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第二次世界大戦中の日米間の諜報戦について教えてください

こんにちわ。 パールハーバーへの日本海軍の来襲をルーズベルト大統領は事前察知していたのではないかという説はすでに語られて久しいですが、ではアメリカは大戦を通じてどのような諜報網を日本に対して敷いていたのでしょうか。 また敗戦直前にほとんどの資料は遺棄されてしまったようですが、日本とてアメリカに対してまったく何も情報工作をしていなかったとは考えにくいです。 海軍の暗号電文が米軍側にだだ漏れだったのは有名な話ですが、(「パープル暗号」の話です)それ以外に何か暗躍するスパイ、張り巡らされる情報網、といった逸話は残っていないのでしょうか。

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みんなの回答

  • komes
  • ベストアンサー率29% (147/494)
回答No.3

諜報戦の最たるものは暗号電文の解読でしょう。 どのような情報でも本国に知らせるには無電電報によるか連絡員の直接通報しかありません。  通常交通は途絶していますから無電電報しかありません。 この為暗号の強度を競い、解読にしのぎを削るわけです。 暗号の解読技術は英国が最高でした。 これが米国に提供されましたから日本の電文は全て米国に筒抜けになったのです。 日本の対米諜報機関も存在しましたが殆ど壊滅したか日本での情報軽視の為機能しなかったのが実態です。 一方米軍は情報の重要性を重視し多くの人員、能力をこの分野に投入していました。 暗号の強度を高める為、アメリカ先住民の方言まで使用したことは有名です。  これに対し日本ではアイヌや沖縄方言の活用の意識もなく、それを行ったとしても、米軍の日本語研究家によって解読されたでしょう。 スパイはスパイと見破られたらおしまいです。 本来影の存在です。

maple2007
質問者

お礼

ありがとうございます。 英国は貧弱な本国が多くの海外領土を抱えているという体制が長かったために情報機関が発達したと聞いたことがありますが、さもありなんですよね( ^ ^ ;) 日本も遅ればせながら帝国主義体制となり1941~42年頃に主に南洋諸国で最大版図を広げますが、せいぜい三年程度でろうそくが吹き消されるように本国へ押し戻されてしまいます。 何が違ったのかと考えるに、やはり諜報機関の質の差のような気がしてなりません。というより、諜報というものに対する姿勢の違いでしょうか。 何故だか「007は二度死ぬ」で故丹波哲郎氏が演じたタイガー田中の面影が目をよぎってなりません(笑)

  • thisaway
  • ベストアンサー率29% (35/120)
回答No.2

日本の対米諜報活動で有名なのは須磨機関(東機関)のベラスコでしょう。 当時中立国であったスペイン公使の須磨弥吉郎は対米諜報機関「東機関」をスペイン人ベラスコと共に設立し、さまざまな対米諜報活動を行ないました。アメリカの原爆開発の情報までつかみましたが、東機関が本国へ報告する送信は全て米側に傍受され、1944年半ば頃には東機関の諜報員達は米側防諜機関により全て暗殺又は逮捕され、首領のベラスコも地下に潜伏逃亡するなどし東機関は壊滅に追い込まれています。敗戦後、須磨氏は大物スパイとしてA級戦犯指名(不起訴)されています。 東機関の他にもF機関や光機関などいろいろありましたが、これら各機関から本国へもたらされる情報は混交玉石で大本営内でうまく活用されたことは無かったようです。 余談ですが、だいぶ昔(数十年前)、NHK特集でこの須磨機関が特集され、長い逃亡生活から開放されたベラスコや須磨弥吉郎などが出演しこれら関係者のインタビューを元に制作された番組がありましたが、番組の最後で、年老い病床に伏す須磨氏がベラスコに宛てた友情あふれるビデオレターを見終わった老人ベラスコが、人目をはばからず号泣するシーンがとても印象的でした。 また、開戦前に日本の外交暗号が解読され、日本側の対米交渉の内情が米側に筒抜けだったことは有名ですが、 実は日本も何らかの諜報活動により米政府内の対日交渉の内情を把握していたことが最近の研究(神戸大学 簑原俊洋助教授)で明らかになっています。この研究によれば日本側が提示した妥協案(乙案)受諾で米政府内がまとまりつつあったことまで正確に把握してましたが、直前でハルノートに差し替えられたまでは把握できなかったようです。

maple2007
質問者

お礼

ありがとうございます。 べラスコ氏の本を読んで見ましたが、ちょっとコレはユダヤ陰謀説が強すぎたりしてどうも「トンデモ本」の気配がします( ^ ^ ;)。著者がベラスコ氏にまんまとケムに巻かれているのかもしれませんが。 そういえばハルノートについては作成に強く関わった財務次官補が戦後ソ連の息のかかった人物だと看做されて追放されるなど、なかなかコレひとつとっても単純でない事情が隠されているようですね。 世界の動きそのものが諜報戦によって決定されるとは私は思いませんが、後になってみると色々と隠されていた事情が明らかになるのは面白いものです。

  • pbf
  • ベストアンサー率16% (49/300)
回答No.1

ゾルゲ事件は有名ですね。彼はバルバロッサ作戦の開始日までモスクワに報告していたというから驚きです。ドイツの特派員として来日した彼は近衛文麿側近グループにまで食い込んでいたわけですが、実はソヴィエトのスパイだっただけでなく、なんとドイツ・アメリカにも日本の情報を与えていた三重スパイだったことが最近の研究で明らかになっています。

maple2007
質問者

お礼

ありがとうございます。 ゾルゲ氏は風貌もそれっぽくて多くの作品で取り上げられていますが、まだまだ未解明の部分もあるのですね。スターリンがゾルゲ情報の信憑性にあまり信用を置いていなかったことも有名ですが、3重スパイの件が真実とすると、単なる独裁者の猜疑心ではなくそれなりに根拠があったのかもしれません。 今後の研究が待たれます。

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