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宗教は全体主義になるのか?
宗教の目的は、その宗教が広がり世の人々が幸せになることだとします。その宗教が広がって、たとえば日本中を席巻した場合、戦中の全体主義と同じようになるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。 宗教が広がって日本をその宗教色に染めた場合、個人の自由な思想は認められるのでしょうか? 宗教の教義ではそのように理解すればいいのでしょうか?
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こんばんは。 特定の宗教が日本中を席巻した場合、個人の自由な思想は認められなくなるでしょう。 ただ、これは日本の憲法で思想宗教の自由を保障しているので現実には有り得ないことです。 宗教の目的で広く布教しようという宗教ばかりではありません。他を尊重して共存共栄していきたいという崇高な教えもあります。 新興宗教にありがちなのは排他的で、他の宗教を否定することから自己の存在を認めさせようとしているところもあります。 強引な勧誘や高額なお布施を必要としている新興宗教は、本来の信仰による心の安寧を求めることとは離れがちで、常に批判の対象になっています。 自己の心の拠り所を得るのにいたずらに勢力を広げることに熱中することなく、自己のこころと信仰の対象とを素直に向かい合うことだけで良いと思いますがいかがでしょうか。
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おっしゃるとおりです。 宗教の定義をそのようにとるならば、個人主義は駆逐され、個人の自由な発想は許されなくなります。 教義の内容次第というところではありますが……。 現存の宗教の場合、ほどんどのケースで「神」という架空の存在を「実在すると仮定する」ところから教義が始まるため、個人の自由を許しようがないわけです。
お礼
さっそくのご回答心より感謝いたします。 参考になりました。 ありがとうございます。
お礼
ご回答心より感謝申し上げます。 ご回答者さまのゆったりとした文章、明確な論旨にたいへん感動いたしました。 非常に納得いたしました。 ありがとうございます。