• ベストアンサー
※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:対米最終覚書)

太平洋戦争開戦前後のアメリカ大使館の不手際について

このQ&Aのポイント
  • 太平洋戦争開戦前後のアメリカ大使館の不手際について、井口さんの『開戦神話』では、宣戦布告の電文が遅れた理由について反論しています。
  • 海底ケーブルや暗号化について、ハルノートなどの情報も参考にしながら、日本の外務省と大使館の通信手順について疑問を持っています。
  • 現段階では、電文が暗号化されたカタカナの文章として送信されていた可能性もあるが、まだ正確な理解は得られていません。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.4

東京中央電信局とRCA及 Mackay 両電信会社がどのような回線でつながっているのか、調べてみましたが、よく分かりませんでした。 >海底ケーブルの歴史は意外と古く、対米の海底ケーブルは1931年から存在していたようです。仮に無線通信であれば筒抜けになってしまうのはやむを得ないといえるのでしょうが 筒抜けになる理由は、下記記事が参考になると思います。 デイリー新潮 「暗号解読」で明らかになった「真珠湾攻撃」77年目の真実――「情報と通信」で読み解く太平洋戦争 https://www.dailyshincho.jp/article/2018/12070640/?all=1 お陰様で集中して考えることができて、私の疑問も少し減りました。 また、別の疑問も出てきましたが、この程度でおきたいと思います。 よい質問をありがとうございました。

その他の回答 (3)

回答No.3

#1、2です。 >電文というと、カタカナで送られるというイメージが強いですが、カタカナの文章を暗号化したということなのでしょうか そうです。漢字、カタカナ、数字、英字まじりのふつうの文を暗号化しました。 外務省の場合、暗号化された電文に使用される文字はアルファベット26文字だけです。 原勝洋、北村新三『暗号に敗れた日本』(PHP研究所)から一部簡略して抜粋します。 通信文は通常は日本語で起案され(英文のものもあった)、次に暗文化されるが、この際、日本語をそのままローマ字綴り(当時の資料を見るとヘボン式も訓令式もあり)にするのではない。ここには、文字数を減らすためとかつ秘匿のために、記号用のコードが使われた。例としては、1,2,3といった数字、イ、ロ、ハなどの文字、(中略)極秘、至急、ハイフンやスペース、~における、などのコードがローマ字の1~3字で定義されていた。 (抜粋終わり) ここでwiki「パープル式暗号」の「7.パープル暗号電文の翻訳(復号)例」を見ますとなんとなく分かった気がしました。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%AB%E6%9A%97%E5%8F%B7  >大使館と外務省の間ではこの方法がスタンダードになっていたのでしょうか たとえば、本国とのやりとりは必ずこうすべし。というようなルールが決まっていれば、この最後の電文も同じ方法がとられたのではないか よく分かりませんが、奥村勝蔵陳述書 「対米最終回答文発出前後ノ事情ニ関スル記憶(昭和20年10月30日奥村記)は参考になると思います。 「本省カラハ対米回答文ヲ電信スルニ当リ、同ジ物ヲRCA及 Mackay 両電信会社ヲ通ジ打電シタ由デアル 。…中略…実ハ私ハ此ノ事実ハ先日聞ク迄全然知ラ無カッタ。勿論之ハ対米回答発出ニ関スル最初ノ訓令ノ中ニモ言及シテ無カッタ。若シ之ガ事実トスレバ電信ノ解読ヲ或程度渋滞サセタデアロウコトガ推察サレルノデアル。」 と述べている。 この文中「勿論之ハ対米回答発出ニ関スル最初ノ訓令ノ中ニモ言及シテ無カッタ。」は重要だと思います。 緊迫の対米交渉に当たり、外務省本省が大使館に対する訓令の中に「二箇ノ経路ヲ利用打電」という話はなかったということが分かります。 >「発送」というのは原文をその「中央電信局」に持ち込んだということではないでしょうか >当時の電文であれば紙面で申し込む以外の方法はないのでは 先の回答で紹介した「九州大学学術情報リポジトリ」(9/25ページ)に次のような記述を見付けました。 亀山は911号の一語訂正電報に関しては「電報原文に依れば12月7日午後7時20分外務省内電信分局より東京中央電信局に発送せられて居りますから(弁護側文書第2050A)当時の実情に照らし遅くも其の一時間後には東京中央電信局より直接米国に向け、発電せられたるものと思考します」 外務省内に電信分室があったのですね。 次から次と新しい発見があります。

noname#249103
質問者

お礼

ありがとうございます 興味は尽きないです 外務省内部に電信分室があったというのは 「やっぱりそうか!」 と思ってしまいました 暗号化されたとはいえ、原文を持ち歩くのはいかにも不用心ですよね 内容が内容ですから Wikiのパープル暗号も見てみました 面白いけれど、わからないことが多いですね。 これも別個に調べてみたいと思いました 雑誌の特集で、「暗号」がありました 過去に各種の暗号があり、そのいくつかを組み合わせたのがパープル暗号だと思うのですが、特定できません そして、現時点での最新の暗号はRSAという方法なのだそうです 全く画期的な暗号で、素数を応用しています パープル暗号を考案した人もエニグマを解読した人も、RSAを知ったらひっくり返ってしまいそうなアイデアです

