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マルクス経済学の「余剰価値」の意味
文系で、マルクス主義の概要を知りたく勉強しております。 「余剰価値」とは、どういう意味なのでしょうか?? いくつかの説明を読んでも、経済学の知識がないと分かりにくいようです。 どなたか簡素なことばで説明して下さる方、どうかご協力してくださいますようよろしくお願いいたします。
- walkdontrun
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- 経済学・経営学
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当時は革命的だったようですが、現代ではかなり偏った上めんどくさい考え方です。 Aさんの1日の生活費=給料を1万円とします。 Aさんは工作機械を使って物を作る時、1時間当たり5000円の新たな商品を作る事が出来ます。 この時材料を1時間当たり2000円分使い、工作機械は1000万円で1万時間使うと壊れてしまうとすると。 一時間辺りの 材料費=2000円 工作機械の値段/工作機械の耐久使用時間 = 1000円 となります。この時商品の売り上げから経費を引いた。残りの儲けは5000-3000=2000円です。 ですから、1万円の新たな価値を手に入れるには5時間で良いはずなのにAさんは8時間働かされています。 このとき余計に働いた3時間が剰余価値(利潤)といい資本家は何もしていないのに、労働者の労働の成果を搾取しているという考え方です。 剰余価値を更に高める方法には2種類あります。 一つは労働時間の延長、もう一つは技術革新です。 一つ目は簡単、今まで8時間だったのを給料据え置きで10時間労働にすれば2時間分の儲けはソックリそのまま資本家に流れます。 二つ目は、今まで2時間かかっていた作業が1時間ですむようになれば、儲けが二倍以上になるというわけです。 ですから資本家は労働者をより長時間、より効率よく働かせようとするのだという考え方です。 これらの考え方は、作業革命当時の劣悪で一律な労働者をモデルに作られた考え方です。当時は10歳の子供を10時間以上働かせていたり、大人は15時間とか働いていたわけです。 それらを問題視したマルクスが考えた概念なのですが、ミクロ経済学の二大生産資源は労働力と資本であるという考え方の方がシンプルで応用性が高く理論として優れていると思います。
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- FMVNB50GJ
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剰余価値=剰余労働時間 ある時点の生産物に含まれている労働時間=必要労働時間+剰余労働時間 ある時点=たとえば、一年間 必要労働時間=社会的な平均の「必要」を満たしたところの生産物に含まれている労働時間 マルクス主義の概要ですか。 剰余価値についていえば、上記の考え方をたとえば貧富の差に適用すれば、剰余価値をどのようにすればそうなるか、ということだと思います。 とはいえ、価値=労働時間という概念は、マルクスがはじめて考えたものではないとのこと。 もっとも、価値=価格とするなら、ある時点の生産物たとえば60キログラムの米に含まれている労働時間は、個々の生産で多少の違いがあっても平均的に考えられるだけでなく、市場によって平均として扱われるということです。それは、1台の同じクラスの自動車であっても、1Kwの電力であっても、1箱のティッシュペーパーであっても。 どのようにして実際の生産から剰余価値を抜き取るのかは、価値と価値形態との区別が必要です。したがって、価値形態の完成された姿=貨幣形態が重要なんです。 もし、価値が価格と等しいならば、1台の自動車に含まれている労働時間とその労働との価格は等しくなければなりません。そこで剰余価値をどのようにして抜き取るかです。 矛盾でしょうか。
お礼
ご回答どうもありがとうございました!
- j1asano
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過去の質問にありました。↓ http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1193316
お礼
ありがとうございます!検索不足でした。
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