- ベストアンサー
眼科ご専門の先生にご質問させて頂きたいと思います。
私、35歳の男性です。職業は銀行員です。 小学5年生の時から、右目の中に微生物というかカビというか何か半透明のそういうものが浮かんでいるのが見えるようになりました。目を動かす度にユラユラと流されているように動いて見た目も悪く不愉快です。しかし、他人に言っても取り合ってもらえないような気がしていたのでこれまで誰にも言っておりません。少し目の病気を調べた中で「飛蚊症」というのがありましたが、これと同じ症例と考えたらいいものなのでしょうか?だとするとこれを完全に取り除いてしまうことは無理なのでしょうか?よろしければご回答を下さい。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
眼科医です。 飛蚊症は外来診療の中で毎日見聞きするもので決して珍しくありません。 少ない日でも3~4人、多い日には10人に達します。 中学生くらいから各年代にありますが、最も多いのはやはり40歳以上になります。 原因は、若い人(30代まで)は、胎児期の硝子体中の血管の残りのものが見える、40歳以上では離水と後部硝子体剥離が多いです。これらは生理的飛蚊症と呼ばれて治療の必要のないものです。 でもごく一部に網膜裂孔を発見することがあります。 これは網膜はく離に繋がる病的所見ですので、その場でレーザー光線による治療を施行してます。 万一既に網膜はく離で発見された場合は大学病院にご紹介しています。 まずは、念の為に早めに眼科を受診してください。 なお、消えますか? と聞かれれば、たとえレーザー光線を掛けても網膜はく離の手術をしても飛蚊症そのものは消えません、目の中のシワとお考え下さい・・とお話しています。 硝子体の全取替えは不可能で、手術などすれば返って出血が残ってさらに大きな飛蚊症の原因になるでしょうから。 見えるのは真剣に仕事をしている時や夢中でテレビを見ている時ではなくて、ボーッと白い壁やノートを見ている時だと思います。 気にしなければ良い、実際はかなりの人に見えているから・・とお答えすることが多いです。 医者から見ても大きな硝子体の濁りを殆ど気にしない人もいらっしゃる一方、生理的飛蚊症を気にするあまりノイローゼになる方もいます。 これはあまりに損していると思いませんか?杞憂と呼べるでしょう。 心配ないと医者に言われたら、なるべく気にせずに生活するのが一番です。 たまの精密検査は忘れずに・・・。 下記のURLは、いつも私が外来で患者さんにお渡ししている日本眼科医会編集の小冊子と同じ内容です。ご参照ください。
その他の回答 (2)
- at251
- ベストアンサー率35% (38/108)
こんばんは。 僕は「飛蚊症」でした。 僕もkf120さんと同じように視界に半透明のゴミのようなものが浮かんでいるという症状がありました。 これを放っておくと,網膜が裂けてしまい,網膜裂孔というもの,ひどい場合には網膜剥離になって失明してしまうと医者には診断されました。 失明する頻度としては10人に1人くらいと言われましたが,もしものことがあるので,手遅れになる前に,手術をしました。 レーザーで網膜の隙間の裂けかけている部分をうめると言う簡単な手術です。 放っておけば,もっと複雑で大変な手術をしなければならないみたいです。 手術をした後の今では以前のようなゴミのようなものが視界に浮かぶということもなくなりました。 こういったものは個々人によって症状が異なってくるでしょうが,一度,眼科医にかかって,きちんと検査をしていただくことをお勧めいたします。 飛蚊症でもそうでなくても,診断を受けて一安心した方が良いと思います。 ダラダラとまとまりのない文章になってしまいましたが,ご参考になれば幸いです。
お礼
詳しいご解説をありがとうございました。貴重なお時間を割いていただいてお礼の申し上げようもございません。それから、ご返事が大変遅くなりましたことをお許しくださいませ。私はとある銀行の海外部門に勤務しているものであり、今般も長期の海外出張に出ておりましたためこのようなことになってしまいました。飛蚊症も恐いのですね。認識を新にしました。つきましては一度近くの眼科医に相談してみることに致します。本当にありがとうございました。
以下の参考URLサイトは参考になりますでしょうか? 「飛蚊症」 ●http://www.santen.co.jp/health/hakuri.html (網膜剥離の症状と治療) ◎http://www.sankei.co.jp/databox/karada/html/028.html (飛蚊症) さらにTOPページで「飛蚊症」と入れて検索すると沢山Hitしますので参考にしてください。 ご参考まで。
お礼
貴重なお時間を割いていただいてありがとうございました。それから、ご返事が大変遅くなりましたことをお許しくださいませ。お教えいただいたサイトを一度見てみますね。本当にありがとうございました。
お礼
大変専門的で詳しいご解説をありがとうございました。貴重なお時間を割いていただいてお礼の申し上げようもございません。それから、ご返事が大変遅くなりましたことをお許しくださいませ。私はとある銀行の海外部門に勤務しているものであり、今般も長期の海外出張に出ておりましたためこのようなことになってしまいました。先生のご解説を拝読し少し安心を致しました、私だけがこのような症状を有している訳ではないのだなと。つきましては一度近くの眼科医に相談してみることに致します。本当にありがとうございました。