回答No.2

#1です。 一部訂正します。誠に申し訳ございません。 電信課長(亀山一二)の証言で 「14本目の電報は、記録によれば東京中央電信局よりの発電時刻は、12月7日午後5時にMKY経由で、午後6時にRCA経由で発送された。」と書きましたが、この証言はウソらしいです。否、ウソと断定できると思います 「RCA」だけのようです。 対米開戦通告の遅延に関して、外務省本省の責任ではなく、出先機関に責任を押し付けるために、外務省上層部の加瀬俊一や亀山一二が練り上げたストーリーだと言うことです。 次の論文に詳しいです。 九州大学学術情報リポジトリ「対米開戦通告の遅延と外務省の訂正電報 : 第九〇三号と第九〇六号の東京発信時刻と日本大使館配達時刻」 https://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/opac_download_md/1650887/p001.pdf#search='%E5%A4%96%E4%BA%A4%E9%9B%BB%E5%A0%B1+%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E4%B8%AD%E5%A4%AE%E9%9B%BB%E4%BF%A1%E5%B1%80+RCA'  6/25ページの一部を抜粋します。 「昭和17年7月の時点でローズベルト大統領の騙まし討ち演説を受け、ラジオ放送でこのことを知った時点で、外務省(加瀬俊一)は開戦通告の遅延の対策を講じておく必要に気付き、何らかの工作に迫られたのであろう。加瀬は昭和一七年と東京裁判対策に迫られた敗戦後、それぞれ対策を講じたのである。」 抜粋終わり。 「二箇ノ経路ヲ利用打電」は加瀬の“思いつき”だったのですね。 全く何が何やら分からなくなりました。 暗号電文については少しだけ分かりましたので、明日中にまとめます。

noname#249103
質問者

お礼

ありがとうございます RCAとMKY二種類の電信会社を利用して送信したという記述を他の本で、全く別の状況下でも行っていたという記述を見つけました 大使館と外務省の間ではこの方法がスタンダードになっていたのでしょうか たとえば、本国とのやりとりは必ずこうすべし。 というようなルールが決まっていれば、この最後の電文も同じ方法がとられたのではないか もうちょっと調べてみます

回答No.1

私も興味があって以前、図書館で調べたことがあります。 しかし、暗号化システムが難しくて、結局はよく理解できませんでした。 今回再チャレンジしてみます。 >ということは日本の当時の外務省からいわゆる郵便局に電文を申し込み、アメリカの郵便局に届いてから日本大使館に届けられるという手順になります。 須藤眞志『真珠湾奇襲論争』(講談社選書メチエ)では、郵便局ではなく東京中央電信局となっています。 当時外交電報発信の最終責任者は、電信課長(亀山一二)でした。 亀山によれば、東京中央電信局の記録に基づいて次のように記録しています。 以下、関連個所を抜粋します。 1.覚書最初の13本の電報は、12月6日の午後8時30分から7日午前0時20分の間、東京中央電信局に発送され、6日午後10時10分から7日午前1時50分にかけて米国に向けて発電された。‥以下略(P172) 2.(省略) 3.14本目の電報は、記録によれば東京中央電信局よりの発電時刻は、12月7日午後5時にMKY経由で、午後6時にRCA経由で発送された。‥以下略(以上、抜粋終わり) 上記1項の「12月6日の午後8時30分から7日午前0時20分の間、東京中央電信局に発送され」の意味が分かりません。誰が、東京中央電信局に発送したのか、また「発送」とはどういうことなのか、私には分かりません。 そこで、原勝洋、北村新三『暗号に敗れた日本』(PHP研究所)を読んでみましたが、やはりすっきりしません。 以下、関連個所を抜粋します。 通信文は通常は日本語で起案され(英文のものもあった)、次に暗文化されるが、この際、日本語をそのままローマ字綴り(当時の資料を見るとヘボン式も訓令式もあり)にするのではない。‥以下略(P125) 暗号作成者は暗号機B型*に一文字(アルファベットのみ)ずつキーインし、出力タイプライターに出てくる暗文を得る。この後は、電信担当者にそれを渡し、無電で送信するかあるいは電信電報会社の電報で送る。 *暗号機B型:換字式の機械暗号機で97式と呼ばれ、外務省用のものをB型と言う。 Wiki「パープル式暗号」にはヤケに詳しく書いてありますが、詳しすぎてよく分かりません。 また、wikiは信頼できない場合も多々あります。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%AB%E6%9A%97%E5%8F%B7 以上、この程度のことしか分かりませんでした。 私も知りたいのでもう少し調べてみます。

noname#249103
質問者

お礼

ありがとうございます 当時の電信で送れるのはアルファベットだけだったのですね その暗号化を機械で行っていたという 一つ前進です 「発送」というのは原文をその「中央電信局」に持ち込んだということではないでしょうか 当時の電文であれば紙面で申し込む以外の方法はないのでは この本を読んでから細かな疑問が次々にわいてきました 私も調べてみたいと思います

関連するQ&A

専門家に質問してみよう