上は、接合部の安全率を上げたに過ぎない結果ですから。

88op
質問者

お礼

再度ありがとうございます。要点はたいへんよくわかりました。 基準法の建築確認のうえで2階建500m2以下が構造計算不要、というきまりごとが、 あくまで計算書の"添付"不要=つまり「審査はしませんからすべて設計者の責任でやりなさい、という意味」であることは、理解しております。 構造計算は面倒くさい、というつもりはないのですが、予算と時間に縛られる中で、 それをしなくても成り立ってしまう仕事があるとなればそうしたい…というのは正直な気持ちです。 複雑な形態や矩がないような変形したものになれば、2階建でも構造屋さんにお願いするところなのですが… 構造屋さんに頼まなくてもできてしまうが、構造的なことについての責任も負わなければならない、という小規模木造は、一番難しいです。 なお、今回、公庫は使いません。10年保証は使います、保険会社からは何らかの計算書類の提出を求められると思うので、 壁量とN値計算の書類だけはきちんと作成しておきます。 …ちなみに、ホールダウンは常に必要なのだと思い込んでいました^^; 現場でお世話になっている大工さんから、「(法改正以後)ホールダウンのない物件なんてやったことがない」と聞かされていたので。 (おそらくハウスメーカーなどには社内基準があり、平屋でも2階建てでも、常に多めに入れているのかな、と思います。) 設計しながら、壁の種類と配置のバランスには気をつけておりますが、 金物の数や種類まで直感的に推定できるようにならねばな(もちろん後で計算で確認するとしても)、と思います。がんばります。 本当にありがとうございました^^

その他の回答 (2)

  • river1
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回答No.2

はじめまして! 北国に住む構造計算も出来る万能建築設計屋です。 木造二階建ては、延べ面積500平方メートル超えなければ構造計算が必要としません。 ホールダウン金物は、原則として柱に引き抜きがかかる部分に入れなければ成りません。 平屋及び二階建ては、三階建てとは違いますので、間取りや柱・耐力壁の配置によって、または建物の幅によって必ずしもホールダウン金物を使わない場合もあります。 公庫に出す書類に計算した書類を添付すれば問題は無いと思います。 基本方針は、建築基準法に従いましょう。 もし如何しても入れたいと思うなら、木造二階建てでも本格的な構造計算をおこなわないと判定できませんよ。

88op
質問者

補足

ありがとうございます。たいへん恐れ入りますが、よろしければ補足をお願いいたします。 >基本方針は、建築基準法に従いましょう。 >もし如何しても入れたいと思うなら、木造二階建てでも本格的な構造計算をおこなわないと判定できませんよ。 これはつまり…例えば今回の物件の場合… もし入れるのであれば、金物の選定は3階建て同様の構造計算によるべきなので、 例えば「簡易計算法でN値1.0の柱だけど大き目の1.8用のホールダウンを入れておこう」という(自分のような)考え方だと、バランスを欠く恐れがあるのでやめておくべきだ。 構造計算をせず、基準法に従った簡易計算法によることとし、その結果がホールダウン不要ならば、何も入れないのがもっともよい。 …ということでしょうか? ちょっと、深読みをしすぎでしょうか…^^;? すみません、よろしければもう少し補足をお願いします…

  • qwer1668
  • ベストアンサー率11% (3/27)
回答No.1

私は(1)とします。 他の専門家さんもそうでは?

88op
質問者

お礼

早速ありがとうございます。 (こちらのサイトはよく拝見していたのですが、本当に回答が早くて助かります) やはりせっかく計算法が定められているのだから、わざわざ仕様規定を持ち出すことはないですよね^^; 10kNで考えてみます。 どうもありがとうございました。

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